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◆不定期日記ログ◆

■2007-05-15
てう気になる
 「元始女性は太陽であった」で有名な、フェミニストのパイオニアである平塚らいてう。
 果たして現代の男女平等論は、彼女の時代から一歩でも前進をしたのだろうか…という話ではない。

 なぜゆえ「らいてう」なのだ。
 ほかに歴史的仮名遣いで登場する偉人がいるか。
 「らいちょう」と書いたらいいではないか。

 ここまで頑なに現代仮名遣いを拒むということは、実は本当に「らいてう」だった可能性を考えなければならない。
 「らいてう」と書いて「らいてう」と読む!
 かなり前衛的な名前だが、なにしろ戦前の話だ。何があったかわかったもんじゃあない。

 僕らだって100年後、世界が一旦滅びてしまっていて、生き残りの学者が史料を発見したときに、

 「このユニセフというのは何だ」
 「これはユニセフと書いてユニショウと読むのだ」
 「そうか」

 みたいな会話を交わされたら成仏できないだろう。
 できないだろう!
 もう平塚らいてうのことが気になって眠れない!

 でも最近の中学校の教科書には普通に「平塚雷鳥」と書いてあったのでよく眠れます。