Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

■2010-05-25
かもしびと
 さまようよろい、メタルスライム、ベビーサタン、くさったしたい。
 がいこつけんし、アニマルゾンビ、ミイラおとこ、くさったしたい。

 「くさったしたい」というネーミングは、ひどすぎないか?

 あまりにもそのまますぎるじゃないか。
 「さまようよろい」なんかもそのままだが、これは鎧が彷徨ってる部分にすでに驚きがあるから納得できる。
 「うごくせきぞう」も、石像が動くからすごいのだ。
 そこにきて「くさったしたい」はどうだ。普通なら「動いている」「生きている」ことに驚くはずではないか。なのに「腐る」という死体にとってどうにもできない部分を抽出したこのネーミング。もはやコレ悪口だろ。

 いくら魔物とはいえ、元は誰かの遺体だぞ。
 もうちょっとこう、敬意というか、畏敬の念を払えよ。
 妻がいたかもしれぬ、子がいたかもしれぬスミスさんに対して「くさったしたい」呼ばわりは酷いだろ。
 死人にムチ打つような真似はよすんだ!グリンガム的な意味で!


 ただドラゴンクエストモンスターズシリーズの交配システムなんかを見ると、くさったしたいは誰かの屍ではなく「そういう魔物」として扱われているようだ。
 それはそれで、「犬の睾丸に似てるからイヌノフグリと名付けよう」みたいなデリカシーの無さを感じる。
 腐ってるのが常体で有益なら、それは「腐敗」ではなく「はっ酵」と呼ぶべきだ。
 はっ酵した死人……

 よろしい。ではいまから「くさったしたい」は「醸死人かもしびと」じゃ!
 さあ、ゆくがよい。