ちょっとだけ見たガノンドロフ本体の脅威を目にして会議を行う賢者とその関係者たち。ここで以前から気になっていた中指の指輪……
5人目の賢者についての推論が出た。ゼルダ姫じゃないんだ、5人目の賢者……。
5人目の賢者の情報を探るため、仲間たちはふたたび各地に散った。しかし4賢者のいた里に5人目の賢者がいるはずがない。各地に現れていたゼルダ姫がすべてダークゼルダ姫だったとするならば、ゼルダ姫が立ち入り禁止を命じたというカカリコ村の遺跡が怪しい。俺は直ちにカカリコ村に向かった。裸で。
これは俺がイベントを途中で放置したため、ゲーム開始から今までずっと固い石板の上で眠っていた宿屋の主人。
カカリコ村のワッカ遺跡を調査した結果、次の目的地がフィローネ地方の密林であることがわかった。アレッなんか思ったより長い道のりが待っているな……?
密林の遺跡では雷光装備と謎の儀式についての情報が得られた。
刻んでくるなぁ。ここで雷光装備を探すための宝箱センサーについて言及があるけど、幸いロベリーの追加機能はぜんぶまとめて解放したあとだったので良かった。宝箱のある小部屋は意外とすんなり見つかった。ここ、ワッカ遺跡のイベントをやる前だとどうなってるんだろう。普通に閉まってるだけかなぁ。
謎の儀式を終えると、今度は上空の雷雲が晴れ、新たな空島が姿を現した。ただちに上空へ飛び、連なる島を渡っていく。
最終的にゾナウ文明というよりはゾルディック文明というべきでかい扉につきあたり、体力を消費してブチ開けた。これを開くためにはハートがたぶん10個必要なようだ。
扉の奥にはなんかみたことのある仮面があり、今度はそれを地上へ運ぶ。すると地上の遺跡がそれに呼応して地底に繋がる深穴が開き
……いやずいぶん刻んでくるな!? 俺はもう最終決戦のつもりでいたんだけどこれ、まだだいぶ続きますね!? たしかにこれが4地方の神殿にあたるミッションだと思えばこれくらいの行程はあってしかるべきだな……甘く見ていた。
深穴の奥には「ゴーレム製造房」があった。仮面曰く、ここで自分の体になるゴーレムを作って欲しいとのこと。必要なパーツは4つ。「私達は一刻も早く出会わなければならない」って言ってるわりにまた刻んでくるな!?
パーツが保管されている蔵はいずれも近くにあるが、そこからここまで運んでくるには試練の祠のような作業が必要である。だが「ゴーレム作成」と言われて
奮い立たない男子おるか? 俺は今までにないモチベーションでゴーレムを組み上げた。
エエーッしかも搭乗可能なんだってェ!? 最高では!? 武装として各種ゾナウギアを装着可能! 全部集めてキミだけの最強ゴーレムを作り上げろ! DXミネルゴーレム!
俺はかつてないテンションで地底を進んでいった。
まあ多少歩くのが遅い感はあるが地面の瘴気ダメージを無視できるし、ジャンプができない代わりに落下ダメージを無視できるし、地底探索マシーンとしてはかなり便利だ。これぶっちゃけコーガ様より先にコッチだったな。
そして我々は魂の神殿に至った。そういえば時のオカリナではゲルドの賢者が魂だったっけ。
余計なことを考えていたらなんか似たようなゴーレムが現れ、ゴーレム合戦になった。基本戦法は「相手のパンチをガードしてこちらのパンチを叩き込む」の繰り返しであり、つまり
ゴエモンインパクトと考えればごくスムーズに倒すことができた。瘴気床に飛び降りてウツシエを撮影するのが一番しんどかった。
神殿で秘石を取り戻すと、ミネル様が脳内にヴィジョンを送り込んでくる。本来は空島でプルアパッドを回収した瞬間にこのゴーレムで参戦するつもりだったらしい。それはそれで面白そうだが違うゲームになってしまうな。
……ということは、ガノンドロフはまず魔物を差し向けてゴーレムをバラバラにして部品を4つの蔵に格納し、頭部パーツを空島の雷雲の中に隠したあと、ダークゼルダ様の姿を使って雷雲が晴れないようにカカリコ村に情報規制を敷いた……ってコト!? マメな奴だな!?
