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◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  3月のオンライン  ~

■2026-02-28
マンスリーレポート:2月
 サビに入るとき短調から長調になるアニメ特撮主題歌は無数にあるが、サビで長調から短調になるのは『おジャ魔女カーニバル!!』しかないので、すごい。

PIPI
ピュイ?(急にどうした?)
 インターネットで雑に断言すると知見が集まるメソッドをやりたいんだけど拡散力がなさすぎてな……。
 では2月にやったこと、遊んだもの、読んだもの、観たものの記録だよ。
 

■生成AI

 最近仕事でGeminiくんを使役することが多くなったが、そんなGeminiくんが急に音楽生成に手を出したようなので、さっそく文鳥を称える詩を作って讃美歌を歌わせたりして遊んだ。
 Sunoと比較してかなり処理が速いが、それは現時点で30秒の制限があるからだろう。プロンプトを練らずに日本語でざっくり指定できるのは良い。
 教会の聖歌隊が文鳥を称える曲を作って! 歌詞はこれね!

Gemini
教会の聖歌隊が文鳥を神聖に、かつ力強く称える合唱曲を作成しました。

Gemini
♪ああ~ぶんどり~
 うん、文鳥を「ぶんどり」って読んでる以外は完璧! すごい技術だね!

Gemini
発音を修正し、より文鳥への愛が伝わるような神聖な雰囲気で再度作成してみます。もう一度生成してもよろしいでしょうか?
 おお、別途ひらがなで指定しようとしたけど勝手に直してくれるんだ。というかもう作成してるんだ?

Gemini
ご指摘いただいた「文鳥」の発音に注意しつつ、もう一度聖歌隊に命を吹き込んでもらいました。

Gemini
♪ああ~ぶんどり~
 この野郎……!
 AIは最近すげえ人間くさいから、こういう機械めいた挙動を見ると笑顔になってしまう。やっぱ文鳥を称える気持ちをAIに外注してちゃダメだな。せっかくアコースティックギターがあるんだから、自分の力で称えないと!
[C]文鳥 [Am7]それは [Em]君がみた小鳥
ぼく[F]が 見[Dm7]た 羽[G]
[C]文鳥 [Am7]それは [Em]ふれあいの小[Am]
[F]せの [G7]白い 羽[C]
ワイフ「だいぶ既存の曲だったけど!?」

■Splatoon 3

 先月末に急にアプデがあり、新システムのイカフローと体力ゲージが実装された。おそらく「4」へのテストであろう。
 体験してみたが、俺のような周囲が見えていないイカにとっては、なんかフローに入ったり入られたりするけど意識してるヒマがなく、体力ゲージも見えた瞬間にはどっちか死んでるのであんまり関係ない。つまりこれ以上画面の情報量が増えても俺には入ってこないという悲しい結論になった。でもまあ「味方の誰かがイカフローに入った」という効果音はどこにいても聞こえるので、攻めどきを見逃さないのはいいかもしれない。
 
 そんな環境で計測した今シーズンのブキチPは以下のとおり。
#nintendoswitch
 今回は既存のブキの再計測だけを行った。なぜか戯れで持った竹が大爆発してしまい、ベストナインに燦然と輝いている。竹以下の数値しか出なかった持ちブキは反省して欲しい。特に初代からずっと使ってるのにいまだに1500を超えないスプラシューターコラボ君!!
 だがそれ以外の持ちブキは最高値TOP10に入るようになって良かった。ラピッドブラスター、デュアルスイーパー、ジェットスイーパー、シャープマーカー、わかばなどだ。XP1500台の「チームメイトをキャリーする力」を持たぬイカにとっては計測はくじ引きみたいなものなので、試行回数を増やすしかないのだ。

 また本日はクマフェスことクマサン商会のランダム違法ブキ祭りであり、ステージも比較的やさしいムニ・エールとのことだったので、ニーサン一家の助けを得て2時間粘り、でんせつ600の銀バッヂを回収してきた。
 ランク500になってからスロッシャー×3とか酷い編成が連続しクマサンの悪意を感じた。

