ゼルダティアキン日記 その6
- 地底大決戦 -
前回のティアーズオブザキングダム!
地上絵を巡ってゼルダ姫の真相を探り、マスターソードも獲得したリンク。
ゼルダ姫の想いを胸に、ついにハイラル城へ……いやまて、まだやることたくさんあるぞ!?
■リンク氏、イーガ団になる
俺は装備品保管庫を建てながら考えた。
そういえばゲルド砂漠の地底に逃げていった
コーガ様のことを放置したままであった。このままハイラルを救ってしまっては彼の心を救うことができないではないか。
ゲルド砂漠といえばイーガ団の本部があるところであり、おそらくそこには前の冒険でできた深穴がある。その先にコーガ様がいるに違いない。
別に裏山のほうから侵入してもいいんだが、なぜか手元にはイーガ団変身セットが2つだけある。
たぶん、あとひとつのイーガ団支部を落としてから本部に行くべきなのだろう。
最後のイーガ団支部は、他の支部にあった絵地図でおおまかな場所はわかっている。しかし該当箇所には支部になりそうな建物がない。
空からだいぶ探したが、ない。
そのうち俺は捜索にあきて、ローメイ遺跡の攻略にいったり各地のグリオークを狩りにいったりしていた。
もう何も怖くない!
そんなことをしているうちに、俺は気が付いた。
そもそも
「建物を探す」という姿勢が間違っていた。絵地図に地点が示されているのだから、建物が見えなくともひたすら周辺を丹念に見ていくべきなのだ。
というわけでだいぶ遠回りをしたが、先入観を取っ払ってみれば何てことない位置にイーガ団支部はあった。
ここも速やかに制圧して、イーガ団コスプレセットを揃えることができた。
こうして完璧で究極のイーガ団が完成した。
以前ゲルドキャニオンで祠探しをしているとき、あからさまにイーガ団らしき施設を見つけていたので、そこを訪問したところなんか
幹部に昇進してしまった。寄り道のつもりが大変なことになっている気がするが、まあコーガ様に近づくために必要なことなのだろう……。
■リンク氏、ウオトリー村を救う
イーガ団も迷惑な存在だが、まああいつらは俺しか狙ってこないので迷惑度は相対的に低い。それより
海賊……ずっとウオトリー村を占拠しているボコブリンたちを、そろそろ排除するべきではないだろうか。
マスターソードも手に入れたし、大いなる力には大いなる責任が伴う。この際だから殲滅してしまおう。
というわけで、シャドウ4賢者+おもしろ戦車を使って夜襲をかけ、一人残らず駆逐してやった。
おもしろ戦車をいちいち戦場に運んでいくのは面倒だったが、うまく海賊船に乗っけて起動してやったらなかなか侮れない働きをしてくれた。
海賊を退けたら、次は破壊された村の復興である。
相変わらず俺のことをまったく覚えていないサクラダに、復興のための丸太を用意するよう命じられた。丸太は村から少し離れた林から伐採してこなければいけないらしい。
よろしい、では林内作業車だ。
積み方を間違えてなんかカッコよくなってしまったが、これで一度に運んでしまえばよいだろう。
おきあがりこぼしのゾナウギアがかなり万能である。
とりあえずなんでもコレとタイヤと操縦桿をつけておけば、乗り物として成立してしまう。
たとえばこんな棒っきれでも……
ウワーッ! シ、シドーッ!!
■リンク氏、コーガ様と戦う
さて、覚悟ができたのでイーガ団本部へと侵入する。
……が、結果から言うとここにコーガ様はいなかった。なんか特訓と称して大乱闘をしかけられただけだった。防御に不安はあるが、例のゴーレムギョリギョリ棒で突いて突いて突きまくったらあっさり全員しばくことができた。
仕方ないので前の冒険で空いた大穴から地底へ向かい、祠と根の対応を追って探索を始めた。地底にあるイーガ団の基地を落とすとブループリントの設計図が手に入るので、見かけ次第積極的にしばいていった。設計図が使えるものかどうかは別の問題だが。
あと明かりがついている場所はだいたいゾナニウム鉱石の採掘所なので、ここも積極的に襲撃して魔物をしばいておいた。ゾナニウムはトンチキマシンのバッテリー拡張に使うのでいくらあっても良い。
そして俺はゲルドの街の地底にあたる部分に至り、コーガ様の姿を発見した。
お前だけは本当の俺を見てくれる。サクラダに完全に忘れられていた心の傷を埋めてくれ。
コーガ様は今度は飛行ゾナウギアで襲ってきた。そんなもんはバネでハイジャンプして弓矢で本体を落とせばよい……が、コーガ様の意図を尊重し、俺もトンチキマシンで対抗してやろう。
