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■2022-07-21 : 軽井沢卍リベンジャーズ
俺史上9年ぶり5度目の軽井沢!!
2008年にスタートした「軽井沢を拠点になんかする回」にひさびさの復帰を果たしました。娘氏が生まれてから参加していなかったのでゆうに9年のブランクがあります。とはいえここ数年この回そのものが停止されており、ブランクがあるのは全員お互いさまといったところでした。
久しぶりに参加して感じたのは「パーティメンバーに日記書きを加えていないと、いつどこにいったのかわからなくなる」という事です。「戦力にならない吟遊詩人を追放したSランク冒険者パーティ、ダンジョン攻略順を忘れ崩壊」みたいなラノベはありませんか?
今回のトピックスとしては、初めて小学生男子が参加しました。娘氏も「アイチャンもついていきたい」と言いましたが、温泉に寄ることが多い関係上、一人で女湯に入らせるわけにはいかないので諦めてもらいました。以下、行ったところをダイジェストで記録しておきます。
売店では『鬼滅の刃』や『ゆるキャン△』の外装の信玄餅が売っていた。もともと和柄の鬼滅は言うまでもなく、ゆるキャンのほうもテントを模したデザインでうまくハマっていた。
ただキャラクターが全面にでかくプリントされているのがせっかくのデザイン性を損ねていた。キャラを置いたほうが多くの人にリーチするのであろう。日本人は「アニメグッズデザイン、キャラクター公式絵に頼りすぎ問題」にそろそろ真面目に取り組むべき。
快晴であれば露天風呂からは甲府盆地から富士山までが一望できる。霧が立ち込めているので眺望はよくなかったが、我々静岡勢は「富士山の先っぽだけ裏から見たってしょんねえら」というマウンティング・アティチュードで一致していた。
ここにはゆるキャン△の連中が訪れており、奇しくも聖地巡礼をする形になったわけだが、これは上記の経緯の通り完全に偶然であり別に聖地巡礼をしているわけではない。俺の行き先にあいつらが先回りしているのだ。
しかしここまでキャンプ用具持って徒歩で登ってくるの、かなりのフィジカル強者だな……温玉あげは大変美味しゅうございました。
このお寺に祀られている霊犬「早太郎」は我が静岡県では「しっぺい太郎」と呼ばれており、ここからはるばる磐田市まで出張して磐田市民を怪異の手から救ったという伝説があるのである。
したがって別にゆるキャン△の聖地巡礼をしているわけではなく、磐田市民の感謝の意を伝えるべく……いやこのエピソード知ったのゆるキャンだしな……負けたぜ、この犬どもめ……
やたら重装備の人が多いので萎縮してしまうが、それらはここから頂上にアタックする人たちであり、ロープウェイ駅周辺の散策路を歩くだけなら上着を羽織るくらいで十分いける。
駅は小さなホテルになっていて、こんなところにまでインフラを伸ばしてきた人類の営みに感じ入るばかりである。食堂でカレーをいただく。カレーはアウトドアであればあるほどその風味にバフがかかるという特性があるからだ。
標高2600mの世界は深い霧に覆われシンピテキを醸し出していた。残念ながら描画半径が8チャンクくらいしかなく、ふもとの景色は見えない。まあ我々のいるワールドは解像度とFPSが無限なうえレイトレーシングも入っているので、レンダリング負荷を考えれば御の字であろう。
遊歩道はところどころ水没しており、それを見越してか飛び石めいていくつかの敷石が敷かれている。最終的にそれは風雲たけし城の竜神池のような状態になり難易度が高かった。