■Tiling Forest - Tiling Town Demo

 Steamで体験版が公開されているTiling Forestというパズルがすげえという話を聞いたのでやってみた。

 ルールは単純で、上記ストアページを見ていただければわかると思う。タイル状のフィールドを一筆書きの道で埋めることを目指すパズルだ。
 しかし最初は使えるタイルが極めて少ない。なので、まずは埋めずに「道だけつなげる」という一時クリア条件を満たして次のステージに進み、埋められるステージを探していく。
 埋めることができれば新しいタイルが手に入り、今度はそれを利用して埋められる・進むことができる場所を探す。これはメトロイドヴァニアだ。オープンワールド・メトロイドヴァニア・パズルゲームというとジャンル名を欲張りすぎの感があるが、要はそういうことだ。
Tiling Forest
 序盤からどう考えても「分岐する道のパネル」がないと埋まらないステージが続くので、「いったいいつ分岐パネルが手に入るんだろう、でも手に入ったら汎用性が高すぎてあっという間にクリアになってしまうんじゃないだろうか」と思いながらプレイしていたが、実際に分岐させる方法はまったく予想していない形で降ってきた。
 そして「ひとまずクリア」にたどり着くころには「どう考えても1マスの空白パネルがないと埋まらないステージがあるが、それが手に入ったら全部それで解決してしまうんじゃないだろうか」という疑問に、とんでもない方法で応えてくる。完全敗北だ……そんなのできるわけがない……!!

 体験版とはいえTiling Townとは別のゲーム扱いらしい。Tiling Town、これよりすごい難易度が襲ってくるのか……!?

■Doctor K

 2023年に『K2』の無料公開があり、その後『K2』の最新話を追いつつ『スーパードクターK』を履修していったんだけど、その中間の話である『Doctor K』がマガポケなら初回無料で読めることを知り、去年から少しずつ読み進めていた。

 それが今月、黒須一也登場回まで到達した。これが収録されている9巻が1998年発行なので30年近く前になる。このとき未就学児だった一也くんは『K2』連載中に小・中・高・大と現実と同じ速度で成長していき、去年いきなり結婚した。甥っ子の成長を見守ってきたような気持ちだ。
 そんな一也くんの初登場エピソードを読んで、「顔かたちが同じもう一人のオレがどういう人生を歩むのか……見てみたい」っていうKAZUYAさんにグッときてしまった。彼の人生が結婚までたどり着いたことをKAZUYAさんも麻純さんも知らない。知らせる術がない。40年近くにわたってリアルタイムの物語を紡いできた作品でなければ醸し出せない感慨であった。

■野球・文明・エイリアン

 ジャンプ+の異色野球漫画の双璧のひとつ『野球・文明・エイリアン』が最終打席を迎えた。(双璧のもう片方は言うまでもなく『サンキューピッチ』である。)
 第一話から凄まじいスピードでお話が進むので目が離せなくなり連載を追っていた。エイリアンの文明の話が立て込んでくると常に野球が現れて解決(解決??)してくるのがいさぎよい。終盤、急にアクセルを踏んだので「まさか次回最終回か!?」ってなったけど、まさかそこからさらに5回くらいアクセルを踏むとは思わなかった。
 
 結局第一話のワームホールはなんだったんだ、千葉マリンスタジアムではよくあることなのか? と思っていたが、最終話でなんか理解ワカってしまった。最終話最終コマには「END ...But baseball never ends!」というドすげえ声明が出されている。野球は文明やエイリアンより先にあるもので、仮に地球が滅亡したとしても続いていくものなのだ。そうだったとは……!!
 これが刺さった人は『全部ぶっ壊す』も刺さると思うので読んでみてほしい。へじていと&山岸菜先生の次回作にも期待しています。

■ニチアサ百景

 『名探偵プリキュア!』が始まった。

情報が溢れかえり、変化が目まぐるしい社会の中、
周りに流されずに「自分でとことん考える」ことを大切にしてほしい。
自分を見失わないように、意思をもって、未来を切り開いていってほしい。
そんな願いを込めて、名探偵をモチーフにした物語を描きます。

おうちのかたへ | 名探偵プリキュア!
 この声明文、『わんプリ』のときもあったけど、作品を通して「何を伝えたいか、そのために何を見せ、どんな気持ちになってほしいか」を事前に公開してくれるのはありがたい。メイン視聴層でない俺にとっては視聴する姿勢が定まる。それでAIやスマホが普及していない1999年にタイムスリップする話になったわけね。