というわけで今回のトンチキマシンは浮遊石+ゴーレム頭+光龍の固定ビーム砲台だッ!! 意外と高さが足りずに苦戦した。ロケットでギアを打ち上げる方法を学んでおけばよかった。
コーガ様はビームによってマシンから落下し、地面に埋まった下半身をさらにビームで焼かれていた。
これで終わりかと思ったらコーガ様は
ラネール廃坑へ逃げたようだ。
ラネール廃坑? まあラネール山のあたりやろ! ガハハ! とよく話を聞かないで行ったら全然それらしきものがなく、だいぶ無駄にマップを開拓してしまった。地底生活が長くなると、まず矢が枯渇する。次に回復アイテムが枯渇していく。無駄な行動は避けたい。
少し離れたところで見つけた石像を追っていくと、意外なことにラネール廃坑はゾーラの里の下にあることが明らかになった。話をよく聞こう。
出しな……てめーの……ゾナウギアを……
今回のコーガ様は水上を走るマシンを繰り出してきた。戦場が広いため俺の改良型固定ビーム砲台(真下の相手にも反応する)はあまり役に立たなかったが、それでもある程度きもいらせができたので満足した。
コーガ様はさらに
ヘブラ廃鉱へ逃げた。
これはどうせリトの村の下にあるのだろう。とはいえリトの村は湖の中に浮かぶ島であり、したがって地底では高い壁に囲まれているものと思われる。
トンネルかなにかあるのか? と思って像を追ってみたが、壁に向かって倒れている石像があるばかりで、周囲に迂回路らしきものはない。
俺は探索を早々に打ち切ってリトの村に飛び、島をつぶさに調べることで深穴のある洞窟を見つけることができた。やはり内側から入ることができたか……じゃああの意味ありげに倒れてる像はなんだったんだろう? 古代人、何のために像を?
出しな……てめーの……ゾナウギアを……
固定ビーム砲台をそのへんにあった戦車に搭載したトンチキマシンで向かうも、コーガ様はあきらかに既存のゾナウギアでは実現できないロボに乗ってきた。ズ、ズル!! そこまで堕ちたか!!
俺の戦車は役には立たなかったが、おきあがりこぼし+ゴーレム頭+光龍の最小構成ビーム砲台で地味なきもいらせをしつつ、回避ラッシュでボコボコにのしてやった。お前は強かった、だが間違った強さだった。
コーガ様はガノンドロフの眠るハイラル城地下に逃げて行ったが、ゴーレム曰くもう追わなくてよいとのこと。
これでようやく安心してハイラル城のダークゼルダ姫を追うことができる。待ってろガノンドロフ!
■リンク氏、ついにハイラル城に突入する
決戦に備えハイリアの服の最大強化を行ったが、あいにくの荒天で大妖精の迫力がすさまじいことになっていた。雷鳴とともに俺は勢いよく泉に引きずり込まれ、あたりには悲鳴だけがこだましていた。もう正直これがラスボスでいい。
さて、監視砦の鳥望台から飛び、上空のハイラル城に空から近づく。これ、今までいつでも行けたんだな、たぶん。他のことが忙しくってここに行ってみようっていう気持ちがぜんぜん湧いてこなかったな。
ハイラル城に降り立つと、ダークゼルダ姫の声が脳内に直接響き、脳内マップに直接目的地を指定された。明らかに罠であるが行くしかない。
たしかにゼルダ姫はそこで待っていたが、当然その姿は消え、魔物の群れに襲われることになった。こうやって各地でハイラルの民を惑わしていたのか許さん!
こうしてダークゼルダ姫を次々と葬り、ついに前の冒険の最終決戦の舞台である本丸に至った。オット! そのまえに念のため城の一番高いところまで登っておいたら案の定コログがいたのでよかった。
あー……ダークゼルダ姫の中身はガノンドロフ本人だったんだあ……。じゃあ馬宿で適当に指示したら人々が勝手にパンツ一丁になりだして、しかも勝手に
「さすがゼルダ様……指導者としても一流だったか……」とか褒められてガノンドロフはアワアワしてたんだね……。
だが襲ってきたのは
いつものファントムガノンであった。ただ数が多い。瘴気ダメージを警戒してサンサン料理を大量に持ち込んだのは正解であった。シャドウ賢者をフル活用して、5人がかりでターゲットを散らしてなんとか各個撃破した。
足元に大量の瘴気武器が転がる。勿体ないがそのまま使うわけにはいかないので盾にくっつけて持ち帰るしかない。あっコレ普通の武器にスクラビルドするとノーリスクで振り回せるな!? それじゃ空いてる武器にくっつけていくか。
結局ガノンドロフ本体は登場せず、ようやく集結したリアル4賢者に自己紹介しただけでガノンドロフは去って行った。決戦を覚悟して行ったのに……じゃあポーチ内のマックス料理はどうしたらいいんだよ……。
やむなく俺はプルアの待つ監視砦へと戻るのであった。
次回へ続く!