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◆不定期日記ログ◆

■2006-10-30
激しいスキンシップ
 多くの飼い主が自分のペットのことをそういうように、
 うちのえも子は変わっている。

 ねこのくせにお手お座りをマスターしているだけでもけっこうな変わり者だが、一昨年あたりからどうもおかしい。
 腰のあたりを平手でパチンパチンひっぱたくと、気持ちよさそうにゴロゴロ喉を鳴らすのだ。このコミュニケーション、パッと見は明らかに動物虐待だが、ひっぱたくのをやめると、すぐにすり寄ってきて強い口調で「ニャー」というものだから、どうやら本当に喜んでいるようだとわかる。
 なぜこんなことになってしまったのか、誰も知らない。

 ある日、台所でカラになったかつお節の袋が発見された。
 えも子のしわざだ。

 次兄がえも子の首根っこをつかみ、強い口調で叱責している。
 だが、やったのはそれだけで、あっさり次兄は引き下がった。

 「悪いことをしたんなら、ひっぱたかないとダメだろ」

 「いや、こいつひっぱたくと喜ぶんで、罰になんねぇ」

 えも子の項目に、真性マゾの一文が追加された。