◆不定期日記ログ◆
- ■2024-10-31
- 月記OCTOBER
万聖節前夜の日に詠める、
秋来ぬと目にはさやかに見えねどもまじ見えんまま冬になっとる
(秋が来たと目にははっきりと見えないけれど、本当に見えないまま冬っぽくなってるんじゃあないよふざけるなよ)
では10月にやったこと、観たものの記録だよ。
さすがに10歳ともなると、もう放っておいてもどんどん次のアクティビティの予約を取ってくる。アプリが充実し、「いま予約受付をしているのはどこか」が手元でわかるようになったので、親の仕事はそれを見せるだけになった。
労働で得たペリカでおさいふがパンパンになってるんだけど、娘氏は結局なにも買わずに出国した。これには心の中のハンチョウも「欲望の解放のさせ方が上手い……!」と平伏である。これ銀行に預けて運用とかできねえのかな。
音声ガイドが「田中真弓&はに丸」という抗いがたい人選で、思わず借りそうになったが、ゆっくり観ていく時間と体力がなかったので断念した。これから行く人は絶対聴いて欲しい。
奇獣 犬の植木鉢 メインはその時代の人たちが描いたハニワや土偶関連の絵なんだけど、その中に不意打ちでこれが置いてあって「なんだこれは!」ってなった。売店でピンズが売っていたので迷わず買ってしまったんだ。
最後のコーナーにはサブカルチャー史におけるハニワと土偶のキャラクター年表があり圧巻だった。文字だけとはいえ、ゲーム分野でいうとどうぶつの森のハニワくんや、ドラクエのミステリードール、シレンのくねくねハニーまでもが紹介されている。これだけ網羅してSaGa2のはにわが漏れてるのナンデ!?
というわけで東名高速をぶっ飛ばして行ってきた。
おびただしかった。手乗りではないので人間のところに寄ってくることはないが、群れで暮らす文鳥がどのように過ごしているのか、それを間近に観察することができた。意外と毎秒ケンカ売ってるわけじゃないんだな……たしかにこれは唯一無二の聖地かもしれない。
これが無料なのはやばい。もう無限にここに居てしまうーッ! となったが、「まあ家に帰れば文鳥いるしな」と気持ちを切り替えて帰った。
これによって、サトちゃんムーバーの「サトちゃんの歌」や、日産自動車の「世界の恋人」のような企業ソング、「かっぺいの歌(どうぶつの森)」や「トキメキ★ボムラッシュ(Splatoon)」のようなゲーム曲といった誰得弾き語りが可能となった。
誰得ではある。だが楽しみ方としては間違っていないと確信している。
かつてカラオケがなかったころ、若者が集まったらアコギを弾くしかなかった……と親父が言っていた。であれば、カラオケがある今の時代にアコギを弾くメリットは、カラオケに入らない曲を弾いて歌うことに他ならず、そしてそういう曲はたいてい楽譜がない。
採譜したものがある程度たまったら公開して共有したいが、簡便さを最優先したガバガバ採譜なのと、著作権の観点から難しいだろう。
撮影が2分ごとの長回しなのも没入感ある。説明を圧縮するために「初期位置」とかあられもない用語が普通に出てくるのは笑ってしまった。撮影日の関係でループごとに微妙に天気が違うのも「世界線がちょっとずつズレてる」とかパワープレイでフォローしてくる。なんでループ慣れしてんだよ。
このたび完結にともなってアニメ化されたとのことでとりあえず観てみたんだけど、いきなりゆるキャン△みたいな静かなアニメが始まったのでびっくりしてしまった。エッこれもっと騒がしいギャグ漫画じゃなかったっけ。なんか紫髪で独り言の多い女とピンク髪で髪量の多い女が出会ってよりゆるキャン△みたいになってしまったぞ。
いちおう1話後半(原作1話)に入ったら普通にさわがしいギャグアニメになったのでよかった。なんだったんだあのパート。
エンディングでキャストみてひっくり返ったんだけど、越谷さんがキュアコーラルでカナちがキュアサマーなの!? 逆では!? って何回も調べ直したけどマジだな。声優さんってやっぱすっげえな。
