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◆不定期日記ログ◆

■2008-02-04
春が立つ
 立春である。
 毎年、天気予報で「暦の上では春ですが」というフレーズを聞く日である。

 しかしこの「暦の上」というのが納得いかない。
 2月が始まったばかりのこの時期に「春が立ったぁ!」と大騒ぎするハイジみたいな暦があるか!
 1年でもっとも寒く、新芽も凍てつくこの時期に「立て、立つんだ春ーっ!!」と丹下段平のようなことを叫ぶのはどんな暦だ!

 調べてみると、立春や春分などの「二十四節気」は、古代中国の華北地方で農耕用に編み出され、それが日本に伝わったらしい。
 なので正確に言うと「約二千年前の中国華北地方では春ですが」となる。
 なんという遠さ!
 「俺の母さんの友達の息子がラブサイケデリコの顔が出ないほうなんだぜ」っていう自慢くらい遠い!!

 だいたい季節の話なのに「節季」ではなく「節気」なのもどうかしている。
 Google先生に「もしかして: 二十四節気」ととがめられるのは俺が最後でいい。

 …ここまで書いて気がついたが、いま4月号の原稿を書いている俺も十分どうかしているので、この件はこれ以上ツッコまないことに決めた。