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◆不定期日記ログ◆

■2007-02-19
株と夢
 株式会社の「株」ってなんで株っていうんだ?
 という謎を探ってみたお話。

 よーするにアメリカでは切り株も株式会社のアレもStockというので、株式会社のアレを日本語訳するときにそのまま「株」としたと。
 おおざっぱにまとめると、それだけのお話のようだ。
 ちなみに在庫もStockというようで、「ストックしておく」みたいな言い方も、入ってくる時期が違ったら「株にしておく」になった可能性も否定できなくてややこしい。

 ところで僕は以前から「将来の夢」「寝て見る夢」の両方がなんで「夢」という同じ言葉で表されているのか疑問に思っていたが、どうやらこの株の話を踏まえると輪郭が見えてきた。

 ひょっとして、昔は「夢」には「寝て見る夢」の意味しかなかったのが、「dream」という単語が入ってきたときに、「dream」に「将来の夢」みたいな使い方があったもんだから、「夢」にもその意味を追加したのではないか?
 調べてもウラが取れなかったので残念ながら妄想だが、なかなか説得力のある妄想だと思う。

 もともと日本では「夢の如し」とか「夢のまた夢」とか、夢はたよりなくはかないものだという使い方が多いではないか。
 人の夢と書いて儚い。アグリアス・オークスだって知っている。
 対してdreamは、調べてみると喜びだとか音楽だとか、そういう楽しいイメージの語源をもっているらしい。

 このへんの日本人のネガティヴさ、アタイ好きだよ。