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◆不定期日記ログ◆

■2015-04-01
おむつの語源に迫る過程
 おしめは「御湿」で、アカチャンが湿らせるもの、という意味がある。
 では「おむつ」はなぜ「おむつ」というのか?
 育児中に非常に気になったので調べてみた。

 謎を解くには18世紀初頭まで時をさかのぼる必要がある。
 仙台藩第5代藩主に着任した伊達吉村は、危機的状況に陥っていた仙台藩の財政を立て直す策として、鉱山開発、馬産、そして織物の生産を奨励した。その際「仙台平」として有名な絹織物と並んで、仙台藩の特産品として大いに財政を潤わせたのが、赤子のおしめに特化した綿織物であった。
 仙台藩の職人は、吸水力に特化した綿布の紡ぎ方を開発し、高品質なおしめを生産して出荷した。その評判は江戸の上流階級にまで届き、多くの武家屋敷でさかんに利用されたという。このおしめが、武家の奥方の間で、伊達吉村が陸奥守であることになぞらえて「むつのかみ」と呼ばれるようになった。これが「おむつ」の発祥である。

 聡明なる読者諸兄はお気づきと思うが、今日は4月1日なので上記のことは完全にでたらめであることに留意してほしい。実際は「おやつ」と同様、「明け六ツ(朝6時)」にまっさきに取り替えることから「おむつ」と呼ばれるようになった、というのをまた今まさに俺が考えたので各自検証せよ。エイプリルフールはメディアリテラシーの重要性を確認する日なのだ。