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◆不定期日記ログ◆

■2012-12-07
私が村長です
 噂で「すっごいマリオペイント」だと聞いて3DSの「とびだせ!どうぶつの森」に手を出して、もう半月ほどになる。

 モッコロ村に降り立ったてばさき村長は、村長として役所に迎えられたにも関わらず、まず住民から一定の支持を得ないと職務が始められない。
 ほのぼのしたように見えてけっこうリアルな村感覚だ。
 さっそく掲示板や住民への手紙に「私が村長です」と書いて回った。

 村歌としてローカルCM「ヤーマザキーのーにーまーめー♪」を制定したところ、全村民がそれを口ずさみ始めたので軽く洗脳状態になった。
 後日、すれ違い通信で「ハッピーライフ♪ハッピーホーム♪タマホーム♪」を村歌にしている人がいて、完全に負けたと思った。
 県外に出るときは変えようと思う。

 このゲームはゲームではないので、別に「村を整備して人口を増やそう!」とか「外敵の侵略に備えよう!」などのような目的は存在しない。日々変わっていく村の様子を、箱庭を眺めるが如く観察するだけだ。
 したがって、村長といえども地方自治体の長たるべきことはほとんどせず、果樹園を作ったり、甲虫を捕って売ったりして暮らしている。

ぽてんしゃる!
誰得マイデザインのQRコード
 モッコロ村の守り神、ぽてんしゃる様の絵。

 むかしむかし、モッコロ村にぽてんしゃる様という村人がおった。
 ぽてんしゃる様は、体毛が一本しかない奇妙な体じゃった。それゆえ村人から忌み嫌われ、山奥にひとりで住んでおったそうな。
 ある年、大きな地震が起こり、津波が村を襲ってきおった。
 ぽてんしゃる様はその時、持ち前のポテンシャルの高さで村を津波から守り、そのまま海に消えていったそうな。
 村人たちはぽてんしゃる様を大切に祀り、今でも村の守り神として言い伝えておるということじゃ。

「モッコロ村史」より


 このゲーム、最初はなぜ不動産屋のたぬきちが嫌われているのかよくわからなかった。
 引っ越してきたばかりの若い独身男性に対してあっさりと住宅ローンを組むなど、なんと懐の大きい事業者かとさえ思った。

 だが奴の恐ろしさは金銭の問題ではなかったのだ。
 村長が美しく整備しはじめた村の中心部に、なんの相談もなく別の村民の家をおったてられたときに初めて理解した。
 このタヌキは危険だッ!このままでは村内の動線がめちゃくちゃにされるぞッ!

 いまモッコロ村では、不動産ヤクザよりも先に通路スペースや公園予定地を確保すべく、全額村長の自腹即金で公共事業が連発されている。
 村長は、最小限の設備で土地を保護するため、夜な夜な測量に精を出している。
 ほのぼのしたように見えてけっこうシビアな村長感だ。

 夢でもし会えたら素敵なことなので、夢番地を置いておく。
 [[夢番地:1400-0138-9385]]