アクロトリップと合わせて魔法少女モノが被ってしまった。「魔法少女モノ」ってなんか「不思議な力で変身して戦う女の子の話」みたいな共通認識があるけど、元祖王道となる作品が特定できない集団幻覚なのが面白い。たぶんサリーさんやアッコさんに連なる「魔女っ子モノ」と、東映特撮やセーラームーンに連なる「変身ヒロインモノ」がどっかで合流して幻覚が生まれ、プリキュアの普及で一般に浸透した……のだろうか。この辺は先行研究がたくさんありそうだな。
関係ないけどここ数年、日清食品がウェブCMでめちゃめちゃハメを外していて、「あの頃のニコ厨」であることをやかましいくらいに主張してきているので、おそらくもう水面下でカップヌードル×るろ剣のコラボCM企画が進んでいるのではないだろうか。だって左之助が普通に「シーフードの極み」とか言うだけでもう文脈が乗ってしまうし、最悪の場合剣心が「ギリギリ太るカレーヌードル」とか言うところまで踏み込んでくる可能性がある。あるか馬鹿!! 自重しろ!!
発表されたときには「リブートでなくリマスターする気なのかァーッ?」という印象を受けたが、実際オンエアされてみると声優さんも作画班もめちゃめちゃ頑張っていて、「令和のオタクにもこの魂を届けてやるぜ……」という強い意志を感じることができた。TSキャラが珍しくなくなった昨今、ハンパなTSキャラを全力でぶん殴ってほしい。
らんまの関係者、人の話をまったく聞かない異常者が多いんだけど、話が通じなくても物理攻撃で止めることができるためギリギリバランスが取れている。暴力ヒロインには暴力ヒロインをやるための理由と責任があるのだ。
そもそも特定の交際相手を持つプリキュアが激レアで、一応、最近異世界人と結婚したらしい人はいるんだけど、あちらは作中で互いの関係を明確にしていない。なので正式に彼氏を持つプリキュアは、フレンディさんが史上初ということになる。
プリキュアの恋はだいたい相手が異世界人だったり妖精だったり無駄に胸元をあけている神だったりするせいでうまくいかないことが多く、幼なじみ枠の男子との関係も結論までは描かれないのが常であった。
それがここで急にカップルが成立してしまった。まごうこと無き神回であったが、心配なのはこれが「犬が主人公の物語」だということだ。クライマックスでもないこのタイミングでやったということは、「飼い主に恋人ができて相手してもらえなくなるペット」の悲しみが描かれてしまうのか!? 嫌だ!! 苦しむのは毎日悟くんと電話してたメェメェだけにしてくれ!!
秋来ぬと目にはさやかに見えねどもまじ見えんまま冬になっとる
(秋が来たと目にははっきりと見えないけれど、本当に見えないまま冬っぽくなってるんじゃあないよふざけるなよ)
では10月にやったこと、観たものの記録だよ。
■キッザニア東京ふたたび
前に行ったあと、ワイフと娘氏の二人だけで行った回があって、今度はパパチャンと娘氏の二人で行った。さすがに10歳ともなると、もう放っておいてもどんどん次のアクティビティの予約を取ってくる。アプリが充実し、「いま予約受付をしているのはどこか」が手元でわかるようになったので、親の仕事はそれを見せるだけになった。
労働で得たペリカでおさいふがパンパンになってるんだけど、娘氏は結局なにも買わずに出国した。これには心の中のハンチョウも「欲望の解放のさせ方が上手い……!」と平伏である。これ銀行に預けて運用とかできねえのかな。
■ハニワと土偶の近代展
東京国立近代美術館でやっていた、普段あまり特筆されないけれど、日本人はわりとハニワと土偶が好きですよね? っていう展示。キッザニアのついでに寄っていった。音声ガイドが「田中真弓&はに丸」という抗いがたい人選で、思わず借りそうになったが、ゆっくり観ていく時間と体力がなかったので断念した。これから行く人は絶対聴いて欲しい。
奇獣 犬の植木鉢
最後のコーナーにはサブカルチャー史におけるハニワと土偶のキャラクター年表があり圧巻だった。文字だけとはいえ、ゲーム分野でいうとどうぶつの森のハニワくんや、ドラクエのミステリードール、シレンのくねくねハニーまでもが紹介されている。これだけ網羅してSaGa2のはにわが漏れてるのナンデ!?