ミネル様はそれに続いて「過去のハイラルで起きた悲劇と、それを経たゼルダの覚悟」についてお話してくれるけど、
9割知ってる話だった。そしてゼルダが禁断の術で蘇らせたマスターソードがコレね。俺は最終決戦前のちょっとした寄り道のつもりでここまで来たから……もう持ってるんですよマスターソード。ミネル様の想定ではまだ持ってない感じだったっぽいけど、ゼルダ姫の泪がね、だいぶ情報量多かったんですよ。
こうして5人目の賢者との盟約が結ばれ、どこでもゴーレムできるようになった。やっぱこれもうちょい早くやっとくイベントだったのか……?
[[警告:このセクションにはエンディングまでのネタバレが記されている。メインチャレンジ「ガノンドロフ討伐」を終えていない人は終えてから読むことを強く推奨。]]
監視砦に戻ってプルアに報告したところ、5人目の賢者を見つけた件と、マスターソードを手に入れた件、そしてコーガ様からガノンドロフがハイラル城の地底にいることを聞きだした件について一度にビックリされた。エッ最後の情報も大事なやつだったの? 最終決戦の場所はなんかみんな暗黙の了解をしているものだとばかり思ってしまっていた。
というわけで一気に飛び込む。ここも今まで行こうと思えばいつでも行けた場所っぽいな……今作もチュートリアル終了後にまっすぐここに飛び込んでクリアすることってできるんだろうか。さすがに「ガノンドロフ討伐」のクエストが出てない状態では無理か。
地底についたらすぐバトルなのかと思ったら、道がさらに奥に続いていた。おおまかに一本道のようだが細部は意外と入り組んでいる。途中にライネルがいたので思わず死闘を繰り広げてしまった。最終決戦に向かう道にライネルがいるのは前の冒険でもおなじみである。
ライネルをナントカ倒し、さらにどんどん進んでいくと、賢者の力が届かなくなり、シャドウ賢者が全て消えてしまった。決戦が近い。
などと思っていると、微妙に知った場所に出た。壁画もある。これは……オープニングで歩いた道! あれ、確かにハイラル城の地下って言ってたけどこのレベルで地底だったんだ!?
俺が持っていたと思われるたいまつも転がっていた。てっきりハイラル城浮上で全部ぶっ壊れたんだと思ってたけど、それよりぜんぜん深いところにまるごと残ってるんじゃん。じゃあむしろ、チュートリアルが終わったあとすぐここに来ることこそが自然な流れだったんじゃないの!? 現場が保存されてるんなら言ってよ~~!
ガノンドロフのミイラに腕を持っていかれた場所は崩落しており、さらに深部へ向かう縦穴となっていた。音楽がどんどん緊張感を煽るものになっていくが臆することなく飛び込む。
そして縦穴の底で俺を待っていたのは……いやなんか
急に大量の敵が足止めしてくるんだけど!? 無双ゲーなのか? と思ったらリアル賢者たちがここで合流してくれた。
合流のときに前回の冒険の英傑ビームのテーマを思い起こさせるメロディが流れてたいへん滾る。ビーム撃ち込めばよかった英傑たちと違って、賢者たちは生身の肉体があるのでここまで来るのは大変だったと思う。ミネル様? ミネル様はどうやって移動してきたんだ……?
まあいい。ここで雑魚ラッシュがあり、かつ賢者が集結したということは、つまりやるべきことは総力戦だ。せっかくなのでブループリントでこれまで作ってきた戦車を作って起動し、自分はゼルダ姫のかわりにモドレコで雷撃ブーメランを戻したりして楽しんだ。
乱戦はキリがなく、最終的には
「ここは俺たちに任せてお前は進め」という感じのメソッドにより、俺はまたしても一人で最深部へと駒を進めた。
そしてお待ちかねの魔王ガノンドロフの復活である。俺は待ってたぜ……前の冒険ではただの災害と化していたから、ちゃんと魔王として立ちはだかってくれて嬉しい。風タクでメタボになったり、スマブラでホッピングおじさんになったりした過去のガノンドロフを今こそ払拭してくれ。
まずはタイマンでダメージを与えてゆくが……
ウワーッやめろ! お前がジャスト回避するのかよ! ウカツな攻撃はこれで無効化されてしまうので、棍棒など見えやすい攻撃を真面目にジャスト回避してラッシュをかけるのが堅い。
ジャスト回避されてしまっても、盾を構えておけばとりあえずダメージを受けることはない。幸い王家の盾はポーチにうなるほど在庫しているし、いくつかはイチカラ村に持ち返るための素材が付いたままになっている。無駄に瘴気の槍とか付いたままになってんじゃねえかよ!
