Oneside Flat Web
[Fallout4]ウェイストランド開拓記-12
前回のフォールアウト4!
「輝きの海」でインスティチュートの科学者バージルを発見!
バージルさんの情報に従い、インスにテレポートするためのコードを入手したてばさき村長だったが、テレポート装置は一人の手には余る代物だった!
■ Out of the Fire
インスティチュートにテレポートする機械をつくるためには、どこか組織の力を借りる必要がある。それだけ大掛かりな設備なのだ。となると、それ以前の問題として、それを建設する場所も確保しないといけない、ということではないか……? なにしろインスティチュートとつながる危険な装置。サンクチュアリには土地の余裕があるが、我が善良な村民(常にネガティブなロング夫妻を除く)を危ない目には合わせたくない。
そういえば、キャッスルのラジオを流したときに得た情報を放置している。新しい居住地を探しに行ってみよう。前回久々にレールロードに行ってディーコンさんと目があったので、今度はディーコンさんを伴って旅立った。このおっさんは行く先々で早着替えをしてくるので見ていて飽きない。
情報に従ってたどり着いたフィンチ・ファームでは、農場主のアブラハム・フィンチさんが盗まれた家宝の剣のことを相談してきた。こんな時代に剣が家宝になるのか……。他の家族の話を総合すると、どうやら息子ジェイクがアブラハムさんとケンカして、近くの製鉄所を占有するレイダーに加わるべく、家宝の剣を持って行ってしまったのだそうだ。ていうか製鉄所近いな。リビア衛星アレイのスパミュも目視できる位置だしよくお前ら今まで生きてたな。
剣とジェイクさんを探してサウガス製鉄所へ向かう。徒歩1分かからない。ここのレイダーはフォージと呼ばれていて他と区別されている。特徴としては炎と鉄を崇めていることで、火炎瓶の精密遠投と火炎放射器でヒャッハーしてくる。「汚物は消毒」という世紀末の掟をキッチリ踏まえてくる由緒あるレイダーなのだ。なんの由緒だ。工場内のコンピューターの記録を見るとなかなかイカレた奴らであることがわかり、こんな奴らの門を叩いたジェイクさんの安否が伺われる。
最奥にはパワーアーマーを着込んだスラッグという名前のリーダーがいて、ジェイクさんに捕虜を殺してみせるよう命令しているところだった。ジェイクさんは完全にビビっていた。こいつはだめだ。一応家に帰るように言ったが、当然それを許可するスラッグではない。「3つ数える間に殺せ」とか言ってカウントダウンを始めた。
シルバーシュラウドの時のアレを思い出したが、今回は別に相手の話が終わるまで待っててやる義理はない。カウント1と同時にVATSクリティカルで頭をふっとばしてやった。せっかくパワーアーマー着ててもヘルメットがないんじゃ生身と変わらないな! 残ったAPで火炎攻撃してくる取り巻きの連中の頭もふっとばしてやった。正直外で火炎放射野郎に囲まれたときのほうがきつかった。
家宝の剣シシケバブはスラッグの死体から無事に回収できた。家宝にしては名前も見た目もファンキーすぎる。まず刀身が燃えている。燃えているのは今まで殺してきた人達の「人間の脂」!! ……ではなく普通にバーナーがついている。これはなんなの、スラッグによって魔改造されたの?
こんな剣でもアブラハムさんのところに持ってったらお礼をくれたし、ジェイクさんと仲直りしたことによって剣もくれた。あっありがとう……やっぱ魔改造されてたんじゃ……。
なんにせよこれでフィンチ・ファームが居住地として解放された。しかしせっかく一家四人が暮らしを取り戻したのに、そこにテレポーターのような物騒な装置を置くのは忍びない。てばさき村長はかつて自分も持っていた暖かな家族の暮らしを眺めながら、次なる居住地候補を求めて旅立つのであった……。
なお頂いた家宝の剣は、ちょっと使いこなす自信がないので、サンクチュアリを物騒な恰好でぶらぶらしている危険人物ジュン・ロング氏に貸与した。この人歩き方までネガティブなせいでなんか異常殺人者みたいな風貌を醸し出している。これで存分にサンクチュアリをぶらぶらして、略奪者たちにプレッシャーを与えてほしい。
■ Croup Manor
あとミニッツメンのラジオで得た地点は「クループ家の館」という場所。名前からしてテレポーター置くのに適した場所とは思えないな……。なんか海上に伸びた細長い道の先の島だし……。だがとりあえず行ってみる。
道中にはたいした敵拠点もないし余裕……と思ったらなんか駐車場に無意味にセントリーボットがいてめちゃくちゃ銃撃を食らったし、細長い道の途中には脅威のキラーマシンであるアサルトロンが無意味に配備されていて意外と激戦になった。アサルトロンについてはこいつすごい勢いで走ってきて殺人ビームを撃ってくるので、油断すると一瞬でアノヨ行きになる。