■文鳥公園
ワイフが文鳥好きの間で伝説となっている公園の話を持ってきた。相模原市の相模原麻溝公園には動物ふれあいコーナーがあり、そこにはおびただしい数の文鳥が放たれているケージがあるらしい。広大な公園の一区画の中の一区画にすぎないのだが、それなのに「文鳥公園」という通称が生まれるからには、よほどのおびただしさがあるのだろう。というわけで東名高速をぶっ飛ばして行ってきた。
おびただしかった。手乗りではないので人間のところに寄ってくることはないが、群れで暮らす文鳥がどのように過ごしているのか、それを間近に観察することができた。意外と毎秒ケンカ売ってるわけじゃないんだな……たしかにこれは唯一無二の聖地かもしれない。
これが無料なのはやばい。もう無限にここに居てしまうーッ! となったが、「まあ家に帰れば文鳥いるしな」と気持ちを切り替えて帰った。
■アコースティックギター
Chord aiっていうアプリがあって、これで楽譜のない任意の曲のコード進行をある程度割り出すことができる。ワケわかんないコードが出てくることも多々あるが、それを足がかりにして基本的な響きのコードに差し替えて、ガチャガチャ転調して弾ける譜面を探し出すのだ。これによって、サトちゃんムーバーの「サトちゃんの歌」や、日産自動車の「世界の恋人」のような企業ソング、「かっぺいの歌(どうぶつの森)」や「トキメキ★ボムラッシュ(Splatoon)」のようなゲーム曲といった誰得弾き語りが可能となった。
誰得ではある。だが楽しみ方としては間違っていないと確信している。
かつてカラオケがなかったころ、若者が集まったらアコギを弾くしかなかった……と親父が言っていた。であれば、カラオケがある今の時代にアコギを弾くメリットは、カラオケに入らない曲を弾いて歌うことに他ならず、そしてそういう曲はたいてい楽譜がない。
採譜したものがある程度たまったら公開して共有したいが、簡便さを最優先したガバガバ採譜なのと、著作権の観点から難しいだろう。
■リバー、流れないでよ
評判になってた映画がアマプラしたので即観た。時間がループするやつって、だいたい主人公しかそれを認識してないんだけど、登場人物全員がループを受け入れるとこんなに話が広がるんだな。撮影が2分ごとの長回しなのも没入感ある。説明を圧縮するために「初期位置」とかあられもない用語が普通に出てくるのは笑ってしまった。撮影日の関係でループごとに微妙に天気が違うのも「世界線がちょっとずつズレてる」とかパワープレイでフォローしてくる。なんでループ慣れしてんだよ。
■アクロトリップ
大昔に1巻だけ読んで気になっていた作品。だって「異常性を秘めてるけど普通であろうとする少女が異常性あふれる美形男子に絡まれてツッコミを担当しながら異常性を開花させられる話」ってみんな大好きでしょ? 具体? えっと具体的には……『ハイパーレストラン(たかなし霧香)』とか『いとやんごとなき(小松翔太)』とか……意外とねえなこの類型!このたび完結にともなってアニメ化されたとのことでとりあえず観てみたんだけど、いきなりゆるキャン△みたいな静かなアニメが始まったのでびっくりしてしまった。エッこれもっと騒がしいギャグ漫画じゃなかったっけ。なんか紫髪で独り言の多い女とピンク髪で髪量の多い女が出会ってよりゆるキャン△みたいになってしまったぞ。
いちおう1話後半(原作1話)に入ったら普通にさわがしいギャグアニメになったのでよかった。なんだったんだあのパート。
■株式会社マジルミエ
