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◆不定期日記ログ◆

■2011-06-16
キレイ×キレイ
 最近「キレキレ」という言葉を、ブログやテレビで目にするようになった。
 おおむね「絶好調」と同義のようだ。

 ここ数年「キレる奴」と言えば近づきたくない奴ナンバーワンだった。
 そんな「キレる」がまた褒め言葉として復権しつつあるというのか。
 こういうのは珍しい例じゃあないかと思う。

 「凄惨な」の「凄」は、だんだん「スゴイ」という褒め言葉に変化した。
 「ヤバイ」も同じ道をたどりつつあるが、まだとらえ方に差がある。
 「こだわり」はもう「拘る」という字面からしてマイナスだ。
 「~すぎる」も本来は「過ぎたるは及ばざるがごとし」みたいなニュアンスだったハズだ。でも海賊戦隊ゴーカイジャーの悪役「ワルズギル様」はなんか「悪すぎて逆に可愛い」みたいなレベルになっているので、本来の用途を思い起こさせてくれる。

 言葉の価値が逆転してしまう現象は多々あるが、この短期間で再逆転できるだろうか。
 「キレキレ」はその用途を見る限り、発祥はスポーツニュースか何かだろう。
 キレる奴の復権のため、是非頑張って欲しい。