たどり着いたクループ家の館はグールの巣窟だった。館は半壊しており、ここをマトモに改築するにはある意味マークウォーター建設現場より難易度が高いように思われた。三階の鍵のかかったドアの向こうには腐敗した光りし者が潜んでいて、俺はラピッドショットガンの威力不足を痛感させられた。……光るくらい放射線量ため込んでても、腐敗はするんだな……。
地下室には伝説級を含む多くのフェラルグールがいた。設置されたターミナル内のテキストデータを見ると、どうやら由緒ある(らしい)クループ家のみなさんのなれの果てらしい。すまんな、なんか君たち起き上がってきたら一気に囲んできそうな気配がしたもんでまとめて地雷で吹き飛ばしちまった。安らかに眠れ。
しかしまあ、こんな辺鄙なところに入植者を送ってテレポーター置くのはちょっと現実的とは言えないかな……目を離すとすぐにフェラルグールの死体が転がってるし、ここはパスしよう。
■ The Slog
ミニッツメンのラジオでは言われてなかったけど、サウガス製鉄所のすぐ北にある建物をのぞいたら、スロッグという農場があった。製鉄所のレイダーの長はスラッグ、隣の農場はスロッグ。とても紛らわしい。
ここがたびたび入植者の間で噂になってる「グールだけで経営している農場」だということはすぐにわかった。リーダーらしきワイズマンさん曰く、グールに対する差別心を払拭すべく、人々のためになることをしているとのことだ。なんと立派な。どのグールも「ゆっくり見てってくれ」とか気さくな言葉をかけてくれる。てばさき村長に「君の危険な一面を見た」だの「余計なことをしに来たのでなければいいが」みたいな暴言を吐く入植者は見習って頂きたい。
で、ここの名産はここでしか採れないタールベリーなんだそうだが、交易ルートをスーパーミュータントに邪魔されて困っているらしい。場所を聞いたら以前グリーントップ菜園を開放するときに殲滅した奴らだった。まーたあそこで悪さしてんのか。任せろ任せろ!
俺はただちにグリーントップ菜園からスパミュの巣の殲滅に出撃した。しかしグールの入植を支援するためにスパミュの住処を焼き払うというのも奇妙な感覚だな。まああいつらいきなり撃ってくるから仕方ないよな。命を大切にしないやつなんて大嫌いだ!
前と同じだし余裕ぶってミサイルランチャーとか叩き込んでたら、突如どっかからアサルトロンが飛び出してきて即死レーザーをぶちかましてきた。すいません派手にやりすぎました。これうまくやればアサルトロンとスパミュを戦わせることもできるのかな。いずれにせよ各個撃破したほうが早いが。
こうしてスロッグも無事ミニッツメンの保護下に入った。なんかロマサガ2の皇帝やってる気持ちだ。だがどの入植地よりも善良なここのグールの皆さんを危険にさらしたくはない……ここにテレポーターを置く選択肢はないな……。
■ Giddyup'n Go
ところでここの農園の端に、なんか「ギディアップ・バターカップ」というお馬さんのオモチャを作っているアーレンさんというグールがいた。話を聞くとオモチャの部品が足りないので「ウィルソン・アトマトイズ工場」に行って取ってきて欲しいと頼まれた。そうとう危険な場所らしい。危険な場所を危険だと忠告してくれるとはなんて親切な依頼者なんだ。
そういえばギディアップ・バターカップはあっちこっちで部品が手に入って、売るといい値段になるので助かっていたが、本体を見たことはなかった。あれは完成すると馬になるのか。今回手に入れるのはもっと特別な部品らしく、マップ南端ちかくに位置するその工場でしか手に入らないのだそうだ。
相変わらずにぎやかなマークウォーター建設現場より出撃して東へ。工場に巣くうスーパーミュータントの中にはウォーロードの称号を持つものもいて確かに危険だった。工場内には持ちきれないほどのギディアップ部品があった。売っても分解してもかなり旨いに違いない。アーレンさんには悪いが、特別な部品以外はおいしく頂こう。
ところで手元のマップには、ボストン中央部を探索したときに見つけた「ウィルソン・アトマトイズ」という建物の情報がある。あのときはスパミュの巣だったので近付かなかったが、こっちにもギディアップ部品がゴロゴロしているのでは? てばさき村長は舌なめずりした。
てばさき村長の予感は大当たりであった。そして驚くべきことに、ここの最上階の部屋にはアーレンさん本人の使っていたオフィスがあった。ビンゴかよ。パソコン内には200年前に録音された、アーレンさんの娘のメッセージが残されていた。依頼はされてないが、これも回収しておくべきだろう。
アーレンさんに約束の部品を渡し報酬をいただく。その後グールになる前のことを聞き出し、娘からのメッセージを渡すと、アーレンさんは何度もそのメッセージに聞き入っていた。後日尋ねるとアーレンさんは居なくなっていた。修理するオモチャを探しに旅立ったらしい。俺も行かなくては。てばさき村長は土地探しを再開した。
次回へ続く!