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◆不定期日記ログ◆

■2011-01-07
何とか戦隊何とかジャー
 次の戦隊モノは「ゴーカイジャー」というらしい。
 今はゴセイジャーで、その前はシンケンジャーだ。

 ちょっとまて、「レンジャー」という言葉はもう使われないのか?
 その「ジャー」は何なんだ!?
 と、浅はかなツッコミをしかかったので、過去の戦隊名を少し調べてみた。
 関係ないが、知らない戦隊の主題歌を覚えてカラオケで歌うことは俺の趣味の一つだ。


 1975年のゴレンジャーが有名なので意外な感じがするが、1989年のターボレンジャーまで「~レンジャー」という戦隊は登場せず、戦隊名といえばダイナマンやチェンジマンのように「~マン」が主流だった。
 ジュウレンジャーやカクレンジャーなどがボコボコ出てくるのは90年代になってから。
 戦隊モノといえば○○レンジャー、というイメージは、けっこう最近になって植え付けられたものなのだ。 

 だが、こうして定番になった「レンジャー」は、早くも2002年にハリケンジャーによって「エンジャー」となり、2008年のゴーオンジャーで「ンジャー」に、そして2010年のゴセイジャーによって「ジャー」まで削られ、現在に至る。

 ではこの「ジャー」には何の意味があるのか。
 絞りカスになってしまった「ジャー」を不憫に思ったか、ゴセイジャーには「護星者」と漢字が当てられている。
 「ジャー→ジャ→者」ということらしい。
 英語の「~er」(この場合は~ger)と日本語の「○○者」の語感と意味が似ているのは、語感原理主義の考え方としては当然のことなので、納得するしかない。

 こうなると、遡って「真剣者」や「冒険者」という表記も考えられるので、ひとまずツッコミに対する防衛は可能だ。
 漢字のルーツを持たないハリケンジャーを集中的に批判すべきだろう。 


 それにしてもシンケンジャーの人気はいまだ根強いと聞く。
 東映のもつ時代劇のノウハウが生きたのだろうか。
 いっそのこと国民的時代劇・水戸黄門をモデルにして「最強戦隊ダイオウジャー」とかを作れば……

 と思ったが「最強ロボダイオージャ」はサンライズであった。
 無念である。