◆不定期日記ログ◆
- ■2019-06-25
- レモン太郎
娘氏「桃太郎のおはなししてほしい」
ぼく「えー桃太郎は昨日もやったから別のフルーツがいい」
娘氏「じゃあレモン太郎がいい」
ぼく「わかった」
『レモン太郎』
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流から、巨大なレモンが流れてきました。
おばあさんは夢でも見ているのかと思いましたが、それは現実でした。夢ならばどれほどよかったでしょう。
おばあさんは思わずそのレモンを拾いあげて、胸に残り離れない苦いレモンの匂いを感じながら、家に持ち帰りました。
おじいさんとおばあさんがレモンを切ると、なんと中から元気の良い男の子が出てきました。
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、レモンから生まれた男の子を、レモン太郎と名付けて育てることにしました。
レモン太郎はすくすく育って、やがて立派なTEENAGE RIOTになりました。
そしてある日、レモン太郎が言いました。
「もう一度遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌うので、僕は鬼ヶ島へ行って、悪い鬼を退治してきます」
レモン太郎のために、おばあさんはクランベリーとパンケーキを作り、おじいさんは「LOSER」と書かれた旗を作りました。
そうして、レモン太郎は鬼ヶ島へと出発しました。
旅の途中で、レモン太郎は三匹の動物に出会いました。
それはイヌ、サル、そしてFlamingoでした。
レモン太郎は三匹を仲間に加え、鬼ヶ島を目指しました。
苦しい旅の末、レモン太郎の一行は、ついに鬼ヶ島へ辿りつきました。
そこはまさに今後千年草も生えない砂の惑星でした。
「みんな! かかれ!」
レモン太郎の号令で、鬼たちとの激しい戦いが始まりました。
イヌは鬼にかみつき、サルは鬼をひっかき、Flamingoは踊るままふらふら笑ってもう帰らない。
雷雨の中、レモン太郎は鬼の親分と激しく剣を交えました。
そのうちレモン太郎ははっと気づきました。
「その声は、我が友、菅田将暉ではないか?」
なんと鬼ちゃんの正体は、かつてともにひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った竹馬の友、菅田将暉だったのです。
どれだけ背丈が変わろうとも、そこには変わらない何かがあったのでした。
しかし、今更悲しいと叫ぶにはあまりに全てが遅すぎました。
レモン太郎と鬼ちゃんは互いに最後の力をぶつけ合いました。
あたりは激しい光に包まれました。
パッと花火が
夜に咲いた
夜に咲いて
静かに消えた
こうしてレモン太郎は鬼を退治し、おじいさんとおばあさんの元に帰ったのでした。
手にはいっぱいの宝を抱えて。
らるらりら。
※実際に物語った内容を盛りに盛ってお送りしています
ぼく「えー桃太郎は昨日もやったから別のフルーツがいい」
娘氏「じゃあレモン太郎がいい」
ぼく「わかった」
『レモン太郎』
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流から、巨大なレモンが流れてきました。
おばあさんは夢でも見ているのかと思いましたが、それは現実でした。夢ならばどれほどよかったでしょう。
おばあさんは思わずそのレモンを拾いあげて、胸に残り離れない苦いレモンの匂いを感じながら、家に持ち帰りました。
おじいさんとおばあさんがレモンを切ると、なんと中から元気の良い男の子が出てきました。
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、レモンから生まれた男の子を、レモン太郎と名付けて育てることにしました。
レモン太郎はすくすく育って、やがて立派なTEENAGE RIOTになりました。
そしてある日、レモン太郎が言いました。
「もう一度遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌うので、僕は鬼ヶ島へ行って、悪い鬼を退治してきます」
レモン太郎のために、おばあさんはクランベリーとパンケーキを作り、おじいさんは「LOSER」と書かれた旗を作りました。
そうして、レモン太郎は鬼ヶ島へと出発しました。
旅の途中で、レモン太郎は三匹の動物に出会いました。
それはイヌ、サル、そしてFlamingoでした。
レモン太郎は三匹を仲間に加え、鬼ヶ島を目指しました。
苦しい旅の末、レモン太郎の一行は、ついに鬼ヶ島へ辿りつきました。
そこはまさに今後千年草も生えない砂の惑星でした。
「みんな! かかれ!」
レモン太郎の号令で、鬼たちとの激しい戦いが始まりました。
イヌは鬼にかみつき、サルは鬼をひっかき、Flamingoは踊るままふらふら笑ってもう帰らない。
雷雨の中、レモン太郎は鬼の親分と激しく剣を交えました。
そのうちレモン太郎ははっと気づきました。
「その声は、我が友、菅田将暉ではないか?」
なんと鬼ちゃんの正体は、かつてともにひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った竹馬の友、菅田将暉だったのです。
どれだけ背丈が変わろうとも、そこには変わらない何かがあったのでした。
しかし、今更悲しいと叫ぶにはあまりに全てが遅すぎました。
レモン太郎と鬼ちゃんは互いに最後の力をぶつけ合いました。
あたりは激しい光に包まれました。
パッと花火が
夜に咲いた
夜に咲いて
静かに消えた
こうしてレモン太郎は鬼を退治し、おじいさんとおばあさんの元に帰ったのでした。
手にはいっぱいの宝を抱えて。
らるらりら。
※実際に物語った内容を盛りに盛ってお送りしています