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■2020-01-06 : 陶芸乱舞
 冬休みなんて年末年始のタスクを消化するだけであっという間に終わってしまう。まったく休んだ感じもしない。同じように今年度もあっという間に終わってしまうのだろう。諸行は無常。万物は流転。

 しかしそんな年末のある日、突然ワイフが陶土を買ってきた。
 なぜ突然の陶土なのかはわからないが、この年末年始に何かしたという実績を残すにはうってつけではないか。
 「では陶芸をするか」「うむ」「やろう」「やろう」
 そういうことになった。
 このオーブン陶土ってやつはご家庭のオーブンで焼成できるらしい。つまりご自宅ですべての作業が完結する。我々はさっそく粘土をこねながら何を作るか考えた。
 とりあえず箸置きやらアロマストーンやらの小物が作り出されていったが、それだけではとうてい400gの粘土は使いきれない。なので皿を作ることで大量の粘土を消費した。
 既存の丸皿に粘土を押しつけつつ、そこに模様を刻んでいく。とりあえず今回は娘氏のだいすきな十二宮の記号を刻むことにした。あとは2~7日という曖昧な時間をかけて乾燥させる。


オーブン陶土
 というわけで2~7日乾燥させたものがこちら。丸皿が僕のだが、ダンボールの上で伸ばしたため当然ダンボールみたいな模様がついた。色もダンボールっぽくて面白いのでそのままダンボールの風合いを活かすことにした。これをオーブンでブンしていく。

 オーブン陶土は、僅か2400秒で焼成を完了する。ではその原理を説明しよう!

「焼成ッ!」

 オーブン陶土は、オーブンレンジから発射されるインフラレッドエネルギーを浴びて、わずか2400秒で焼成を完了するのだ! あんまり説明してねえな原理。

 焼いた陶土は多少割れやすい(らしい)がもう実用的な硬度をもっている。これに付属の耐水耐油ニスを塗って乾かし、再度焼くことで食器として使用可能になる。
 ニスを塗る前に、アクリル絵の具で色をつけることもできる。RGBでもCMYKでない彩色は久しぶりなので多少手こずったものの、まあまあいい感じにイカの箸置きを着色できた。


オーブン陶土
 こうして初めてのオーブン陶芸は完了した。

 現代においては海のプラスチックが分解されるまでに数千年かかるとかで大騒ぎをしているが、粘土をこねて焼いたものは一万年と二千年たっても出土するので強い。うっかり割ったら庭に埋めて「まじないに使っていた遺物」としての発掘を狙おう。僕が消え遠い未来で化石になったら、人は僕に何を見るだろう。粘土板に刻んでおけば何かを伝えることができる。次は何を刻もうか。

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次は墓に埋める用の埴輪を作ろうか考えてるとこです。  No.2 (20-01-11 19:07) Q216

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