こういう景色を見ると「わーオープンワールドみたい」って思っちゃうので本当にだめ。たぶんジャンプを駆使するとある程度までは登れるけど、その先はいくら跳ねてもズルーッと戻ってくるタイプのマップの端があると思う。
なお、ゆるキャンでは駒ケ岳には登っておらず、ふもとの温泉までが聖地となっている。バスとロープウェイで往復4000円かかるのと、あまり登山ジャンルに食い込んでしまうと別の美少女おっさんアニメ(おっさんを美少女アバターに置き換えてわちゃわちゃしている作品を雑に括ったもの)の領域を侵犯してしまうからだ。
実際、距離はともかく傾斜がけっこうあるので、下りには注意が必要だった。最後に待ち受ける毘沙門天がラスボスだと思ったらそれはフェイクで、帰り道に最初の随神門の横にあった像が本物の毘沙門天であることに気付いた。ダンジョンの入り口まで戻ってくると真のボスがいるパターンだ。こういうパターンは詰みやすいので勘弁して欲しい。
本殿のほうでは社殿改修工事が行われており、一部の建物が幕に覆われていたが、参拝やらご祈祷やらは普通に行うことができた。「ハムスターのモロッコがすこやかでありますように」とお賽銭相当のお祈りをした。
榛名山周辺は『頭文字D』の舞台らしく、聖地巡礼とおぼしきやたらかっこいい車をたびたび見かけた。『頭文字D』についてはまったく履修しておらずちょっともったいない気持ちである。
とりあえず「藤原とうふ店の人はなぜこのような危険なレースに身を置いているのか?」という疑問を履修者に投げたところ「早く帰宅したかったから」という解答を得てド肝を抜かれた。
次は「イニシャルがDなのは誰か?」ということを尋ねたかったが、たぶんそれは原作を読んで「タイトル回収~~ッ!!」っていう満足感を得るべきであろう。想像するに、終盤で「お前の本当の苗字は藤原ではない……伝説の走り屋Dの息子なのだ」みたいな展開があるんだと思う。Dの一族の謎……。
平成古墳こと保渡田八幡塚古墳は、あの問題作『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』でISSAが「お前たちの平成って醜くないか?」という支離滅裂な宣戦布告をキメた場所であり、ここに立っているだけで砂利道のような平成をきれいに舗装し直したくなってくるのである。
実際に登ってみると、広い芝生公園の中に前方後円墳が存在するのはなかなか非現実的な光景で、「平成生まれだけを吸い込むタイムトンネル」の召喚すらもできてしまうのではないかという全能感があった。どんなミラクルも起き放題、ユニバースフェスティバル……
コロナ前は、同敷地内の博物館で、埴輪作りのワークショップなども行われていたようだ。博物館内はさまざまな復元埴輪が惜しげもなく並べられていて、直接写真を撮ることもできる。最高だった。
これは帰ったら居間のドアに貼ってあったメモです。今回の旅を支えてくれた一同に感謝の意を述べて、2022年版の記録を終わろうと思います。
2008年にスタートした「軽井沢を拠点になんかする回」にひさびさの復帰を果たしました。娘氏が生まれてから参加していなかったのでゆうに9年のブランクがあります。とはいえここ数年この回そのものが停止されており、ブランクがあるのは全員お互いさまといったところでした。
久しぶりに参加して感じたのは「パーティメンバーに日記書きを加えていないと、いつどこにいったのかわからなくなる」という事です。「戦力にならない吟遊詩人を追放したSランク冒険者パーティ、ダンジョン攻略順を忘れ崩壊」みたいなラノベはありませんか?
