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◆不定期日記ログ◆

■2025-06-24
熾烈なる歯列矯正生活5
 歯列矯正を始めて10か月となった。前回までのお話はこちらにまとまっている。

 2か月かけて、つまり2回に分けて、犬歯のあたりにはまっていた仮の歯が外された。これは一時的に高さを出し、前歯も奥歯も噛み合わないようにするための装置である。俺の場合はこれが「正しい咬合位置」に顎を持っていくための矯正装置でもあった。
 これが少しずつ削られていき、段階的に奥歯が使えるようになっていった……わけだが、いよいよ仮の歯が外され元通りになっても、咬合位置の変わった奥歯はとうぜん噛み合わず、相変わらず咀嚼には難儀している。

 前回、歯が動いたことによって知覚過敏が発生して困った話をしたが、これはシュミテクトを歯間ブラシにつけて直塗りすることで改善した。
 今回はさらにそれとは別に、仮の歯が被さっていて磨きにくかった犬歯の根元が虫歯に蝕まれていることが判明した。こちらは全く染みていないので発見が遅れるとこだった。念の為受診しておいてよかった。


 検診で撮った口内の写真が手に入ったので、去年までの悲惨な歯列の様子と、ほぼ1年でどの程度歯が動いたのかをご覧に入れたい。しかしそのまま掲載すると不快広告と同罪になっちまうので、抽象化したものをご用意した。こちらである。
歯列矯正
2024→2025
 これは下顎の比較である。一年間でこれだけ揃った。塗りつぶしてしまったので立体感がわからないと思うが、奥歯が引っ込んだというよりは、内側に向かって生えていた前歯を起こして外側に向けたというのが実態のようだ。
 最後の前歯を起こすときなんて、細いワイヤーを繋いだあと、すごい腕力で引っ張ってメリメリと一瞬で起こしてしまうのだ。それを太いワイヤーに結んで固定する。ワイヤーってもっとこう……弱い力をかけ続けて歯を動かすもんだと思ってたけど……まさか腕力で歯の向きが変わるとは……衝撃的だった。

 今回いちばんなんとかしたい、ほぼ横向きに倒れている歯は、仮の歯の土台になっていたためワイヤーも繋がっておらず手付かずである。これもいつかメリメリって起き上がらせるのだろうか。怖い。できればゆっくり起こしてほしい。