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■2020-05-16 : 続・人間とハムスターの日々
ハムスターが増えた経緯については前回を参照してください。
■4月26日(生後17日)
……ということで、生後30日をもって、雄雌でケージを分けた。
飼い主サイドとしてはできるだけ長い間いっしょに暮らしてもらい、積み重なって寝ている姿を眺めていたい。ケージが1つの方が世話が楽というのも大きい。
しかしマロンちゃんがペットショップも想定していない早さで妊娠していたことを考えると、離乳していつでも分離できるようになったのであれば分離すべきであろう。引き延ばしの末にまた増殖するようなことがあったらもう対処できない。このねずみたちに乗っている遺伝子はここで確実に終わらせるのだ、という強い気持ちで臨まなければならない。
そしてときどきケージからキュッキュッとうぐいす張りの床のような音が聞こえる。兄弟どうし、姉妹どうしで小競り合いをしているのだ。
寝ているときなどは常にくっついているが、何かの拍子でこのような攻撃ルーチンに入る。このままこの程度の小競り合いで仲良くしていてくれればよいが、そもそも親子愛や兄弟愛を人間ベースで考えるのが危うい。
ハムスターは単独で暮らすねずみであり、多頭飼いができるのは子どものころのほんの僅かな期間しかない。成長にともなって縄張り意識が芽生えれば、そこにあるのはKILLかFUCKのみ……そういうアルゴリズムで繁殖してきた生き物なのだ……。
小型のハムスターであれば縄張り意識があいまいなまま成長することもある……らしいが、それは稀な個体だと思っていたほうが良いだろう。
闘争が本格化する前に、次はこのケージに間仕切りを入れて個室に分ける計画を立てている。そのときには母には元のケージに戻ってもらおうと思っていたが、どうやら巨大ハムスターである母が食料をガバーッと持っていってしまうため、娘たちが残された食料を取り合ってケンカをしていることがあるようだ。まさか親離れより先にダイエットという目的で親子を分離することになるのだろうか。そんなしょうもない理由で離別させないでくれ。
■4月26日(生後17日)
- 2匹の仔がトイレでキュッキュッと声を上げながら転がりまわっている
- ワイフが調べたところオス同士だった
- その後またトイレでケンカしている2匹がいた 今度はメス同士
- やはりハムスターは闘争に逆らえないのか
- どうやら仔らのトイレトレーニングは完了したらしい
- 水飲み器も把握しているようだがまだ舐める程度
- 仔らはふやかしてないペレットも巣に持ち帰っているようだ
- だいぶ自立のめどが立ってきた
- 仔3匹と母+仔1匹で寝ていることが多い
- 甘えん坊の個体がいるのか交代制なのか
- あきらかに母が太ってきているためオヤツ減量
- さてはおまえもう授乳してないな
- ペレットを食べてるところに仔らが集まってくるとそっぽを向いて自分のペレットを死守する母
- もはや親子でなく対等なげっ歯類として付き合っているのか
- 仔らが自立してきたので隙あらば拉致して人間の手に慣らす作戦を始める
- 仔がシルバニアサイズのくせにもう完全にハムスターの動きをしているので相対的に母が巨大ハムスターに見えてきた回
- 仔らが集まっているところにオヤツを投下したところ、巨大ハムスターが横からやってきて全部頬内に回収して去っていった 没収するな
- 最初に母が使っていた一人用の箱を再設置したら圧倒的支持を集め「げっ歯類の匣」が顕現した回
- なめるだけだった水飲み機から水を飲んでいる様子が確認される
- 母のあまりの巨大さに体重を計ってみたところ45グラムあった
- ジャンガリアンとしての資格を失うレベルの巨躯であることが明らかになった
- 仔がトイレを覚える中、母がトイレを無視して尿をするようになる やめてくれ
- ふたまわりほど大きなケージに引っ越す
- 来たるべき離別に備えてたくさんの巣箱を並べるが、選ばれたのはいつものやつでした そりゃそうだ
- 母はいつもの巣箱の裏に挟まるようにして床材に埋まっていた 勝手にしてくれ
- ケージを変えてからというものトイレ砂の消費が明らかに少ない
- したがってどこか別の場所にトイレが発生したと考えられるが床材が濡れている場所がない
- 尿はどこへ消えた?
- いつもの巣箱の奥で尿をしていたことが判明したので取り出して消毒する
- ケージが大きくなったことで巣箱からトイレが遠くなったのが問題か
- 将来ケージを分けたときに使う予定だったトイレを投入し二便所体制にして冗長性を確保する
- 木の巣箱の代わりにきまぐれに作った段ボールのトンネルを入れたところ圧倒的支持を集める
- 二便所体制によって母がトイレを思い出す
- ペットショップに連絡し,雄雌の判別をしてもらえるよう来店予約をする
- たぶんオス2メス2で間違っていないと思うがここでミスるとまた増える
- 家族会議で子どもたちの名前を4つ用意するが、単騎で来られるとまったく区別がつかない
- 段ボールのトンネルを持ち上げたら一家全員が顔を出した回
- 仔4匹をペットショップに連れて行き、雄雌を組み分け
- ワイフの見立てどおりオス2メス2だった
- 小さい雌を「ラテ」、でかい雌を「ユキ」、小さい雄を「キヌ」、でかい雄を「モロッコ」とする
- 全員「白いもの」にちなんでいるよ
- モロッコはモロッコヨーグルだよ
……ということで、生後30日をもって、雄雌でケージを分けた。
飼い主サイドとしてはできるだけ長い間いっしょに暮らしてもらい、積み重なって寝ている姿を眺めていたい。ケージが1つの方が世話が楽というのも大きい。
しかしマロンちゃんがペットショップも想定していない早さで妊娠していたことを考えると、離乳していつでも分離できるようになったのであれば分離すべきであろう。引き延ばしの末にまた増殖するようなことがあったらもう対処できない。このねずみたちに乗っている遺伝子はここで確実に終わらせるのだ、という強い気持ちで臨まなければならない。
そしてときどきケージからキュッキュッとうぐいす張りの床のような音が聞こえる。兄弟どうし、姉妹どうしで小競り合いをしているのだ。
寝ているときなどは常にくっついているが、何かの拍子でこのような攻撃ルーチンに入る。このままこの程度の小競り合いで仲良くしていてくれればよいが、そもそも親子愛や兄弟愛を人間ベースで考えるのが危うい。
ハムスターは単独で暮らすねずみであり、多頭飼いができるのは子どものころのほんの僅かな期間しかない。成長にともなって縄張り意識が芽生えれば、そこにあるのはKILLかFUCKのみ……そういうアルゴリズムで繁殖してきた生き物なのだ……。
小型のハムスターであれば縄張り意識があいまいなまま成長することもある……らしいが、それは稀な個体だと思っていたほうが良いだろう。
闘争が本格化する前に、次はこのケージに間仕切りを入れて個室に分ける計画を立てている。そのときには母には元のケージに戻ってもらおうと思っていたが、どうやら巨大ハムスターである母が食料をガバーッと持っていってしまうため、娘たちが残された食料を取り合ってケンカをしていることがあるようだ。まさか親離れより先にダイエットという目的で親子を分離することになるのだろうか。そんなしょうもない理由で離別させないでくれ。