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◆不定期日記ログ◆

■2026-08-03
人魚の島のひみつ
 久々に一家で映画館に行き、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきた。
 ハチワレは俺よりギターが上手く、ウサギは俺よりもウクレレが上手い。
 公開中の映画ではあるが、ちいかわはweb上に「全て」があるのでネタバレを気にしないでいく。

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』公式サイト
イラストレーター・ナガノ氏が描く、X発の漫画作品『ちいかわ』待望の初映画化!
https://chiikawa.toho-movie.jp

 連載中さんざん「劇場版大長編かよ」って言われてたセイレーン編が実際に劇場版大長編として目の前に現れ、納得するしかないデキだった。
 そして、およそ1年かけて1ページずつインストールされていった物語を99分で叩き込まれると、漫画では拾い損ねていた要素が良く見えてくるのであった。

 特に最後のキャンプファイヤーのシーンは誤読していた。
 ちいかわが罪の告発をできなかったのは、単に勇気がないからだと思っていたが、あれは「もし自分とハチワレが同じ状況になったら同じ罪を犯すだろうか」というコトを考えていたんだな。ラスト15分の無言の演技が凄すぎる。あの画風でなぜそんなに語れるんだ。
 そこに「いつまでも絶えることなく友達でいよう」と歌が重なるのがめちゃめちゃ重い。漫画ではさらっと読み進めてしまったが、「いつまでも絶えないこと」の悲しみを突きつけたあとにこれは……嫌さの格が違う。

ぼく「このお話、誰が悪かったんだと思う?」
娘氏「ちいかわの周りだけで言えばモモンガ」
ぼく「それは明確にそうだな」


 島二郎が活躍するシーンはもれなく面白いが、こいつ、改めて考えれば考えるほど「神」である。わりとSNSでの感想を見ていても神話を想起した人は多いっぽい。
 たとえばこれがジブリ映画だったら、序盤の島探険のときに朽ちた祠がちらっと映っただろう。一人取り残され絶望したちいかわにだけ、あのお店が見えたのだろう。そしてちいかわとヒトハ&フタバの信仰を得て、島二郎は神としての力を取り戻したのだろう。そういう説明なしにキャロライナ・リーパーが出てくるのが『ちいかわ』の凄いところだ。
 こういうことを書き散らしても「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」のネットミームをリプライされないのも『ちいかわ』の凄いところだ。

 この映画のヒットを受けて、関係者は当然「毎年劇場版を作りましょう!!」という話をしていると思うが、正直ナガノ先生以外にこの「変」と「嫌」を出せる人はいないと思うので、厳しいだろう。連載を積み重ね、何年後かに無限城編第一章をやってほしい。