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◆不定期日記ログ◆

■2007-02-21
エトセトラにまつわる妄想
 "にまつわるエトセトラ" の検索結果のうち 日本語 のページ 約 1,060,000 件

 最初に「~にまつわるエトセトラ」という言葉をあみ出した者を尊敬する。
 僕らは「まつわる」や「et cetera」の詳しい意味なんか知らないのに、何かに関連したよもやま話をするときの定型文として「~にまつわるエトセトラ」というタイトルを許容している。
 ひょっとして、ことわざや慣用句の類は、こうして生まれて認知されていくのではないかというような予感すら感じさせる(重複表現)。

 「などなど」のちょっと気取った代用(etc.)でしかない「エトセトラ」を、華々しく題名に使ったのはいったい誰だったのだろう。
 最初にやったのは誰なのか知るよしもないが、これが世に広まったのはPuffyの『渚にまつわるエトセトラ』(97年)からではないか?

 僕の世代のせいでバイアスがかかっているだけかもしれない。
 しかし『これが私の生きる道(私生道→資生堂)』『サーキットの娘(→サーキットの狼)』など、このあたりのPuffyの曲名はかなりひねって作られており、あながち無関係とは言い切れない凄みがある。

 もし97年以前に「~にまつわるエトセトラ」という定型文を使った例を見た覚えがある人がこれを見ていたらコメントを下さい。
 それまでは井上陽水を尊敬することに決めた。