 探偵モノとプリキュアはどちらも強固な枠組みをもつので、それらがケンカしてしまわないか不安だった……が、杞憂であった。
 探偵でなく名探偵(Star Detective)なのがポイントで、名探偵はプリキュアと同じく架空の存在なので、食い合うことはない。この世界の名探偵をプリキュアと呼べば良いだけの話だ。
 ただシナジーもないのは確かで、探偵をやったあとにプリキュアもやるのは尺としてキビシイ予感がある。爆速で推理パートに突入させるために、ぐいぐい事件に首を突っ込む中学生のことを関係者が無条件で信頼する。まあ、これについては平然と殺人事件現場に出入りする小学生が有名なので助かっている形だ。

 Aパートが終わったタイミングで「読者への挑戦状――現時点で犯人に至る手がかりはすべて提示した」という状態になるのもとても頑張っていて、CMの間に親子でナゾトキを楽しめる仕掛けになっている。メイン視聴者には毎回のナゾトキを、大きなお友達にはタイムスリップを軸とした設定の謎を、並行して提示していく構えである。
 たとえば2026年のあんなの母と1999年の小林は髪色と目の色が一致しているが、仮に小林があんなの母になる女だったとして……自分の未来を知ってしまうような展開が、このコンセプトの上に乗るだろうか? 敵組織に所属するプリキュア(なんかEDで仲良く踊ってますけど!?)とはどういうことなのか? バラまかれた謎がどのように回収されていくか想像が捗る。

 そして『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は最終回を迎え、戦隊の歴史が一区切りとなった。
 最終回前に「10話くらいまで現場は戦隊最終作になることを伝えられていなかった」「最終決戦を残して撮影が終わった後で降板騒ぎが起こった」という2つの情報を得て、俺は天を仰いだ。最終戦の「角乃! いけんのか!」をどんな気持ちで叫んでいたのか。
 それをこの最終回まで持って行けたのは偉業というほかない。俺は「この3か月ぶんのプロジェクト、仕様変更するから。納期はそのままね」って言われたら仕事をブン投げずにいられるだろうか。50年の歴史の重みと意地であろう。歓声も罵声も近寄れないほど滾ったプライドであろう。これを作った全員がヒーローだった。

 最後の願いが山盛りのフランクフルトだったのが本当に良くって、遠野くんはいつでもフランクフルトパーティが可能な人との繋がりを得たんだな、というのが一目でわかるまとめ方だった。それについて「滞納してる家賃は!?」ってツッコまれるのも良い。「負債も信用であり他者との繋がり」という話をすでにやっているのでポジティブである。

 それに続く『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は完全にいつもの味で、全身スーツでないほぼ生身の敵を殴りまくる新鮮さはあるものの、ギャバンの名を冠していなかったら普通に「戦隊と名乗っていないだけの戦隊」になりかねないところだった。50年もやると戦隊の当たり判定が広すぎるのだ。
 だが本作はギャバンなので、戦隊でいう名乗りやバズーカの代わりに蒸着プロセスやレーザーブレードができる。したがって戦隊ではない。これがギャバンというIPを持ってきた理由であろう。「多元宇宙刑事」という肩書きもハッタリが効いていて良い。
 変身アイテムであるエモルギアはだいぶゴチゾウなんだけど、やっぱ売れたんでしょうね。バンダイさんは本気だ。激怒のエモルギアで変身する人が弩城怜慈(怒気・Rage)なら、デスギャバンに変身する人は殺戮刑事殺死杉ころしすぎ謙信けんしんみたいな名前なんだろうか。怖すぎるな。

 ところで作中でも普通に「ギャバい」って言うんすね。俺はてっきり広報担当が勝手に言っているものと思っていたジオ……。
 
■2026-02-17
トランスフォーメーションしたまえ!!
 会社がクソみてえなDX化をしたせいで、今俺は浴槽ギリギリまで溜まったアチアチの風呂に入っているのだ。クソみてえなDX化のせいで……!!


