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◆不定期日記ログ◆

■2007-02-12
歓迎セレモニー
 あれは、まだ僕らが、外国といえばアメリカとハワイしかないと思っていたころ…

 僕らのクラスに、イギリスからのお客さんがやってきた。
 短期ALTみたいな扱いだったと思う。

 僕らは自主的に、歓迎の方法を考えた。
 先生が教室に入ってきた瞬間に、向こうの言葉で挨拶をしよう!
 ハローはアメリカの言葉。じゃあイギリスは?

 本で調べていた友達が言った。「ボンジョルノだ!」

 僕らはまだイギリスとイタリアの違いもわからなかった。
 きっと誰でも、イギリスとイタリアの違いを覚えて大きくなり、
 オーストリアとオーストラリアの違いを覚えてまた大きくなる。

 教室に入った瞬間、笑顔の子どもたちから大声で
 「ボンジョルノ!!」
 と叫ばれたイギリス人の先生は、どう思っただろうか…
 きっと今でもこのハイブロウなジョークを忘れてはいまい。