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◆不定期日記ログ◆

■2010-12-16
天の道を往き総てを司る男
 水嶋ヒロ先生の『KAGEROU』をちょっと見せてもらった。
 なんでも初日に43万部を売り上げたとは聞いていたが、実際見て、泣けた。
 これほど泣ける小説は初めてだ。
 
 本文中になにか貼り付いてると思ったら、
 それは誤植部分をカバーする訂正シールだった。 
 編集者として最も見たくないモノである。

 訂正シール貼りのエース(褒め言葉ではない)の異名をもつ俺でも、
 2万冊に訂正シールを貼る仕事をしたときは相当凹んだ。
 それが43万冊積んであると思ったら相当泣ける。 
 43万……やっとベジータを退けたところにフリーザクラスかよ……

 えっと、他のページについては読んでないのでよくわかりません。


 しかしこの売り上げ、日本中で相当な額のお金が動いたことになる。
 初日の動きだから、話題だけでもこれだけのお金を動かせるのだ。
 まぎれもないスターである。

 「大きくなったら仮面ライダーになりたい」っていう子、今でも結構いるみたいだけれど、水嶋ヒロ先生を見てると意味合いが随分変わってくるな。