 興味はないと思うが順を追って話そう。
 まず今年から給与明細がデジタルになった。これは別に良い。
 だが我々はいま魔物と対峙している。確定申告という魔物だ。今年も医療費の関係でこいつを倒さなければならない。
 そのためさまざまな準備を迫られており、その中に源泉徴収票という紙がある。
 源泉を徴収……水源地に砦を構えて村人を脅迫する山賊のごとき忌まわしい名前だ。
 このデジタル源泉徴収票を手に入れるために二段階認証だのやっぱり二段階認証は必要なかっただのという大立ち回りを演じたすえに、ようやく1枚のPDFを手に入れたのが今日の昼の話だ。
 源泉徴収票へのリンクはスマホンから見えない隅っこのアイコンに隠れているくせに、管理者しか使用しない二段階認証アプリの案内がトップページにあるUI、率直にいってもう二度と触れたくない。

 そんでまたそのPDFの解像度がガッビガビなんだ。
 これは想像なんだが、もともと源泉徴収票はA6サイズであり、それを無批判に72dpiのデジタルデータに適用したのではないだろうか。PDFなのにベクター画像じゃないのふざけるなよ。
 マジ終わってるくらいガビガビだが、まあギリギリ読めなくはないし、印刷したら数字はそれなりのデカさになったから何とかなるだろう。
 でもDX化ってそういうことではなくない???
 俺がマイナンバーカードをかざせばただちにこのPDFの内容が電子世界を駆け巡り確定申告が完全に終了するのがDXであって、クソみてえなUIのWebサイトから解像度ガッビガビのPDFをダウンロードしてきて印刷するのは何一つデジタルにトランスフォーメーションしていないんだよ! トランスフォーメーションしたまえ!!

 それでくたびれ果てて帰宅して、今年も書類を整理してくれているワイフにその印刷物を渡して、俺はフロをいれるべく浴槽の蛇口を全開にしたんだ。
 うちのフロはタイマーだの追い炊きだのといった機能がついていない旧式なので、蛇口を全開にしたら自力でタイマーをかけなければならない。アレクサならばそれがノーハンドでできる。俺は居間に戻りアレクサに5分のタイマーを命じた。
 そこにPDFを精査したワイフが「解像度が低すぎる」という当然の苦情を申し立ててきた。念のためアレクサが俺の命令を受けて光ったのを見て、俺は前段のような話をした。確かに解像度は令和のものとは思えないくらい終わってるが、ギリギリ読めなくはないから問題はない。それよりDX化ってこういうことではなくない?? トランスフォーメーションしたまえ!!

 そして聡明なる読者の皆様の予想どおり、俺はアレクサの「すみません、ききとれませんでした」というセリフを聞き逃しており、5分をだいぶ超過したあとガス給湯器の警告音で湯を止めに走ることになったわけだ。
 俺が今浴槽ギリギリまで溜まったアチアチの風呂に入っているのはアレクサがタイマーを設置しそこねたからであり、タイマーを設置しそこねたのに俺が気づかなかったのはワイフが苦情を申し立てていたからであり、ワイフが苦情を申し立てたのは源泉徴収票の解像度がマジ終わってるからであり、源泉徴収票の解像度がマジ終わってるのは会社がクソみてえなDX化をしたせいなのだ。


 風呂が地獄のように熱い。クソみてえなDX化のせいで……!!
 
■2026-02-07
合計特殊出生率って何だ?
 大変だァァッ! 2024年の日本の合計特殊出生率は1.15! 東京都もずっと1.0以下だッ! この国はもうおしまいだ!!

 ……だがちょっとまて、合計特殊出生率って何だ?
 そもそも率なのに単位がパーセントでもパーミルでもないし、何を合計しているのか、何に対して特殊なのかも知らない。
 「出生」以外の全てがわからないぞ、合計特殊出生率!!


 落ち着いて考えてみよう。
 まず出生数はわかる。その地域で、その年に生まれた人の数だ。
 これを他地域と比較したいときには「人口1000人あたり何人生まれたか」を計算するのが一般的だ。
 人口60万人で出生数が6000人とすると、6000を600000で割って0.01。1人あたり0.01人なので、人口1000人あたり10人生まれている(10‰)わけだ。
 これを、普通出生率という!

