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◆不定期日記ログ◆

■2014-10-28
ファッキン情報社会
 珍しくテレビドラマを観ている。
 森博嗣原作の『すべてがFになる』(と、それに連なるS&Mシリーズ)が映像化したからだ。

 やむを得ないことだと思うけれど、当然設定はいろいろ変わっている。
 舞台が名古屋から神奈川になったのはまあいいとして、年代が1990年代から2014年になってしまったのが非常に痛い。
 犀川先生がUNIXじゃなくてWindows8を使っているのは残念だけど仕方なし。それよりもタバコが排除されたことと、携帯電話やスマートフォンが普及しきってしまったことが大打撃である。

 タバコを吸うシーンなくしてどうやって推理中であることを演出するというのか!と思っていたがなんか大量に汗をかきながら脳内会議をしていた。犀川先生はこんなアツイ推理をする人じゃなかったでしょ!と思わずにはいられない。
 そして携帯電話の存在はもっとヤバい。初回は『冷たい密室と博士たち』だったんだけど、案の定「閉じこめられたのにケータイで助け呼ばないのおかしくね?→やっと呼んだけどたまたま不通→ケータイで連絡しようとしてるのに慌てない犯人おかしくね?他の友達に助けを呼ばないのもおかしくね?」という状態になったじゃないですか!

 マジで現代はミステリィに厳しい時代だな!ファッキン現代!ファッキン情報社会!!