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[Fallout4]ウェイストランド開拓記-02

 前回のフォールアウト4!
 V.A.T.S.モードで索敵が可能と知ったてばさき村長は、町に電気を通すための銅……じゃなかった誘拐された赤子の情報を得るため、大都会ダイアモンドシティへと向かい南下を開始した!
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 おそるおそる進む俺のVATSに、いくつかの生体反応があった。緊張が走る。だがどうやら名前有りのNPC……敵ではなく行商人のようだ。カーラさんと名乗るその商人に取引をもちかけ、銅やネジなどの含まれたジャンクを買いあさり、俺は再びサンクチュアリへとファストトラベルで戻っていた。へへへ……これで浄水器とか置けるぜ……

 ……いやダイアモンドシティに行くんだよ俺は! 浄水器から換金用のおいしい水を回収した俺は、再び南へと旅立った。途中で野犬に襲われたが、もはや素早いだけの奴はVATSを操る俺の敵ではなかった。

 そうして進むうちに、またVATSに人間の気配がした。一軒の商店の前で店主のおばちゃんとヤクの売人が言い争っている。説得を試みたら撃たれて死んだ。まあ俺だってこんなヒョロい奴が「きえろ ぶっとばされんうちにな」みたいなこと言ってきたら撃つわ。直前でクイックセーブしていてよかった。

 先手必勝で撃ち殺そうかと思ったが、多勢に無勢。ここは先程の行商人から買ったCHA(魅力)の上がる装備に変えて再挑戦だ。
Fallout 4

 今度は無事に説得ができた。ただものではない気配を演出することに成功したようだ。CHAが高いと売買価格も有利になるのでお店では常識的な服装をした方がいい。ここでもまた電子回路やらギアやらが含まれたジャンクを買いあさり、俺は再びサンクチュアリへとファストトラベルで戻っていた。へへへ……これで防衛タレットとか増やせるぜ……

 ……いやダイアモンドシティに行くんだよ俺は! こんどこそ真面目に南下。途中にレキシントンという街があったが、VATSで覗いたところフェラルグールとかいうゾンビーの巣窟だったので無視した。あとコルベガ組立工場というでかい建物があり、ここは前に北の方の村の人から「中のレイダー野郎を一掃してくれ」という依頼を受けてはいたが、あまりの大きさと敵の多さを見て後回しにすることを決意した。とにかくダイアモンドシティだ、そこにはもっといい装備があるはず……!

Jewel of the Commonwealth
Fallout 4

 いよいよ街並みが大都会らしくなってきた。これが全部廃屋だったらジャンクあさりが終わらないところだが、大部分は中に入れないので逆に安心した。しかし街の中は恐ろしい。なぜか地雷がしかけてあるし、死角が多く、どこからグールやレイダーがやってくるかわかったもんじゃないからである。いまの装備では確実に死ぬ。なんでこんなロマリアからイシスへ直行するような気持ちで進まねばならんのか。視界の開けている川沿いに南下をしていく。

 橋を渡り、いよいよダイアモンドシティに近づいた。というかここがそうなのか? 細心の注意をはらって市街地を進む俺だったが、先ほどから前方でやたら銃撃音がする。もうビクビク進んでる場合じゃあない。俺は素早く戦場へと飛び込み、VATSを発動し状況判断を行った!
Fallout 4

 どうやらスーパーミュータントっていうマーベルのハルクみたいな奴と、ダイアモンドシティの警備員がドンパチやってるようだ。ここは当然警備員のほうに加勢だ。とはいえ接近してショットガンをぶち込めるほど防御に自信がないので、しょぼいスナイパーライフルでお茶を濁した。

 スーパーミュータントとミュータントわんわんは我々の弾幕の前に敗れ去った。スーパーミュータントとは……? 気になるがなかなかいい装備を身につけているようなので剥ぐ。警備員たちの話によるとここはまだダイアモンドシティではないらしい。看板に従ってまっすぐ進むと広場があり、そこに入口のゲートがあった。