 だが、普通出生率には致命的な弱点がある。
 普通出生率はどこにもだいたい老若男女が同じくらいの割合でいると考えた数値だが、実際はそうではない!
 65歳を超えた高齢者が人口の過半数を占めている田舎と、若い人が暮らす都会では状況がまったく違う。あるいは出稼ぎの労働者が集まり、男性人口が異様に多いUAEのような国もある。
 このような多様な環境で、仮に同じ「人口1000人あたり10人生まれている」という割合が出たとしても、それをそのまま「同じくらいの頻度で出産があるのね」と理解することはできない!

 なので、ざっくりと統計上「15歳から49歳の女性の人口」だけを母数として計算する……
 これを、特殊出生率という! ……あまり見ないけど。


 特殊はわかった。次は「合計」だ。いったい何を合計しているというのか。

 せっかく算出した特殊出生率だが、これは「その年にその地域でどのくらい出産がさかんだったか」を示す数字であり、我々が知りたい「一人の女性が一生の間に産む子どもの数」とは意味合いが異なる。
 そして、もし「一人の女性が一生の間に産む子どもの数」の平均を計算しようと思ったら、生涯を終えた女性を対象にデータをとらなければならず、それは「今」の状況を反映していない。
 
 そこで、「15~19歳」「20~24歳」……「45~49歳」のそれぞれの年齢帯の出生率を計算し、それを合計することで、現在15歳の女性が49歳までに出産する回数とみなそう、という発明がなされた。

 たとえば次のような人口および出生数があったとしよう。
年齢階級別出生率
 余談だが、この表を手っ取り早く作るためにChatGPTとGeminiとClaudeを「日本の女性人口と出生数を持ってまいれ!」って放ったら全員バラバラの数値を持ってきやがったので架空の概数にしている。ちゃんと調べるときには「統計資料のあるページを教えて」っていわないとダメだな。

 さて、この表のような人口および出生数があったとして、今15歳の女性は、
  • 1年に0.002人出生するゾーンを5年 → 0.010人出生
  • 1年に0.017人出生するゾーンを5年 → 0.085人出生
  • 1年に0.065人出生するゾーンを5年 → 0.325人出生
  • 1年に0.084人出生するゾーンを5年 → 0.420人出生
  • 1年に0.050人出生するゾーンを5年 → 0.250人出生
  • 1年に0.012人出生するゾーンを5年 → 0.060人出生
  • 1年に0.000人出生するゾーンを5年 → 0.000人出生
 ……を通り過ぎて、50歳をむかえるのだ、と仮定できる。
 この場合の出生人数は、これらをすべて合計した1.150となり、つまりこれをもって「一人の女性が一生の間に産む子どもの数」の平均値とする!
 これを、合計特殊出生率という!


 順序立てて考えることで、合計特殊出生率がいったい何を合計し、何に対して特殊で、なんで率なのに%や‰でないのかがわかった。
  • 何の合計なの? → 年齢帯ごとの出生数の平均値を合計しているんじゃ
  • 何が特殊なの? → 15歳から49歳の女性の人口だけを計算しているんじゃ
  • なんで%じゃないの? → 野球の防御率とかもパーセントつかないじゃろ?
 こうなると逆に「普通出生率」って何だよという気持ちが押し寄せてくる。男も幼児も老人も計算に入れている出生率のどこが普通なんだ。いますぐ「普通」の座を特殊出生率に譲り、おまえは簡易出生率とでも名乗れい!
 
■2026-01-31
マンスリーレポート:1月
スーパーで菓子を手に取り
そのあまり軽きに泣きて
三歩あゆまず
 「358円でこれ!?」って思っちゃうよね。我々は30年ぶりのインフレに晒されているんだ。
 では1月にやったこと、遊んだもの、観たものの記録だよ。

■娘氏、石を磨く

 科学館で化石の入った石を磨くワークショップがあり、娘氏が所望したので行ってきた。
 メダル大の石を一時間以上かけてヤスリでひたすら磨いて、磨いて、磨いた。
fusulina
 観察用のルーペを借りてスマホにかざして、即席マクロレンズにしたところうまいこと撮影できた。これはフズリナという絶滅生物で、こういうらせん状の中身をもつ貝みたいな生物だったらしい。
 たくさんの命が封じられているいわくつきのキーホルダーができてしまったな。

