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◆不定期日記ログ◆

■2016-05-07
娘・PSP・新幹線・アンド・ヘル
 娘をつれて初めてのシンカンセン移動をした。
 ゴール田ウィークの行楽ではなく、残念ながら遠方で不幸があったためである。

 とにかく心配なのが「ちゃんと座っていられるか」「大声で騒いだりしないか」の2点。特に後者は普段ずーっとしゃべっている我が娘には困難な条件であることが予想される。
 発車してすぐ、静かな車内に「はやいねェー……あっ!はやいねェー」という娘の率直な感想が響く。一度何かの気づきを得たのにまた同じことを繰り返すあたりに語彙の貧弱さを感じるが、そんなことは今はどうでもいい。口に指をあてて「静かに」のジェスチャーをしたところ、それを『こぶたぬきつねこ』の「こぶた」と解釈し「こぶた♪たぬき♪」と歌い出してしまいあわや大惨事となるところであった。

 この困難な状況でなんとか娘の大人しさを引き出したのは、押し入れで眠っていたPSP goであった。これにPS3のTorneで録画したアンパンマンを書き出して喪服のポケットに携帯し、いつでも再生可能なようにしておいたのである。ありがとうPSP go……こんな素晴らしいハードのサポートを打ちきるメーカーがあるらしい。
 というかそもそも書き出せる機器に制限がありすぎるTorneさんサイドおよび地上波デジタル放送さんサイドに問題があるんだが、まあ使えたので今回は文句を言わないでおこう。
アンパンマン再生中
アンパンマン再生中
 それにしてもPSP goを持つ2歳児というのはなかなかパンチの効いた画だな。

 そんなこんなでなんとか到着。弔事の最中も抱っこした胸元に無音PSP goを忍ばせてアンパンマンを再生するチートによってなんとか御焼香までの時間をかせぐことができた。ありがとうPSP go…こんな素晴らしいハードのサポートを打ちきるメーカーがあるらしい。


 帰路は疲れからかややぐずり気味だったものの、オヤツなどで気を引いてなんとか間を持たせた。もうすぐ降車駅に到着という段になって、背もたれ越しに後ろの席のおばちゃんに「もうねむくないよ?」と謎のアピールを始めたり、そのおばちゃんに「ぱぱいるねェー」などと自慢げに俺を大紹介したりしたのはさすがに想定外であったが、これでまた遠出するための心理的ハードルを一つ越えた気がする。