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◆不定期日記ログ◆

■2017-11-25
まちにまった発表会
 娘氏、初めての発表会。

 娘氏はまだ3歳のクラスなので、運動会同様に年少さんのクラスに混じって歌や劇を行う。それじゃあ運動会のときのようにお手伝いに志願するか……とまたお手伝いアンケートに全部マルをつけて提出しようと思ったが、カレンダーの関係上、前日に仕事を休むことが難しかったのでおとなしくバツにした。経験が生きたな。


 そして当日!
中ホール
ハコがデカァァァァァいッ!
 いくらなんでも幼稚園の発表会にこのホールは……と思ったけどだいたい1階席がぎっしり埋まったので、ド田舎育ちの俺の物差しで測ってはいけない案件だった。おまちには人がいるのだ。このホールは奇しくも10年前、俺が大変な辱めを受けた場所である。代役として発見された細メガネによる中ホールの惨劇から10年……このステージに娘氏が立つとなるとその混迷はいかほどのものか察するにあまりある。


 まずは園児全員でおうたを歌って、次に3歳&年少さんのクラスが舞台に立った。おうたはすごい頑張っていた。娘氏は台の一番端で、隣のおともだちの横揺れが非常に元気で大きかったので、そのまま肩にGEKITOTZして落ちてしまうのではとハラハラしながら見守った。

 年少さん以上のクラスではメロディオン(登録商標)の演奏も行われた。さらに上のクラスになると木琴・鉄琴、太鼓なども増えて合奏となる。いったい娘氏はあと数年を経てどの楽器を担当するのだろうか。シンバルが花形だと思う。


 そして劇ッ! これも「3歳+年少」「年中」「年長」で3種類のおしばいが行われる! ひとつの役を2人~6人くらいに分割し、セリフ量を平均化して、かつ全員に舞台中央に出る機会を担保して……という工夫があらゆる教育現場で行われているのだろう。その苦労に敬意を抱かざるをえないし、「学芸会で木の役だった」みたいな学園モノでよく出るネタはどこからやってきたのか不思議だ。

 こうやって観る立場になるとこれホントすごいことだと思う。だってイルカの知能が5歳児くらいなんでしょう? イルカにこんなことできますか? できませんできませんイルカにはこんなこと絶対にできません。しかし子どもたちはピアノの演奏に合わせてすばやく所定の位置に移動し、ピアノが止むとセリフを順に言っていくワザを見せた。あれ……これなんかピアノの先生がピアノの音色で子どもたちを操ってないか? ハーメルンのピアノひき先生かよ。


 で、娘氏ですが、3歳児は年少さんクラスのおまけなので、出番もセリフも1つしかない。(まるであのときの俺のようだ)
 劇の最中に突然カンコンカンコンとウッドブロックの音色が鳴り響いたかと思ったら、舞台のすそからりすさんに扮した3歳さんが複数人現れて、

「「「にゃんにゃんにゃん ねこさんは やさしいな」」」

 と言ってまたカンコンカンコンという音色に操られるように退場していった。あっアイチャン出てきた出てきた……あっ行っちゃう行っちゃう……娘氏の仕事終了―――!!

 最後にまたみんなで壇上に上がり、園歌を合唱して発表会は幕を閉じた。この園歌は娘氏がときおり口ずさんでいたが歌詞がまったくもって不明だったので(音程はそれなり)ようやくフルサイズで聴くことができ感無量である。


 来年は娘氏は3歳児クラスのお手本になれるだろうか……全然心配はいらないと思うが歌うときの体の動かし方は教えないとなって思うパパチャンであった。