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◆不定期日記ログ◆

■2012-02-29
12k年前から愛してる
 「1億2,806万人」とか「92兆4,116億円」みたいなコンマの入れ方が気に入らない。


 別に三桁区切りであることは良いのだ。
 会計での数字の扱いは、完全に欧米式がデファクトスタンダード。「区切り方なんてExcelに自動翻訳させて、日本人が読みやすいように四桁区切りにしようぜ!」と思わなくもないが、今あえて逆らうことじゃあないだろう。

 気に入らないのは「万・億・兆」という四桁区切りで表記しておきながら、意味もわからず三桁目にコンマを入れてしまっている点なのだ。
 これこそ四桁区切りの敗北と言わずしてなんと言う!


 とはいえ、四桁区切りの数え方を持つ我々にとって、欧米式のミリオン・ビリオン・トリリオンはいまいちなじみにくいのも事実。
 貿易額とかの統計で単位が「十億円」とかになってるのもちょっと悔しい。
 兆になるとトリリオンと一致するのでやや助かるが、そもそもトリリオンにあまり馴染みがないのでありがたみが薄い。


 このギャップを埋めるため、未来の我々は「キロ・メガ・ギガ」等のSI接頭辞を利用しているのではないか、と想像した。
 ネット上ではいつからか、千円のことを「1K」、一万円のことを「10K」などと隠語めいてSI接頭辞が使われてきた。 
 この用法は三桁区切りなので、これに慣れると欧米式の三桁区切りが感覚的に扱えるようになる。冒頭のような奇妙な位取りが使われることもなくなるだろう。

 英語教育のせいで、ミリオンやらビリオンやらに苦手意識を持っている人も少なくないはず。ぜひ脳内にメガ円やらギガ円を採用し、三桁区切りに慣れていきたい。
 何よりこれを採用すると、宝くじの当選金が100メガショック!とかになる。なかなか悪くない響きだ。