 入口の前で妙な女が「ゲートをあけろ」って守衛さんに叫んでたので、加勢してついでに入れてもらうことにした。彼女の名はパイパー。新聞記者だ。新聞ってあったのか。なおViperではないので注意が必要だ。ゲートの中に入ったパイパーさんはさっそく市長にケンカ腰で取材をしていたが、俺は無関係を装ってダイアモンドシティへ入場した。
Fallout 4

 あっそういうこと……ダイアモンドって野球場のことだったのね……野球場の中に作られた町ってことか……えっじゃあ「グレート・グリーン・ジュエル」とかそういう愛称はなんだったの……ぜんぜんジュエルじゃねえじゃん……

 なりたちはともかくとして、ここにはたくさんのお店がある。床屋もあるし、放射能汚染を取り除いてくれる医者もいるし、整形手術をする医者もいる。俺は夢中になって装備とジャンクを買いあさった。さっき剥いだのと合わせて、ようやく防具が粗末なレイダーシリーズからレザー製になった。

 何度かサンクチュアリとダイアモンドシティを往復して、水を売って品物を買うことを繰り返していたら、人々の話からいくつかの地点がマップに追加された。その中にVault81という場所があった。おお……俺の憎きVault111のほかにも近所にVaultはあったのか。うまいこと市街地を避けて見に行ってみよう。
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 そういえばパイパーさんの自室でインタビューを受けたら仲間になってくれたので、わんわんをサンクチュアリの犬小屋に送り返し、しばらくパイパーさんと一緒に行くことにした。多少賑やかになったな。

 道中、クリケットさんという行商人に出会ったので装備を見せてもらう。スプレーアンドプレイという高価なサブマシンガンがあったのでこれを買うことを当面の目標にする。
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 Vault81では入場料として、パワーアーマーの燃料棒に使うフュージョンコア3つを要求された。手元には使用済みが1つと未使用品が2つある。使用済みでもいいらしいので、もったいないからちょっとパワーアーマー使ってこよう。

 再びアーマードてばさきと化した俺は、サンクチュアリ近辺のレイダーどもを圧倒的パワーで駆逐した。さらば衛星基地オリビアのヒャッハーども! あとなんかグールのいたウィケッド・シッピング社とかいうところの倉庫と、その南にあったサンシャシン・タイディングス農場も制圧した。力こそパワー!
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 脱線してても仕方ないので再びダイアモンドシティに戻る。だがここにはまだ様々なイベントがある。なんかロボと結婚してるセンセイに立ち会ったり、白衣のおねーさんに巨大虫の一部を持ってくるよう頼まれたり、壁を塗ってるおっさんのためにペンキを調達したり、野球ユニフォームのおっさんに伝説のボールを探してくるよう頼まれたりした。

 おっさんは野球のルールについて「片方のチームがベースボールバットと呼ばれるもので、もう片方のチームを死ぬまで殴るのさ。真実だぜ」って言っていた。「そんなの野球じゃない」って言っても信じてくれないしパイパーさんまで「マジで?」って言うし俺だけが狂人みたいだ……200年の時を経て、残った史料が民明書房の本だけだったということかよ……

 そんなおつかいの合間にもせっせとサンクチュアリの水を売りさばき、俺は順調にカネを貯めていた。このあたりの敵は強いので装備もよく、レザー装備は徐々にメタル装備へと変わっていった。スプレーアンドプレイも無事買えたし、そろそろ……えっと……あれ、俺何しに来てたんだっけ?

 あっ完全に忘れてた。俺は誘拐犯の情報を探してるんだった。なんかパイパーさんが探偵事務所に行けって言ってたな。顔だけでも出しておくか……。探偵事務所にはエリーさんという人が留守番していた。探偵のニックさんはなんか調査に出たっきり戻らないらしい。探さねば。だんだんRPGらしくなってきたな。

 次回へ続く!
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