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◆不定期日記ログ◆

■2007-12-12
Vサインとは何者ぞ
 あなたは写真を撮られるときにVサインをするだろうか?
 子どもはする。ほぼ間違いなくする。授業中だろうが強行する。
 カメラに向けて勝利のポーズを取るならガッツポーズでもよかろうに、なぜか示し合わせたようにVサインをする。

 Vサインの起源に関しては諸説あるのでグーグル先生にでも聞いていただきたいが、日本で「写真に写るときはVサイン」がこれだけ流行したのは、1972年、カメラのCMで俳優の井上順がやったアドリブに端を発するらしい。

 干支が3巡するくらい過去の流行が、未だに子どもたちに受け継がれているとは驚かされる。
 一昨年はどこの小学校でも「フォー!」の声を聞いたが、去年はまったく聞かなかった。今年は「そんなの関係ねぇ!」がどこの小学校でも見られたが、来年は見ないだろう。
 そんな文化の消費社会たる日本で、これだけ根強く生き続けるVサイン。化け物のようだ。

 もし、カメラのCMの被写体が谷啓で、ポーズがガチョーンだったら、今頃日本人は皆ガチョーンで写真に写っていたのかもしれない。