今回のトピックスとしては、初めて小学生男子が参加しました。娘氏も「アイチャンもついていきたい」と言いましたが、温泉に寄ることが多い関係上、一人で女湯に入らせるわけにはいかないので諦めてもらいました。以下、行ったところをダイジェストで記録しておきます。
■信玄餅ファクトリー
まずは南下して山梨へ。ここでは桔梗屋信玄餅の生産ラインをみっちり見学できる。あのビニールの外装は手作業で結ばれていたんだね。考えてみりゃ機械化は難しそうだが、実際にビニールを結ぶラインで働く人々を見るとすごい緻密な仕事をしているなあという思いを新たにした。売店では『鬼滅の刃』や『ゆるキャン△』の外装の信玄餅が売っていた。もともと和柄の鬼滅は言うまでもなく、ゆるキャンのほうもテントを模したデザインでうまくハマっていた。
ただキャラクターが全面にでかくプリントされているのがせっかくのデザイン性を損ねていた。キャラを置いたほうが多くの人にリーチするのであろう。日本人は「アニメグッズデザイン、キャラクター公式絵に頼りすぎ問題」にそろそろ真面目に取り組むべき。
■ほったらかし温泉
石和温泉の日帰り入浴がコロナで中断されていたため、いちかばちかこちらへ。以前の秩父弾丸旅行のときフルーツ公園の駐車場で苦労した記憶が新しくやや警戒したものの、温泉及びキャンプ場の周辺には十分な駐車場があった。快晴であれば露天風呂からは甲府盆地から富士山までが一望できる。霧が立ち込めているので眺望はよくなかったが、我々静岡勢は「富士山の先っぽだけ裏から見たってしょんねえら」というマウンティング・アティチュードで一致していた。
ここにはゆるキャン△の連中が訪れており、奇しくも聖地巡礼をする形になったわけだが、これは上記の経緯の通り完全に偶然であり別に聖地巡礼をしているわけではない。俺の行き先にあいつらが先回りしているのだ。
しかしここまでキャンプ用具持って徒歩で登ってくるの、かなりのフィジカル強者だな……温玉あげは大変美味しゅうございました。
■光前寺
駒ケ岳のふもとにあるお寺。思ったよりデカいのでびっくりした。こういう景色を観て「わーゴーストオブツシマみたい」って思っちゃうので本当にだめ。なぜ俺は日本の古刹を洋ゲーにたとえてしまうのか。このお寺に祀られている霊犬「早太郎」は我が静岡県では「しっぺい太郎」と呼ばれており、ここからはるばる磐田市まで出張して磐田市民を怪異の手から救ったという伝説があるのである。
したがって別にゆるキャン△の聖地巡礼をしているわけではなく、磐田市民の感謝の意を伝えるべく……いやこのエピソード知ったのゆるキャンだしな……負けたぜ、この犬どもめ……
■千畳敷カール
光前寺から少し登ると駒ケ岳の登山コースに至る。途中からバスに乗りかえ、さらにロープウェイに乗り継いで、一気に標高2600mまで行くことができる。やたら重装備の人が多いので萎縮してしまうが、それらはここから頂上にアタックする人たちであり、ロープウェイ駅周辺の散策路を歩くだけなら上着を羽織るくらいで十分いける。
駅は小さなホテルになっていて、こんなところにまでインフラを伸ばしてきた人類の営みに感じ入るばかりである。食堂でカレーをいただく。カレーはアウトドアであればあるほどその風味にバフがかかるという特性があるからだ。
標高2600mの世界は深い霧に覆われシンピテキを醸し出していた。残念ながら描画半径が8チャンクくらいしかなく、ふもとの景色は見えない。まあ我々のいるワールドは解像度とFPSが無限なうえレイトレーシングも入っているので、レンダリング負荷を考えれば御の字であろう。
遊歩道はところどころ水没しており、それを見越してか飛び石めいていくつかの敷石が敷かれている。最終的にそれは風雲たけし城の竜神池のような状態になり難易度が高かった。
こういう景色を見ると「わーオープンワールドみたい」って思っちゃうので本当にだめ。たぶんジャンプを駆使するとある程度までは登れるけど、その先はいくら跳ねてもズルーッと戻ってくるタイプのマップの端があると思う。