ジャスト回避対策に慣れてくると、ウォーミングアップが済んだとばかりにガノンドロフが第二形態に移行。相手の体力も回復し……
ウワーッやめろ! お前体力ゲージがバカみたいになっちゃったじゃないか!
体力ゲージがバカみたいになった第二形態では、ファントムガノンをモリモリ召喚して物量でおしてくる。いやちょっと数が多いっすね……と思った瞬間にチューリが参戦、他の賢者も乱戦を続けるうちに順々に参戦してきて戦況は極めてカオスとなった。
こうなると被弾を防ぐことは難しい。もう目についた奴を殴りまくるしかない。幸いマスターソードは本気を出しており、この戦いの途中で定時退社することはない。
カオスの中、ガノンドロフ本体の体力を半分くらい持っていったところで、ガノンドロフも嫌になったのか残りのファントムごと賢者たちをログアウトさせた。再びタイマン勝負が始まる。
なんと今度はハートの最大値を削る攻撃を繰り出してくるが、避けるのを諦めて剣を振り回したら撃ち返すことができた。やはりラストバトルといえば撃ち返しよな。囲まれても回転斬りで全部撃ち返せるのでとてもありがたい。
そして
ウワーッやめろ! お前せっかくジャスト回避からのラッシュを入れたのにそのラッシュをジャスト回避するんじゃあない! ならば俺はその反撃をさらにジャスト回避してラッシュを入れる! どういう状況だよ!
無茶苦茶な戦いをしながら俺は考えた。そういえば前の冒険のラストバトルでは、ビームをパリィし損ねるとかなり苦しい状況に追い込まれた。それに比べればジャスト回避はタイミングが掴みやすいし、リスクも少ない。良い感じだ。
そんな丁々発止の末、持ち込んだサンサン料理の底が見え始めたころ、ようやくガノンドロフをやっつけることができた。
ガノンドロフはそのまま勢い良く
「自我も肉体も要らぬ!」といって秘石を飲み込み、黒龍となって地底から飛び出した。勢いが良すぎるだろ、おまえ自我が無くなっちゃったら前回の冒険の厄災と同じじゃないかよ。もっと自分を大事にしてくれ。
舞台は暗い地底から上空にいっきに飛び出す。そして白龍もやって来る。おまえさんはおまえさんで自我が無いのにちゃんと来るのかよ。引力、それは運命パワー!
ゼルダ姫の援護射撃でガノンを追うの、トワイライトプリンセスだったっけ。アレみたいでちょっといいよね。
このまま白龍を操ってバトルすんのかなと思ったら、手元に「飛び降りる」の文字。アッこれやっぱ俺が空中戦すんのね??
風の神殿でもやったからいくらでも射撃できるぜ覚悟しろーッ! と飛び降りたものの、弓の出番は無かった。どうやら弱点に着地して剣をブッ刺せばいいらしい。グライドスーツに着替えようかと思ったけどあのへんな格好でエンディングを迎えるのは嫌なので地道にパラセールした。
そして地道なパラセーリングの末、明らかに弱点らしきコアにマスターソードをぶち込んで、全ての戦いはおしまいになった。
やっちまったぜ……これからどうする?
DLCの先に、新しい冒険があるのかな?
だってゼルダ姫はこれもう完全に手遅れでしょ、厄災ガノンが一万年前に存在したんだから一万年以上も龍だったんでしょ? これを人間に戻すのはちょっと無理じゃない? DLCシナリオでじっくり方法を探して……
……?
……アッハイ、なんとかなるんですね……
テンポがはええや!!
これは全てのゲームが学ぶべき最高のQTE。このわずかな時間にゼルダの子守歌とかゼルダの伝説のテーマとか全部ぶっこんでくるのほんとズルなので助けて欲しい。考えてみればメインチャレンジは「ゼルダをさがして」なので、どうあってもゼルダ姫はちゃんと戻ってこないといけなかったんだな。
エンディングでメインテーマがドバッとくると俺が泣くことを理解している娘氏があらかじめハンカチを控えておいてくれてえらかった。
この一連の流れで俺が泣いた仕組みについてはこちらを参照されたし。
ラスボス戦が激アツになるメカニズムについてはこちらが詳しい。