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■2021-09-12 : 稲作、即ち闘(バトル)!
秋……それは実りの季節……ということで、日本神話的スタイリッシュアクションDASH村シミュレーターこと『天穂 のサクナヒメ』を始めました。
このゲームについては去年「農林水産省が攻略Wiki」というパワーワードでバズバズのバズになったので、徹底的に農業をやるゲームだということはお前たちもご存知のことと思いますが、それだけなら『Farming Simulator』が日本で大ウケしてないとおかしいわけです。……エッ? ファーミングシミュレーターって家庭用だけでももう16作出てるの!? 大ウケしてるじゃないか。
なので今回はサクナヒメがどんなゲームか、未プレイ勢に説明します。ググればだいたい全部わかりますが、「ググれ」と言ったらお前たちはうっかりWikipediaとかを開いてしまい容赦なくネタバレを踏むでしょう。絶対に許さない。
このゲームは横スクロールアクションRPGです。「アクションRPG」と言ったときのRPGとは本来の意味を離れ「キャラが成長するよ」という程度の意味であることはご承知のことと思います。
そして本作の特徴として、キャラの成長はコメの収穫をもって行われるということが挙げられます。サクナ様は武神と豊穣神のハーフであるため、秋にコメを収穫するたびにその品質に応じて武力が上がります。すげえ設定を考えたな。
行動は1か月に1度に圧縮されているので、12回の昼夜をもってレベルが上がることになります。その間に稲作と狩り・採集・探索を同時進行していかねばなりません。
狩り・採集・探索はアクションパートです。弱・強攻撃とゲージ消費技があり、レバー入れで様々な攻撃に変化するので、スマブラに似た操作感覚があります。というか「構え中スーパーアーマー高威力打撃か……いわゆる下Bだな……」と脳がスマブラを軸に理解しています。スマブラをしていないタイプのお前たちは、見た目でもう難しそうな顔をしているかと思いますが、たとえ連打でもアクションがめちゃ爽快だという点は強調しておきましょう。
これに加えて「吹っ飛ばした敵を別の敵にぶつけて大ダメージ」と「羽衣のワイヤーアクション」の2点が他にない爽快感を醸し出しています。前者はふっ飛ばし力のある攻撃で雑魚を一網打尽にできますし、後者は空中で敵を殴っているときに適当に入れてもなんかスタイリッシュなコンボになって最高です。羽衣については習熟すれば相当えぐいことができそうで楽しみです。
とはいえこれはアクションRPGなので、勝てないレベルの敵(特に夜の敵)にはまったく勝てません。そういう時は秋を待ちます。そうです、お前たちお待ちかねの稲作の出番です。
稲作パートはまじで作業です。農作業なので作業なのは当たり前です。
最初は何の説明もないまま田植えを行います。俺は「水を入れてみよう! いいぞ! 次は苗を植えろ! そうだ! 次は肥料を作ってみろ!」とチュートリアってくるゲームばかりに慣れてしまい、いつしかこういう試行錯誤の荒野での生活を忘れていました。農林水産省を参照したい気持ちもわかる。だが俺は自分の中に眠る『農』を信じて戦うことにしました。
これは「田植えしたのに水が張られてないのは不自然では……?」という直感を信じて取水口を開けたものの、排水口の存在に気付かず満水にしてしまうサクナ様です。デジタルな発想をやめろ、心にアナログ庁を設立しろ。
肥料については2年目に作り方のインストラクションが出ましたが、どんな肥料を作るべきかは何もわからないので、根・葉・穂に対応する養分が尽きないように、かつ溢れないように入れています。とはいえ人糞以外の材料は狩りや採集で獲得しなければならないため、なかなか思うような施肥ができずにいます。
大量にある腐った食材をつっこんで、デメリットである虫害の発生を、採集した茶とかで抑えることでなんとかやっていく……茶の力を信じろ……。
その他にも収穫期に雨が続いてろくに乾かせなかったり、脱穀&精米に時間がかかりすぎて気づいたら徹夜していたりとトラブルは尽きませんでしたが、なんとか秋ごとにコメは収穫され、サクナ様は大幅にパワーアップしていきました。
アサシンクリードをすれば街角で登れそうな建物を探し、マインクラフトをやれば街角で建設できそうな建物を探してしまうタイプのお前たちは、この経験を受けて街角の田んぼの様子が気になってしまうこと請け合いです。……街角に田んぼが無ェ!? 都会マウントかテメッコラー!?
