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◆不定期日記ログ◆

■2022-05-09
Scratchで遊ぼう
 カレンダー通りの飛び石連休……それは前向きにとらえれば連休が3つあるということ……。俺はふと思い立ち、Scratchを使ってクソゲーを3本作ることにした。

 Scratchは教育用途でよく使用される、ビジュアルプログラミング言語である。4年ほど前から触っていて、どんなことができるかも大枠で理解しているが、今までゲームを作ろうとしたことは無かった。

 娘氏の小学校にもGIGA端末が配布され、まもなくScratchライクな言語を使った授業も挿入されてくるはずだ。
 子どもに読書家になってほしいのならまず親が本を読んでいる姿を見せるべき、という考え方がある。それはつまり……子どもにプログラミングに親しんでほしいならまず親がプログラミングしている姿を見せるべき、ということなのだろう。
 普段趣味で書いているPHPはテキストの塊であり、用途は主にWeb用である。それにくらべればScratchは何をやっているのかが小学生にもわかりやすい。
 そういうことで思いついたゲームを片っ端から組んでいき、無事3本の原始的なゲームが誕生した。
Scratchゲーム置き場
http://one.cside.to/flat/docs/scratch-game.html
 読み込みにちょっと時間がかかるかも。


 久しぶりにゲームを作ってみてわかったのは、ゲームのルールを考える人の偉大さであった。
 仮に娘氏にScratchでできることをマスターさせても、それで直ちに面白いゲームが作れるわけではないという当たり前の話である。プログラミングする目的……つまり仕様を発想し策定するための力は全然別のところにある。
 STEAM教育が叫ばれる昨今、プログラミングの仕組みを学ぶことだけではなく、アナログゲーム等でシンプルなゲームのルールに多く触れさせることが、良いゲームデザイナーの育成につながるのではないだろうか。
 
 エッ……STEAM教育ってSteamでゲーム売って暮らせるクリエイターを育成する取り組みじゃあないんですか!? デジタルゲーム分野において世界的クリエイターを多数輩出する我が国ならではの取り組みだと思っていたのに! なんたる欺瞞!