これはジャンプ+で連載開始時から追ってる作品。だって「実力はあるけどクセの強い奴らが小規模なチームを組んでデカいことする話」ってみんな大好きでしょ? 具体は要らねえよな?エンディングでキャストみてひっくり返ったんだけど、越谷さんがキュアコーラルでカナちがキュアサマーなの!? 逆では!? って何回も調べ直したけどマジだな。声優さんってやっぱすっげえな。
アクロトリップと合わせて魔法少女モノが被ってしまった。「魔法少女モノ」ってなんか「不思議な力で変身して戦う女の子の話」みたいな共通認識があるけど、元祖王道となる作品が特定できない集団幻覚なのが面白い。たぶんサリーさんやアッコさんに連なる「魔女っ子モノ」と、東映特撮やセーラームーンに連なる「変身ヒロインモノ」がどっかで合流して幻覚が生まれ、プリキュアの普及で一般に浸透した……のだろうか。この辺は先行研究がたくさんありそうだな。
■るろうに剣心
いよいよ京都編が始動した。京都編は一番ミーム汚染がすごくて、これまでも俺は左之助の表情がキワマってくると「~日本語吹替版~」という字幕を幻視してしまったし、追加された横浜編は「とにかく長いスペイン語の技名を叫ばせたい」という想いに溢れていた。関係ないけどここ数年、日清食品がウェブCMでめちゃめちゃハメを外していて、「あの頃のニコ厨」であることをやかましいくらいに主張してきているので、おそらくもう水面下でカップヌードル×るろ剣のコラボCM企画が進んでいるのではないだろうか。だって左之助が普通に「シーフードの極み」とか言うだけでもう文脈が乗ってしまうし、最悪の場合剣心が「ギリギリ太るカレーヌードル」とか言うところまで踏み込んでくる可能性がある。あるか馬鹿!! 自重しろ!!
■らんま1/2
まさかのネトフリ限定配信だが、幸いここ静岡でも地上波放送があり助かった形だ。静岡、もうアニメ砂漠ではないのか……?発表されたときには「リブートでなくリマスターする気なのかァーッ?」という印象を受けたが、実際オンエアされてみると声優さんも作画班もめちゃめちゃ頑張っていて、「令和のオタクにもこの魂を届けてやるぜ……」という強い意志を感じることができた。TSキャラが珍しくなくなった昨今、ハンパなTSキャラを全力でぶん殴ってほしい。
らんまの関係者、人の話をまったく聞かない異常者が多いんだけど、話が通じなくても物理攻撃で止めることができるためギリギリバランスが取れている。暴力ヒロインには暴力ヒロインをやるための理由と責任があるのだ。
■ニチアサ百景
プリキュアでは悟くんの告白が成功した。これは本当に偉業と言っていい。そもそも特定の交際相手を持つプリキュアが激レアで、一応、最近異世界人と結婚したらしい人はいるんだけど、あちらは作中で互いの関係を明確にしていない。なので正式に彼氏を持つプリキュアは、フレンディさんが史上初ということになる。
プリキュアの恋はだいたい相手が異世界人だったり妖精だったり無駄に胸元をあけている神だったりするせいでうまくいかないことが多く、幼なじみ枠の男子との関係も結論までは描かれないのが常であった。
それがここで急にカップルが成立してしまった。まごうこと無き神回であったが、心配なのはこれが「犬が主人公の物語」だということだ。クライマックスでもないこのタイミングでやったということは、「飼い主に恋人ができて相手してもらえなくなるペット」の悲しみが描かれてしまうのか!? 嫌だ!! 苦しむのは毎日悟くんと電話してたメェメェだけにしてくれ!!