◆不定期日記ログ◆
- ■2009-03-14
- 試される大地へ
話は小学生のころまでさかのぼる。
その年、珍しくインフルエンザの予防接種を受けた僕は、
油断しきって逆にインフルエンザに倒れた。
よくある話だ。
そして、僕と次兄とが参加するはずだった、家族での北海道旅行は、
次兄と末弟とで予定通り遂行されたのだった。
病床の電話から聞こえた「バターコーンラーメン おいしかった です」という報告は、僕の心をするどくえぐり取った。
それ以来、毎年冬がやってくると、家族の間では北海道を連想させる言葉はタブーとなった。
僕が纏う負のエネルギーはすさまじく、その圧力はその後の人生において一切のインフルエンザウイルスを寄せ付けないほどであった。
地獄が見えたあの日から、俺の心を吹く風は、復讐の風熱い風。
そんな北海道に、ついに復讐を果たすときがやってきた!
トラウマは克服するために設定されるのだ!
まず到着したのは函館。
さっそく、空港にあったきれいな写真を写メしてあんどう君に送る。
送った写メ すぐに返信がやってきた。
【本文】ひゃあー!?夜!?
あんどう君のこういうときのノリのよさは至高である。
そうそう、時差が、ね。
心配していたほど気温は低くなく、雪もほとんど残っていなかった。
函館では圧倒的破壊力のカニイクラ丼を食べたあと、
メインイベントである五稜郭へと向かった。
五稜郭……それは幕末の戦いの最後の舞台となった城であり、『ジョジョの奇妙な冒険』の作者として有名な荒木飛呂彦が「土方歳三」としての人生に幕を下ろした場所でもある。(参考画像 http://images.uncyc.org/ja/0/0d/Araki2.jpg)
五稜郭のとなりにそびえるタワー このタワー、高さは100mちょっとと控えめだが、函館には高い建物をたてちゃいかんという条例があるらしく、申し分ない絶景を思う存分楽しめる。
弱点があるとすれば、五稜郭があまりに近すぎてカメラに収まりきらない点と、鎮座している土方像が例外なく逆光の位置にあって記念写真が撮りにくい点だ。
函館から高速道路で登別へ。
硫黄の匂いのする温泉に、お肌てゅるてゅるになるまで入浴した。
翌日、高速道路で札幌方面へ。
札幌をスルーして小樽まで走りぬける。
さすがにこちらは雪が残っているところが多い。
「雪解け」は決して美しいものではないということをよく学んだ。
運河! 天気予報は芳しくなかったが、なんとか晴れ。
ひとしきりガラスを吹いたあと、そこらじゅうにある古い建物や、オルゴール館などをひやかして回った。
やらないか やらないよ!
夕方、札幌へ。
いよいよ過去に決着をつけるときが来た。
時計台、旧道庁など夜景が綺麗なポイントをぐるぐる回りつつ、
北海道マスター・サチコ様のオススメしたラーメン屋へ粛々と向かった。
注文は迷わずバターコーンラーメンだ。
ご注文の品 さっそくこの画像を末弟に送りつけてやった。
バターコーンラーメン おいしい です。
見たか末弟、俺はついに克服してやったぞ。
見事トラウマを完食した僕は、最後の絶景ポイント、JRタワー展望室へと昇った。
ここの夜景はスゴイともっぱらの噂だ。
スゴイスゴイってどんだけスゴイか見て……ってすげぇー!
360度全部ごらんのありさま。
函館から世界三大夜景を奪いかねない勢いだ。
恐るべし札幌……ここまでのポテンシャルを秘めているとは……
そしてトイレもごらんのありさまだよ!!
フフ……真のいくさ人は戦場でも決してアレが縮み上がらない、と前田慶次が言っておったのはまことの事じゃな……
トラウマを乗り越えた今なら、この札幌の夜景と相対してもまったく問題ないわ!
ほーれ末森城城主・奥村助右衛門の小便鉄砲、くらいやがれー!!
こうして僕は完全にトラウマを克服した。
その年、珍しくインフルエンザの予防接種を受けた僕は、
油断しきって逆にインフルエンザに倒れた。
よくある話だ。
そして、僕と次兄とが参加するはずだった、家族での北海道旅行は、
次兄と末弟とで予定通り遂行されたのだった。
病床の電話から聞こえた「バターコーンラーメン おいしかった です」という報告は、僕の心をするどくえぐり取った。
それ以来、毎年冬がやってくると、家族の間では北海道を連想させる言葉はタブーとなった。
僕が纏う負のエネルギーはすさまじく、その圧力はその後の人生において一切のインフルエンザウイルスを寄せ付けないほどであった。
地獄が見えたあの日から、俺の心を吹く風は、復讐の風熱い風。
そんな北海道に、ついに復讐を果たすときがやってきた!
トラウマは克服するために設定されるのだ!
まず到着したのは函館。
さっそく、空港にあったきれいな写真を写メしてあんどう君に送る。
送った写メ
【本文】ひゃあー!?夜!?
あんどう君のこういうときのノリのよさは至高である。
そうそう、時差が、ね。
心配していたほど気温は低くなく、雪もほとんど残っていなかった。
函館では圧倒的破壊力のカニイクラ丼を食べたあと、
メインイベントである五稜郭へと向かった。
五稜郭……それは幕末の戦いの最後の舞台となった城であり、『ジョジョの奇妙な冒険』の作者として有名な荒木飛呂彦が「土方歳三」としての人生に幕を下ろした場所でもある。(参考画像 http://images.uncyc.org/ja/0/0d/Araki2.jpg)
五稜郭のとなりにそびえるタワー
弱点があるとすれば、五稜郭があまりに近すぎてカメラに収まりきらない点と、鎮座している土方像が例外なく逆光の位置にあって記念写真が撮りにくい点だ。
函館から高速道路で登別へ。
硫黄の匂いのする温泉に、お肌てゅるてゅるになるまで入浴した。
翌日、高速道路で札幌方面へ。
札幌をスルーして小樽まで走りぬける。
さすがにこちらは雪が残っているところが多い。
「雪解け」は決して美しいものではないということをよく学んだ。
運河!
ひとしきりガラスを吹いたあと、そこらじゅうにある古い建物や、オルゴール館などをひやかして回った。
やらないか
夕方、札幌へ。
いよいよ過去に決着をつけるときが来た。
時計台、旧道庁など夜景が綺麗なポイントをぐるぐる回りつつ、
北海道マスター・サチコ様のオススメしたラーメン屋へ粛々と向かった。
注文は迷わずバターコーンラーメンだ。
ご注文の品
バターコーンラーメン おいしい です。
見たか末弟、俺はついに克服してやったぞ。
見事トラウマを完食した僕は、最後の絶景ポイント、JRタワー展望室へと昇った。
ここの夜景はスゴイともっぱらの噂だ。
スゴイスゴイってどんだけスゴイか見て……ってすげぇー!
360度全部ごらんのありさま。
函館から世界三大夜景を奪いかねない勢いだ。
恐るべし札幌……ここまでのポテンシャルを秘めているとは……
そしてトイレもごらんのありさまだよ!!
フフ……真のいくさ人は戦場でも決してアレが縮み上がらない、と前田慶次が言っておったのはまことの事じゃな……
トラウマを乗り越えた今なら、この札幌の夜景と相対してもまったく問題ないわ!
ほーれ末森城城主・奥村助右衛門の小便鉄砲、くらいやがれー!!
こうして僕は完全にトラウマを克服した。