Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

■2025-04-03
風になる
 春……それは多くの生き物が、冬眠明けや繁殖などで活動が活発になる季節。
 そしてその大きなうねりは我が家にも影響を及ぼした。

ギター
 おや、我が家のギターが……?

ウクレレ
 繁殖しているーッ!!
 ギターってやつはハムスターと同様、単為生殖する生き物だったのかァーッ!!
 いやー可愛いですね、ギターの幼体はまだ弦が4本しか生えてないんですねえ……。


 というわけで、ウクレレがやってきた。
 俺は常々、「ギターの5・6弦って外しちゃダメかな?」と思ってきた。バレーコードができない事実から逃げ続けているからだ。以前、代表的バレーコードであるFとBmをいかに誤魔化しているかという戦いの記録を書いたが、そもそも指4本に対して弦6本は多すぎる。初代ギターフリークスは3ボタンだぞ。
 なので、4弦しかないウクレレは俺にとっての福音となるだろうと予感していた。しかし懸念事項があった。

スペースギター&ウクレレ by BingAI
スペースギター&ウクレレ by BingAI
 ギターとウクレレ、コードの押さえ方がぜんぜんちがう。

 せっかくギターの主要コードを身につけたのに、さらにこれを覚えていったら混乱の元だ。どっちがどっちかわかんなくなる可能性が高い。なので、娘氏の入門用に買ってはみるものの、真面目に取り組むことはしないでおこう……と思っていた。
 しかし、説明書に「既にギターをお弾きになる方は、ギター用のコードの5・6弦を省くことで対応できます」と書いてある。その場合CをFに移調し……? えっとつまりどういうコトだ?

もすかう
Guiter(key-1)
 これのキーをさらに-7すればいいわけだ?
 
もすかう
Ukulele(key-8)
 アッなにこれ……同じだッ! コードは違うけど上4本の押さえ方が同じッ!!
 じゃあもう全ての曲のキーを-7(あるいは+5)すれば、ウクレレ用のコードを一切覚えずに、ギター用のコード譜を見ながら5・6弦を無視して弾いていいってコトじゃあないか! イージーモードか!?

 まあ実際はキーを-7もしたら原曲からぜんぜん音域が離れてしまって別の曲みたいになってしまうことは、カラオケで皆様ご経験済みだとは思う。しかしイージーモードの代償としては破格である。
 たとえば上記の譜面において、俺がギターでBを鳴らす場合、バレーコードができないため5・6弦を無視して弾く。その指運びはウクレレと完全に一致している。鳴らせない部分を鳴らさなくていいよと言ってくれる、無限の優しさを感じる。

 こうして俺は、ウクレレのコード表をいっさい見ないまま、わずか1日でウクレレをギター同様に弾けるようになってしまった。
 とはいえ、ギターコードでウクレレを弾くと、コードを構成する音が欠けてしまう、あるいはコード内での一番低い音が変わってしまう関係で、違和感が出る部分がある。多少の補正か妥協は必要といえるだろう。

【ギターと比べてウクレレのよいところ】
  • 指4本に対して弦4本なので、コードが押さえやすい。弾ける曲が一気に広がるのはイージーモードの魅力。
  • 左手でコードを正確に押さえているという実感があるので、右手で力強くストロークすることができる。
  • ナイロン弦で指にやさしい。これはすでにギターによって左手の指の皮が硬質化しているせいかもしれない。
  • 小型軽量のため極めて取り回しがよい。やはりすぐに手に取りすぐに弾けるようにしておくことが楽器習熟のカギ。

【ギターと比べてウクレレのいまいちなところ】
  • 弦が4本しかないので、押さえ損ねた弦があるとギターよりミスが目立つ。
  • 成人男性が押さえるにはフレットの幅が狭すぎる。指が太い人はそもそも押さえられない。俺は細い方だがそれでもギリギリ。
  • 本体が小さすぎて、どうやって構えるとかっこいいのかがいまいちわからない。
  • カポタストをつけてキーを変えようとするとカポが邪魔すぎる。ウクレレ専用のやつならいいのかな?
  • かっこいい曲も悲しい曲もなんかお気楽な感じになってしまう。シブい低音はギターの強み。
  • 無限に甘やかされてしまいギターに戻れなくなってしまう。そしてギターを触った時に「うおデッカ……」ってなってしまう。

 3日もすると、娘氏も簡単なコードならさらっと押さえられるようになってしまった。まあ娘氏がウクレレ弾いてんならパパは頑張ってギターに踏みとどまるべきだろう。
 俺はさしあたって、つじあやのの「COVER GIRL」を聴くなどしてウクレレアレンジのなんたるかを学習している。つじあやの……それは日本中のウクレレプレイヤーのメンターでありつづける偉大なアーティスト……。