籾の選別、田おこし、田植え、草取り、稲刈り、稲架掛け、脱穀、精米と全てが地味な作業なので、お前は「毎年これやるのしんどいなー」って思うに違いありません。ですが大丈夫です。サバイバルの鉄則として、そのうちいろんな農技や農具を閃いて効率化されていきます。
でもこれ2周目に引き継がれなかったら2周目はやりたくねえなー。
サクナ様に同行する人間キャラクターの紹介をしておきましょう。
仲間たちは農業アドバイザーの田右衛門、鍛冶担当のきんた、織物担当のゆい、料理担当のミルテ、赤子で構成されています。まったく説明なくカタコト外国人が馴染んでいるので「あの外人さんは何なの!?」ってカブトボーグ1話以来のツッコミをしてしまいました。
食事の内容は翌日のパラメータに影響するので狩りと採集はまめにやりましょう。娘氏は「おやさいを育てればいいのにね」と言っていました。
あとこれに加えて、わんわんが撫でられ、にゃんにゃんも撫でられ、そのうえ抱っこまでできるとかという福利厚生っぷりです。
発売後のアプデで両方同時に抱っこできるようになったらしい。最高か??
BGMも和風フュージョンっぽくまとめられていて素晴らしいです。しかしこの規模のゲームが同人ゲームサークルで製作されたというのがいまだに信じられません。マーベラス社の流通に乗っていることもありまったくインディーみがない。技術力があれば少人数の同人でもこんな偉業ができるんですね。すごい時代になったなあ。
このゲームについては去年「農林水産省が攻略Wiki」というパワーワードでバズバズのバズになったので、徹底的に農業をやるゲームだということはお前たちもご存知のことと思いますが、それだけなら『Farming Simulator』が日本で大ウケしてないとおかしいわけです。……エッ? ファーミングシミュレーターって家庭用だけでももう16作出てるの!? 大ウケしてるじゃないか。
なので今回はサクナヒメがどんなゲームか、未プレイ勢に説明します。ググればだいたい全部わかりますが、「ググれ」と言ったらお前たちはうっかりWikipediaとかを開いてしまい容赦なくネタバレを踏むでしょう。絶対に許さない。
このゲームは横スクロールアクションRPGです。「アクションRPG」と言ったときのRPGとは本来の意味を離れ「キャラが成長するよ」という程度の意味であることはご承知のことと思います。
そして本作の特徴として、キャラの成長はコメの収穫をもって行われるということが挙げられます。サクナ様は武神と豊穣神のハーフであるため、秋にコメを収穫するたびにその品質に応じて武力が上がります。すげえ設定を考えたな。
行動は1か月に1度に圧縮されているので、12回の昼夜をもってレベルが上がることになります。その間に稲作と狩り・採集・探索を同時進行していかねばなりません。
狩り・採集・探索はアクションパートです。弱・強攻撃とゲージ消費技があり、レバー入れで様々な攻撃に変化するので、スマブラに似た操作感覚があります。というか「構え中スーパーアーマー高威力打撃か……いわゆる下Bだな……」と脳がスマブラを軸に理解しています。スマブラをしていないタイプのお前たちは、見た目でもう難しそうな顔をしているかと思いますが、たとえ連打でもアクションがめちゃ爽快だという点は強調しておきましょう。
これに加えて「吹っ飛ばした敵を別の敵にぶつけて大ダメージ」と「羽衣のワイヤーアクション」の2点が他にない爽快感を醸し出しています。前者はふっ飛ばし力のある攻撃で雑魚を一網打尽にできますし、後者は空中で敵を殴っているときに適当に入れてもなんかスタイリッシュなコンボになって最高です。羽衣については習熟すれば相当えぐいことができそうで楽しみです。
