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◆不定期日記ログ◆

■2008-05-08
草なぎ
 いまになって、いくつかのメディアで、
 SMAPの草彅剛のことを「草なぎ剛」と表記していることに気がついた。
 いわゆる交ぜ書きだ。
 このワープロ社会においても、いまだに交ぜ書きの慣習は根強く残っている。

 街中で「処方せん」と書かれたノボリを見るたびに、
 「ストレイツォ容赦せん!」と叫びたくなるのは僕だけではあるまい。

 ニュースで「覚せい剤」の見出しが出るたびに、
 曹操の声で「覚悟せい!」と再生されるのは僕だけではあるまい。

 銀行が「経営破たん」を危惧されるたびに、
 新たなる萌えキャラの誕生を予感するのは僕だけではあるまい。

 ヨーグルトのラベルに書いてある「はっ酵乳」の文字から、
 乳酸菌の気合をひしひし感じるのは僕だけではあるまい。

 ほかにも「市史編さん」とか「推せん図書」とか似たような状況は多々あり、
 それらの交ぜ書きが今日も僕の想像力を刺激している。

 漢字で表記することによって、単語間にスペースを入れなくても読みやすい、というのは日本語のナイスな点であると思うので、交ぜ書きは徐々に本来の漢字に戻っていくといいなと思っている。
 どっかの国のせいで「ら致」が頻出するようになってから、「拉致」という表記が目立つようになったことだし。


 で、冒頭の草なぎ剛の件ですが、
 半端に漢字にするくらいなら本人が「くさなぎ剛」に改名してしまえばいいのではないかと思った。
 しかしあまり「剛」を主張すると、堂本兄弟の光一君でない方が涙目になってしまうので難しいかもしれない。
 いっそカタカナで「クサナギ」にしてしまうのはどうか。
 山下智久が主演しそうだから駄目か。