■カービィのエアライダー

 ようやくすべてのクリアチェッカーが埋まった。
 オンラインのシートは埋めなくてもよいが、残り少しだったので埋めておいた。オンラインのシティトライアルで狙いのイベントが起こるのをひたすら待つのは苦行であった。
 
 エアライダーには「スーパーハードをクリア」とか「ランクRainbowに到達」みたいなトロフィーはなく、難しいお題にもたいてい抜け道が用意されている。「ここまで遊んでくれると嬉しいな~~」っていうラインの指定がちょうどよい感じだ。
 なんかアップデートで待望の「2人でオンライン」ができるようになり、こういうのアプデで後から足されることあるんだ……という気持ちになっている。旧Switchにストリーミングおすそわけプレイもできるようになった。ニンテンドーは複数本体での同時起動を塞いだ責任をとって、ちゃんと家庭内マルチプレイの手段を充実させてほしい。

■あつまれ どうぶつの森 NS2 Edition

 あつまれ!(2年4か月ぶりに)
 ぶっちゃけアプデ内容のほとんどは旧Switch版のままで享受できて、Nintendo Switch 2 Editionにする理由は何も見当たらないんだけど、お布施としてアップグレードしておいた。4K画質のカモミでも堪能しておくか……。
#nintendoswitch2
 ミニ・ハッピーホームとでも言うべきホテルだが、こちらは全島民で共有なので、娘氏主導でサクサク進めてもらった。
 モッコロ島オリジナルメンバーであるヘンリーやティーナが里帰りしてきていてアツかった。やばい、3DSのモッコロ村に住んでいたメンバーと区別がつかなくなってきているぞ。前世の記憶の混濁だ!
 夢でもし会えたら素敵なことなので、夢番地を掲載しておこう。
 [DA-1606-5425-5629]

■劇場版AKIRA

 なんで正月のEテレでAKIRAをやるんだァー!? もはやAKIRAは教養なのか!? と思って観たけど教養だなこれは。
 2019年に漫画を読んだときにもその古びなさに驚嘆しているが……いやこれさすがにデジタルリマスターしたときCGで中割り補完してない? すごいヌルリと動くとこがあるんだけど……本当に当時セル画でこの動きをやったんですか……?
 超能力で丸く陥没する床や、閃光に消えていくビル群など、こういった演出の元祖かどうかはわからない。でもこれ以降の人々に広く影響を与えた作品であることは間違いなく、つまり教養なのだ。そんなことを考えていたら、翌朝の仮面ライダーがアキラスライドをしていた。言ってる端からお前は!!

■題名のない音楽会

 新年早々「ゲーム音楽を和楽器で奏でる音楽会」が放送され泣いた。
 アレンジされ演奏されたのはFF13『閃光』、クロノトリガー『風の憧憬』『時の回廊』、そしてFF7『片翼の天使』の4曲。クロノトリガーは未プレイだが、俺が未プレイのゲームの曲で泣くことはもはや特筆することではない。
 強いメロディを持つゲーム音楽と和楽器は意外と調和するんですよっていう話はとても納得。次があるんなら絶対『星降る峡谷』をやってほしい。コスモキャニオンは演歌なので、和楽器でやったら完全に演歌になるはずなのだ。

■すごいよ!マサルさん

 なんかすごい急にマサルさんのアニメがYoutubeで配信されたので家族で観た。実はアニメ版を観るのは初めてなのだが、なぜかものすごく知っているカットが無限に出てくる。これと『機動武闘伝Gガンダム』は本当にいろいろなアレで素材としてソレだったのだ。
 なのでこの「ぜんぜん合ってないのになぜか合っているオープニングアニメ」について、さまざまなアニメのパロディになっていることも承知している。途中、娘氏視点で見ると完全にトロピカルージュプリキュアであるカットがあるが気のせいだぞ!!
 尺が短くものすごいテンポで会話が応酬されるので、これ原作未読勢にはわかるのか? と心配してしまう。娘氏には「とにかく異常男性が異常なことをしている」という要素くらいは伝わっているらしい。
 
娘氏「カモミがあいさつのときクリナップクリンミセスって言うの、これか……」
ぼく「知ってしまったか」

 我々と暮らす以上、生活のあらゆるところにうすた語録が出てくるのは避けられないので、娘氏には履修してほしい。
 どうでもいいけどマチャ彦のテーマが想像以上にギンギラギンにさりげなくって笑ってしまった。これ通ったのすごいな。

■PROJECT R.E.D.

