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以下の記事へのツッコミです

■2023-04-28 : PCドクターT
 職場のノートパソコンのメモリが4GBしかない。


 4GBしかないと、もはや業務が「Wordを立ち上げたらコーヒーを入れに行く」のような状況になってしまい、かなりの労働力がスポイルされていると言わざるを得ない。
 しかしPC買い換えの予算は後回しにされ続けており、このままの環境で勤務を続けることは、もはや労働基準法第一条「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」に反してしまう可能性すらある。
 ただちに是正しなければ!

 折しも、今年度使う人のいないPCが数台出たところだ。この好機を生かすべし。
 俺はこっそり予備PCの機種を調べ、自分のものと適合することを確認した上で、メモリを摘出し自分のPC空きスロットへ移植した。
 起動させてみたらブラックアウトしたので焦ったが、案の定これは俺の握力の問題でメモリがきちっと刺さっていなかったせいだった。その他拒絶反応は見られず、8GBを認識していることが確認できた。

 導入した年度によって機種は異なる。しかし、課内のどのPCもメモリのスロットは2口あり、その片方に4GBのメモリが刺さっているようだ。つまり、8GBのメモリを1つ買えば、浮いた4GBのメモリでもう1台の命を救うことができる。
 俺は「今なら1台あたり2000円弱で業務スピードを改善できる可能性があるのだが……」と総務に稟議を提出した。稟議書は付箋のメモであったが、事前に偉い人のPCに先ほどの4GBメモリを増設して「Officeの立ち上げが速いッ!」という言質を取ることでスムーズに予算を得ることができた。正確で美しい稟議書よりも響く言葉がある。

 ここからは同型機からの移植ではないので、拒絶反応が出ないようメモリの規格を調べなければならない。機種によってDDR4-1600だのDDR3L-1600だのが混在していて把握に時間がかかった。DDR4っていったりPC4っていったりするのやめて統一して欲しい。
 そんなわけで多少出たとこ勝負のところはあったが、結果的に何も問題なく作業を進めることができた。強いて言えば「このまま2台同時にメモリ増設の手術を行う!(ギュッ)」ってなったのがスーパードクターっぽかった。

 こうして課内のPCをすべて健康で文化的な最低限度のメモリに引き上げることができた。
 これであとはHDDをSSDに換装していけばもう5年くらい戦えそうな気がする。しかしそれはメモリ増設に比べてはるかに時間と予算がかかるため、あまりやりたくはない。それにこれ以上PCの更新を遅らせられるのも困る。


 ところで、底面のネジが1つ欠落しているPCがあって、首をかしげながらネジ全部とって開けて、メモリ刺してまた閉じたら、なぜかネジが全部そろっていたという体験をしたんですけど……これひょっとして怪談ですか?

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