なお、ゆるキャンでは駒ケ岳には登っておらず、ふもとの温泉までが聖地となっている。バスとロープウェイで往復4000円かかるのと、あまり登山ジャンルに食い込んでしまうと別の美少女おっさんアニメ(おっさんを美少女アバターに置き換えてわちゃわちゃしている作品を雑に括ったもの)の領域を侵犯してしまうからだ。
■榛名神社
思ったよりデカい神社でびっくりした。参詣道がかなり長く、石畳で整備されているとはいえ軽いハイキングとなる。道中には七福神の像が置かれている。まさかこいつら7人全員を倒さないとたどり着けないチャンピオンロード方式なのか……? この距離を歩いたのにまだ……3人目だと?実際、距離はともかく傾斜がけっこうあるので、下りには注意が必要だった。最後に待ち受ける毘沙門天がラスボスだと思ったらそれはフェイクで、帰り道に最初の随神門の横にあった像が本物の毘沙門天であることに気付いた。ダンジョンの入り口まで戻ってくると真のボスがいるパターンだ。こういうパターンは詰みやすいので勘弁して欲しい。
本殿のほうでは社殿改修工事が行われており、一部の建物が幕に覆われていたが、参拝やらご祈祷やらは普通に行うことができた。「ハムスターのモロッコがすこやかでありますように」とお賽銭相当のお祈りをした。
榛名山周辺は『頭文字D』の舞台らしく、聖地巡礼とおぼしきやたらかっこいい車をたびたび見かけた。『頭文字D』についてはまったく履修しておらずちょっともったいない気持ちである。
とりあえず「藤原とうふ店の人はなぜこのような危険なレースに身を置いているのか?」という疑問を履修者に投げたところ「早く帰宅したかったから」という解答を得てド肝を抜かれた。
次は「イニシャルがDなのは誰か?」ということを尋ねたかったが、たぶんそれは原作を読んで「タイトル回収~~ッ!!」っていう満足感を得るべきであろう。想像するに、終盤で「お前の本当の苗字は藤原ではない……伝説の走り屋Dの息子なのだ」みたいな展開があるんだと思う。Dの一族の謎……。
■上毛野はにわの里公園
ここは榛名山からの帰宅ルート上にあるので、わがままを言って旅程に組み込んでもらった。この公園にはあの「平成古墳」があるからだ。平成古墳こと保渡田八幡塚古墳は、あの問題作『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』でISSAが「お前たちの平成って醜くないか?」という支離滅裂な宣戦布告をキメた場所であり、ここに立っているだけで砂利道のような平成をきれいに舗装し直したくなってくるのである。
実際に登ってみると、広い芝生公園の中に前方後円墳が存在するのはなかなか非現実的な光景で、「平成生まれだけを吸い込むタイムトンネル」の召喚すらもできてしまうのではないかという全能感があった。どんなミラクルも起き放題、ユニバースフェスティバル……
コロナ前は、同敷地内の博物館で、埴輪作りのワークショップなども行われていたようだ。博物館内はさまざまな復元埴輪が惜しげもなく並べられていて、直接写真を撮ることもできる。最高だった。
■夜にやったゲーム
- 『変顔マッチ』は表情筋で戦うゲームであり俺の独壇場だったがこれに勝ち負けはない。人間の尊厳があるだけである。
- 『ギャラクシーねこのばし』はルールを理解しながら進めた。最終的に雷神がもっとも猫を伸ばして優勝した。
- 『ペンギンパーティ』は単純ルールで運と戦略のバランスが取れた良ゲー。他人を潰そうとして自分が死ぬのはインガオホー。
- 『ナルハヤのつるぎ』は高速でパズルを解くゲーム。思ったよりパズル要素が強く、熟練が必要とされた。
- 『ナンテッタ』はカードの絵からセリフを生み出して、どのカードのセリフか当ててもらうゲーム。「はぁって言うゲーム」の子ども版みたいな印象をうけた。
- 『こねこばくはつ』はエクストリーム坊主めくり。スキルカードを駆使して坊主の位置を察知し、操作し、次の奴に引かせろ。ところでなんで子猫が爆発するんです?
これは帰ったら居間のドアに貼ってあったメモです。今回の旅を支えてくれた一同に感謝の意を述べて、2022年版の記録を終わろうと思います。