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◆不定期日記ログ◆

■2009-07-06
七夕インフレーション
 七夕である。
 今年もいろいろなところで、よそ行きの願いを満載した笹を見る。

 この願い事の風習は、裁縫の達人である織姫に、裁縫の上達を願うことからはじまったらしい。
 いつのまにか願い事の部分がインフレーションして、なんでもアリの状態になった。
 織姫もさぞかし戸惑っているだろう。
 最初は「四六時中も好きと言って」でよかったのが、いつのまにか「めぐり逢えたときから死ぬまで好きと言って」になっていたくらい戸惑っているだろう。

 そんなことを考えながら、スーパーマーケットに掲げられた笹を見ていると、綺麗な字で書かれた一枚の短冊が目についた。

 「らいあがすくすく育ちますように」

 僕は「お子さんに英語圏の知り合いができませんように」と祈った。
 なんて酸っぱいんだ、大人のパラダイス。