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◆不定期日記ログ◆

■2014-01-30
プリキュアが教えてくれたこと
 マナさんは我々大人に多くの教訓を残してくれた。


■エシディシ・メソッドは役に立つということ
 怒りや絶望など、感情が高ぶりすぎたなと思ったときは、ためらわずに大声で泣くことで気持ちを落ち着かせることができる。
 これはおよそ12000年前から伝えられるエシディシ・メソッドと呼ばれる方法であり、10000年の歴史を持つプリキュアがこの秘法を伝承していても何ら不思議はない。
 過酷な戦いに身を置きながら、最終回まで一度も心の折れなかったマナさんの鋼鉄メンタルは、このエシディシ・メソッドに支えられているのだ。

■話し合いをするためには力が要るということ
 「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!」とよく言われるが、むしろ話し合いも同じレベルの者同士でしか成り立たないことを、マナさんは身をもって伝えてくれた。
 両者に明らかな武力の差があると、話し合いはただの脅迫に変わってしまう。戦争を放棄しても武力は放棄できないのはこのせいである。
 話し合いをするために強くなった、とおっしゃるマナさんは、その身につけた武力を存分に発揮し、笑顔でターゲットの背後をとって説得を強行するなどしていて少し怖かった。

■大勢の他人より家族を優先するのは悪ではないこと
 終盤に「大切な家族を救うために大勢の他人を犠牲にするのは自己中か」という、まるでサンデル先生の講義のような哲学的な問いが出てきて困惑した。
 いったい子供番組でどのような答えを出すのかと思ったが、これは「愛」でいいらしい。
 これを一歩進めて「自分の命を救うために大勢の他人を犠牲にするのは自己中か」というところまで行ったらどのような答えを出しただろうか。さすがにこれは許されないだろうか。すまない、蝶野攻爵……「謝るなよ、偽善者」あなたに届け!マイ・サンライト・ハート!
 これではプリキュア5つの誓いが真っ赤な誓いになってしまう。危ないところであった。


 次のプリキュアさんはカードでコスチュームチェンジして戦う人らしい。
 10周年ゆえにレジェンド・プリキュア・コスチュームを出すつもりであろう。
 バンダイさんは抜け目ない商人の目を持っている。