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◆不定期日記ログ◆

■2013-02-07
田舎で暮らすということ
 「学力低下って言うけど、上がらなくていいんですよ学力なんて!」

 田舎の中学校の校長先生が冗談交じりに言った。
 ここは田舎も田舎、バスだって一時間に2本あれば御の字の町だ。
 それでもこのあたり一帯では、一番人口密度が高い学区だろう。

 この地域には高校がほとんどない。
 進学校に通うとなると、もう町を出て行かざるを得ない。
 一度町を出て行った子どもは、そのまま都会の大学へ進学し、二度と戻ってはこない。
 勉強して学歴を高めたところで、地元にそれを活かす産業がないのだから。
 この調子だと、20年後には人口が半減すると予測されている。

 田舎で暮らすというのは、かなり贅沢なことにあたるのかもしれない。
 買い物にも子育てにも余計な金がかかってしまう。
 産業の弱い町は税収も少なく、学校に下りてくる予算もかなり中抜きされてしまうらしい。

 「だからもう原発を呼べと!オスプレイも飛べと!」

 ちょっと先生落ち着いて!気持ちはわかるけど!まだシラフ!