 戦隊の後番組となる『超宇宙刑事ギャバンインフィニティ』の制作発表があった。
 宇宙刑事にはバディがつきもの。そして今作はその宇宙刑事が3人いるので、バディも3人いることになる。6人の若手俳優が揃う姿はなんというか、「これは51番目の戦隊でよくないか……?」と思ってしまった。ゼンカイジャーの制作発表の方が全然ヤバかった。人間ちゅわんが1人しかいないんだもんなアレ。
 制作側としては「戦隊ではない」ということを示すためにギャバンというIPを持ってきたんだろうな。これが新IPだったら「戦隊って名前がついてないだけ」と思われていただろう。メイン視聴者の幼児のいるご家庭には新鮮さを、制作発表を観るようなマニア層には安心感を与えようっていう作戦なのかもしれない。

■ニチアサ百景

 仮面ライダーゼッツの小鷹くんが2号ライダーに昇格した。
 ライダーにはまれに「疑似ライダー」という枠があり、今作のその枠はゼッツと敵対する小鷹くんのノクスナイトであった。これが仮面ライダーノクスになるにあたって、どのようなドラマが用意されているのだろうと思ったら普通にベルトを取り出して変身してしまった。しかも依然として敵対している。
 そんなことある……? じゃあノクスナイトでいた理由は何だったんだよ。何に「擬装」していたんだ? 「お前はCODEの闇を知らない」って先月からずっと言ってるけど、我々はCODEの光もよく知らない。いい加減だれか説明してくれえ。

 そして『キミとアイドルプリキュア♪』が終わった。
 ラスト5話でようやくアイドルが戦う意味が説明されたんだが遅すぎた感がある。クラスメイトも「どうしてアイドルプリキュアが戦っているのか私たちにもわかりません」と言いながら応援をする羽目になってしまったし、ラストバトルもラスボスの動機開示から撃破までぜんぶ最終回でやる短期決戦で、決まり手も「歌うと不思議なことがおこる」といういつものやつだった。

 ゴジュウレオンを見ればわかるとおり、アイドルとヒーローの共通点はやっぱり「みんなの応援」だと思うので、「キュアアイドルはみんなの応援で強くなる! だからアイドル活動でファンを増やす必要がある!」っていう話だと分かりやすかったんだけどな。
 というかそもそもアイドルプリキュア、応援されずとも強すぎる。全然苦戦した記憶がない。バズーカ&レーザーの遠距離制圧からのグータッチがずっと最強だった。

 他には「心に闇を抱えた人をアイドルが救う」みたいな展開も期待していたが、具体的な闇を抱えていたのはカズマさん一人で、それを救ったのは急にプリキュアになったカイトさんだった。カイトさんはプリキュアネームまで名乗ったんだから最終決戦に参加しろよな……アンリ君の変身からもう7年も経ってるんだぞ。
 まあ、闇を抱えた人のカウンセリングを女子中学生にさせるのは良くないよネって考えもわかるので、これはやむなしか。

 もちろん今作でしかできないスゲェ点も多々あって、それが結実したのが「Trio Dreams」なんですよね。
 観てない人に説明するとこれは前期ED曲で、アイドルプリキュアの必殺技は歌って踊る、なら合体技はエンディングのダンスをそのまま使えるじゃん! という盲点を突かれたもので、いきなり知ってる曲が作中に出てくるのは斬新だった。終盤にも「1+1+1=無限」という歌詞とリンクした状況で不意打ちで繰り出されてアツかったんだ。歌にはチカラがあるっていうのは全編通してハッキリしていたな。
 リアルライブと連携したり、アイドル的演出が意欲的だっただけに、「アイドルが戦う意味」のその先を語って欲しかったな~と欲張ってしまう作品だった。

 明日からはプリキュアが名探偵になる。舞台が1999年だからって主要キャラ3人全員が髪形にインテークを採用しているのに一抹の不安があるが、「プリキュアが探偵をする意味」を見せつけてほしいと思う。とりあえずエンディングダンスでパラパラを踊ってくれ。1999年ならできるはずだ!