Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

■2024-09-11
PS5 Proたっけえ……んだよな?
 PlayStation 5 Proが発表され、12万円というドすげえ価格設定に衝撃を受けた。最初のPS5の一番安いモデルが4万円だったじゃん……なんだよ12万円って……。
 
 まあPS5持ってるから関係ないんだが、そういえば俺は自分がPS4をPS5に買い換えた理由を完全に忘れ去っていた。弊サイトは俺の外部記憶装置であるので、過去の記事を検索すると、なんてことはない「PS4のコントローラーがヘタってきたから」というだいぶ後ろ向きの理由だった。

 そんな消極的に手に入れたPS5だったが、アーマード・コア6をクリアしてからというもの、ぜんぜんゲームを触っていない。
 理由は簡単で「決定ボタンが○でないから」に尽きる。

 今までも洋ゲーで決定ボタンが×のものがあり、ゲームによって決定ボタンが違うということにはそれなりに慣れていた。しかしこれが今まで普通に使ってきたtorneやアマプラに適用されるとかなり厳しい。×が決定のゲームを遊んだ経験のない家族には特に厳しい仕打ちだった。
 こうして家族会議の末「○と×のキーバインドを入れ替える」というクソオプションが実行され、PS5は「画面に×と出たら○を押さなければいけない」という欠陥ハードに成り果てた。聖剣伝説の体験版もやったがひどいものだった。現在はほぼtorneとアマプラ再生機となっている。

 定価700ドルを12万円と翻訳していることからもわかるとおり、もうソニーは日本でプレステを売る気がないのだろう。あるならそもそも初期型PS5のUIで決定ボタンが選べたはずだ。
 多様性の尊重というのは「ゲームにいろんな人種を出さなければいけない」ということよりまず「決定ボタンが右の文化と下の文化の両方に配慮する」ということだと思うんだよな。お前さんたち、ゲーム業界の人なんでしょう?

 まあいい。特に買うわけでもないプロダクトに対してどうこう言ったって意味はない。「家庭用ゲーム機」だと思うから無法に高いように見えるだけで、これがSteamとかに接続できるゲーム専用PCだったら安価でお手頃価格だろう。えっこれSteamのゲームできないの? じゃあ誰が買うの……?


 しかし……待てよ、「本体に12万円」というのはひょっとして……大人の趣味の出費としては正常な範囲なのではないだろうか?
 だってだって、ゴルフやカメラや楽器が趣味の人は初期投資としてそれくらいすぐ使うでしょ。
 「ソシャゲに月1万課金」とか聞くと俺はスゲッて思うけど、趣味にそのくらい使ってるケースは普通にある。
 6800円のゲーム買って半年くらい遊び続けてるの、コスパが良すぎて心配になってきた。あのころ「ゲームは大人になったら卒業するもの」って空気を出していた社会は、俺たちに「もっと金のかかる趣味を持って経済を回すのが大人ですよ」って言っていたのかもしれない。

 ゲームが子どもの遊びだった時代の金銭感覚のまま、我々は老いてしまった。
 大人である俺たちは、12万円の本体のみならず、ソフトもデラックス版とかそういうものを買って、社会に金を回していくことを求められているのか!? でもロックブーケのフィギュアは要らねえんだよなぁぁ~~!