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◆不定期日記ログ◆

■2012-12-31
1月1日の謎
 そもそも「なんで新年は1月1日から始まるのか?」などという疑問を抱いたのが間違いだった。


 旧暦の正月はわかる。農事的に重要な季節の手前の新月の日を暦のスタートの日と定めたのだ。
 旧正月には天文的裏付けがある。しかしいまの元日にはなにもない。
 いったいなぜこの日が暦のスタートなのか?

 調べてみるといろいろ複雑な経緯をたどっており、しかも諸説あるようだ。
 春分の日を暦のスタートとしたあと、3月(March)から1月(January)へと開始月をずらし、かつ暦のズレを修正したら今の1月1日の位置になった……などの説があるが、いまいちスッキリしない。
 それならいっそ、冬至などわかりやすい天文的な特徴のある日にするべきではなかったのか?

 そういえば、クリスマスはもともと冬至のお祭りだったと聞いたことがある。
 キリスト教圏で、異教徒の冬至の祭りをやめさせるために、キリストの降誕日をそこにぶつけたとか。日付が冬至とズレてるのは暦がズレたからだろう。
 これについて調べていたところ、恐ろしい記述に行き当たってしまった。

 キリスト教は異教の習慣を破棄しようとして、クリスマス期間(12月25日~1月6日)に新年を取り込み、これとは別に新年を祝うことを禁止した。しかし異教の慣習を無視することは難しく、ついに6世紀中葉、キリスト誕生後8日目のこの日を〈キリスト割礼の日〉として祝うことを認めた。

平凡社 世界大百科事典 【新年】より

 キリスト割礼の日!?
 割礼ってアレだろ、男性器の、アレを、アレする……
 当時のユダヤ教では当然なんだろうけど……
 俺たちはジーザスのコックの皮がカットオフされるのをカウントダウンしてたのか!?
 知りたくなかった!知りたくなかったー!!