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◆不定期日記ログ◆

■2014-10-29
10月のあいりさん
 あいりさんは生後157日目にして離乳食チャレンジを始めた。
 最初はトロトロにうらごししたおかゆを与えてみたところ、非常によい食い付きを見せた。「あーんして」と促さずとも、スプーンが来ると勝手に口を開けるレベル。ミルクは相変わらず嫌がるので,あいりさんは生まれついてのご飯派のようだ。
 なお離乳食チャレンジはその後も順調に、ニンジン、カボチャ、豆腐、サツマイモと発展していった。とくにサツマイモのときは器ごと奪い取ろうとする貪欲さで、俺の遺伝子を受け継いでいるとは思えぬ「食」へのこだわりを見せた。リンゴはあんまりよくなかったらしい。まだ酸っぱいものがよくわからぬと見える。


 あいりさんの中で床をバンバンするブームが始まった。
 バンバンした先にご両親の顔があろうとバンバンするので慈悲がない。
 ただ、バンバンした先にカサカサするものがあると優先的にカサカサし始めるので、とりあえずビニール的なものを与えてやれば良い。
 特に、お薬が入っていたビニール袋が、中に説明の紙が入っていて非常にいい感じらしかったので、ワイフの発案でそれにタノシイな絵を描いてあげることにした。
はらぺこあおむし
できたァー!
 これが著作権などの関係で僕らが用意できる限界のはらぺこあおむしである。


 あいりさんはおすわりがわりと安定するようになった。
 手を離すと数秒で倒れてしまうが、そのまま脇をもって抱え上げるとビシッとたっちできるので、脚力だけはかなり先行して強化されてきた感がある。
 ところでナンデおすわりのことを幼児語で「ちゃんこ」って言うんだぜ?と気になって調べてみたが、どうやら方言らしい。「ちゃんこ」が通じない地域もあるのだろうか。そして徳島県では「おちんこま」というらしく、ニューロンに強い衝撃を受けた。
 その後あいりさんを膝に乗せて「ちんこま ちんこま おちんこま~♪」と自作の歌を歌ってたらワイフに怒られた。これを歌いながらゆらゆらするとあいりさんが超喜ぶのでヤバイ。もう少し大きくなったら絶対この歌覚えてしまう。確実にヤバイ。


 あいりさんは相変わらず怒髪天を衝いている。
 俺も1歳くらいまでは怒髪天を衝いていたようなので、これはしばらく天を衝いたままなのではないかと思っている。たんぽぽの綿毛のようにフワッフワなので面白い。
 ある日、たわむれにドライヤーを持ち出して強引に髪を下ろしてみたところ完全に別人になったので、今後もこうやって髪を下ろす訓練をしていこうと思ったが、翌日からあいりさんがドライヤーを嫌がって泣くようになったので自重している。


 ワイフの手記によると、あいりさんは「あー」「いー」と喃語で喋っているときにこちらが真似をすると喃語で返事をしてくれるが、喃語に対して「そうなの?」と日本語で返事をすると華麗に無視するらしい。喃語以外のプロトコルでのアクセスは無効化するような仕様になっているのだろうか。それともただの気まぐれか。このへんの挙動は注意深く見守っていきたい。


 そういえば最近、ずいぶん寝付きが良くなったので大変ありがたい。ミルクを大量に与えれば勝手に寝てくれることが多い。そのかわり、不満や怒りをあらわすときの声がずいぶん決断的になってきたと思う。

 以上、生後6ヶ月となったあいりさんの記録。