とはいえこれはアクションRPGなので、勝てないレベルの敵(特に夜の敵)にはまったく勝てません。そういう時は秋を待ちます。そうです、お前たちお待ちかねの稲作の出番です。
稲作パートはまじで作業です。農作業なので作業なのは当たり前です。
最初は何の説明もないまま田植えを行います。俺は「水を入れてみよう! いいぞ! 次は苗を植えろ! そうだ! 次は肥料を作ってみろ!」とチュートリアってくるゲームばかりに慣れてしまい、いつしかこういう試行錯誤の荒野での生活を忘れていました。農林水産省を参照したい気持ちもわかる。だが俺は自分の中に眠る『農』を信じて戦うことにしました。
これは「田植えしたのに水が張られてないのは不自然では……?」という直感を信じて取水口を開けたものの、排水口の存在に気付かず満水にしてしまうサクナ様です。デジタルな発想をやめろ、心にアナログ庁を設立しろ。
肥料については2年目に作り方のインストラクションが出ましたが、どんな肥料を作るべきかは何もわからないので、根・葉・穂に対応する養分が尽きないように、かつ溢れないように入れています。とはいえ人糞以外の材料は狩りや採集で獲得しなければならないため、なかなか思うような施肥ができずにいます。
大量にある腐った食材をつっこんで、デメリットである虫害の発生を、採集した茶とかで抑えることでなんとかやっていく……茶の力を信じろ……。
その他にも収穫期に雨が続いてろくに乾かせなかったり、脱穀&精米に時間がかかりすぎて気づいたら徹夜していたりとトラブルは尽きませんでしたが、なんとか秋ごとにコメは収穫され、サクナ様は大幅にパワーアップしていきました。
アサシンクリードをすれば街角で登れそうな建物を探し、マインクラフトをやれば街角で建設できそうな建物を探してしまうタイプのお前たちは、この経験を受けて街角の田んぼの様子が気になってしまうこと請け合いです。……街角に田んぼが無ェ!? 都会マウントかテメッコラー!?
籾の選別、田おこし、田植え、草取り、稲刈り、稲架掛け、脱穀、精米と全てが地味な作業なので、お前は「毎年これやるのしんどいなー」って思うに違いありません。ですが大丈夫です。サバイバルの鉄則として、そのうちいろんな農技や農具を閃いて効率化されていきます。
でもこれ2周目に引き継がれなかったら2周目はやりたくねえなー。
サクナ様に同行する人間キャラクターの紹介をしておきましょう。
仲間たちは農業アドバイザーの田右衛門、鍛冶担当のきんた、織物担当のゆい、料理担当のミルテ、赤子で構成されています。まったく説明なくカタコト外国人が馴染んでいるので「あの外人さんは何なの!?」ってカブトボーグ1話以来のツッコミをしてしまいました。
食事の内容は翌日のパラメータに影響するので狩りと採集はまめにやりましょう。娘氏は「おやさいを育てればいいのにね」と言っていました。
あとこれに加えて、わんわんが撫でられ、にゃんにゃんも撫でられ、そのうえ抱っこまでできるとかという福利厚生っぷりです。
発売後のアプデで両方同時に抱っこできるようになったらしい。最高か??
BGMも和風フュージョンっぽくまとめられていて素晴らしいです。しかしこの規模のゲームが同人ゲームサークルで製作されたというのがいまだに信じられません。マーベラス社の流通に乗っていることもありまったくインディーみがない。技術力があれば少人数の同人でもこんな偉業ができるんですね。すごい時代になったなあ。