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◆不定期日記ログ◆

■2014-11-29
11月のあいりさん
 6ヶ月になってすぐ、あいりさんの夜泣きが始まった。
 深夜2時くらいから泣き出して、一時間あまりまったく鎮まる気配がなかった。
 「6ヶ月になったら夜泣きが始まる」……あいりさんはどこかでそんなことを聞いたのかもしれぬ。あいりさんは0.5歳児であることに対して自覚的であった。それほど決断的な泣き方であった。

 でもその日以降ほとんど夜中に泣くことは無かった。
 あってもすぐ泣きやんで寝た。
 すごいよかった。



 首が完全にすわり、腰も徐々にすわってくると、抱えたりするときに「ひとりの人間」として取りまわすことができる。要するに、今までのようにちゃんと支えなくても自力で姿勢をキープしてくれるので楽になった。
 ただそのぶん体重は標準を目指して増え続けているため、楽さは差し引きゼロというか赤字である。

 お休みの日には極力あいりさんを連れてお出かけをするようにしている。
 あいりさんはだんだん自己主張ということを覚え始めたので、買い物でもたもたしていると「オ゛イ!」と強い口調でどやしてくるので怖い。
 車で移動中でも赤信号で長時間止まっていると激おこである。動き出すと黙る。あいりさんは移動を渇望している。



 抱き枕としては半端な大きさであったCRAFTHOLICのクッション(通称とり)が、あいりさん周辺に置いておくのにいい感じのサイズで助かっている。
 ねんねの際にはだいたい枕元に置いておき、あいりさんの頭が壁にドンドンするのを防ぐのだ。
 試しにそのクッションの上にうつ伏せにして、クッションごと抱えあげてやったら大変喜んだ。この遊びを「銀の龍の背に乗って」と名付けた。おこがましい。どう見ても青緑の鳥だ。なので「宙船」と名付けた。これもおこがましい。というか中島みゆきから離れろ。



 歯の生えてくる時期が近いのか、あいりさんの間でカミカミするタイプのおもちゃがブームとなっている。
 バナナの形を模した奴が特にお気に入りで、渡すとすぐに自力で口に突っ込んでカミカミしている。
 ぐずっているときもコレを渡すと黙ってカミカミしはじめることが多いので、外出先でも持ち歩いてカミカミさせていたところ、大ばあばが偽物のバナナを噛んでいるあいりさんを見かねて本物のバナナを持ってきた。そういうやつじゃねえからこれ。
 バナナは末弟おじさんが美味しくいただきました。

 手で足先をつかんでいることは以前からあったが、ついに足を口に運ぶようになった。
 さわるだけでは飽きたらず、舐めて嗅いで五感を研ぎ澄ましてその存在を理解するのだろう。何事も頭でわかった気になっていては身につかぬ。平安時代の哲学剣士ミヤモト・マサシも「習うより舐めろ」と言っている。



 最近、あいりさんがDogezaの姿勢で前後にゆらゆらしているのを目撃した。
 Dogezaはお座りやハイハイに派生する技ではないかと踏んでいる。いよいよダイナミックに移動する日も近い。

 以上、生後7ヶ月となったあいりさんの記録。