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■2019-01-27 : 輝く未来を抱きしめて!
ニチアサクラスタにさまざまな話題をバラまいていった『HUGっと!プリキュア』が最終回を迎えた。
実のところ、年末のトピックスだった「史上初の男の子プリキュア誕生」に関しては内心ガッカリしていた。
何が不満だったかというととにかく「ミライクリスタル(変身アイテム)が出なかった」の一言に尽きる。
ぶっちゃけあのシーンはアンリ君が戦闘したわけでもないし、プリキュアの奇跡で一時的に足が治り衣装が装着されたというだけなのだ。それをプリキュアネームを自称しただけで「初の男の子プリキュア」とニュースになってしまったのが非常に心苦しい。
だいたい1年前に「オレだってプリキュアになりたかったんだ!」的な魂の叫びを残し、実際にプリキュアと同じ力をまとって戦ったリオ君という前例があるのだ。しかし「史上初」とは言われなかった。プリキュアネームを名乗らなかったからである。
歴史においてはセルフブランディングに優れたものが栄光を手にする。鈴木梅太郎はビタミンの発見者にはなれなかったし、イライシャ・グレイは電話の発明者になれなかった。なんて世知辛い話なんだ。
前例があったことを踏まえると、アンリ君は初登場時からジェンダーロールに関して布石を打ち続け、最後には唐突にトラックが突っ込んでくるというご都合主義までやったわけで、それが「自称プリキュア」で終わるなんて情けないにもほどがある。
もっと行けただろ! 出せよ! ミライクリスタルを! そして商品化しろ! 戦隊は女性戦士の変身アイテムもお店に並んでるじゃあないか。それをしないってことは、バンダイさんは市場には男の子プリキュアの変身アイテムの需要は無いって判断したんだろ? それじゃあ本当に男の子プリキュアが誕生したなんて言えないんですよ。
史上初を自称するなら、実際に商品化するのは難しくとも、せめて作中に変身アイテムを出して欲しかった。今後そういう意欲的な試みがあってももう「史上初」と言われることはない。そんな未来……そんな未来なんて……俺は深い悲しみに包まれた。
だがHUGプリはこれでは終わらなかった。
最終決戦で「英雄が一人で戦い続けてもいずれ疲弊し死ぬ」という敵の指摘に対し「仲間がいる」と返すのはわりとありふれているが、仲間だけでなく「赤ちゃんはみんなで育てるの!」という今作らしい理屈をぶつけた結果、「子どもは社会全体で育てる→未来はみんなで守る→人類総プリキュア化」というとんでもないドミノ倒しが起きてしまった。
いままで登場した老若男女が次々とプリキュア化していく様はまさに圧巻であり、これに至って俺は「男の子プリキュア」すらただの前フリに過ぎなかったことを理解した。「みんなはプリキュア。お父さんもプリキュアです。」のコピペから15年たって公式が答えを示したのだ。
ぶっちゃけアンリ君に対して「プリキュアを自称した以上、最終決戦に参加しないとキュアペコリン以下だぞ」と厳しい目を向けていたが、アンリ君どころか全市民がプリキュア化して必殺技に参加するのを見せられては潔く間違いを認めドゲザするしかなかった。
ラスボスがどれだけ未来に絶望したおっさんだったとしても、自分もプリキュアになれると知ったらそりゃ輝くよ。完全に俺の負……エッ!? それじゃ俺もプリキュアなんですか!? えっえっ待ってどうしよう、じゃあプリキュアネームを考えておかないと……セルフブランディングが……!
娘氏「アイチャンはキュアジェリーナ」
ぼく「今ちょっと考え事してるから待って」
しまったな、こうなると何億分の1かの確率でオールスター映画出演オファーすらありえるということか……真面目に考えないと……。
まてよ、プリキュアはたいていチームを組んでいるぞ。チームも割り振られるハズだ……しかしどうやって? 最大7名くらいのチームというと……戸籍……? ウウッ! 戸籍でチーム分けされる可能性がある! となるとチーム名を決める責任があるのは世帯主である俺……か!? こいつは忙しくなってきたな!!
次のプリキュアさんは宇宙人らしい。そうだな、もう地球人は全員プリキュアになっちゃったからな。グローバルからユニバーサルへの移行は当然の流れだな。
実のところ、年末のトピックスだった「史上初の男の子プリキュア誕生」に関しては内心ガッカリしていた。
何が不満だったかというととにかく「ミライクリスタル(変身アイテム)が出なかった」の一言に尽きる。
ぶっちゃけあのシーンはアンリ君が戦闘したわけでもないし、プリキュアの奇跡で一時的に足が治り衣装が装着されたというだけなのだ。それをプリキュアネームを自称しただけで「初の男の子プリキュア」とニュースになってしまったのが非常に心苦しい。
だいたい1年前に「オレだってプリキュアになりたかったんだ!」的な魂の叫びを残し、実際にプリキュアと同じ力をまとって戦ったリオ君という前例があるのだ。しかし「史上初」とは言われなかった。プリキュアネームを名乗らなかったからである。
歴史においてはセルフブランディングに優れたものが栄光を手にする。鈴木梅太郎はビタミンの発見者にはなれなかったし、イライシャ・グレイは電話の発明者になれなかった。なんて世知辛い話なんだ。
前例があったことを踏まえると、アンリ君は初登場時からジェンダーロールに関して布石を打ち続け、最後には唐突にトラックが突っ込んでくるというご都合主義までやったわけで、それが「自称プリキュア」で終わるなんて情けないにもほどがある。
もっと行けただろ! 出せよ! ミライクリスタルを! そして商品化しろ! 戦隊は女性戦士の変身アイテムもお店に並んでるじゃあないか。それをしないってことは、バンダイさんは市場には男の子プリキュアの変身アイテムの需要は無いって判断したんだろ? それじゃあ本当に男の子プリキュアが誕生したなんて言えないんですよ。
史上初を自称するなら、実際に商品化するのは難しくとも、せめて作中に変身アイテムを出して欲しかった。今後そういう意欲的な試みがあってももう「史上初」と言われることはない。そんな未来……そんな未来なんて……俺は深い悲しみに包まれた。
だがHUGプリはこれでは終わらなかった。
最終決戦で「英雄が一人で戦い続けてもいずれ疲弊し死ぬ」という敵の指摘に対し「仲間がいる」と返すのはわりとありふれているが、仲間だけでなく「赤ちゃんはみんなで育てるの!」という今作らしい理屈をぶつけた結果、「子どもは社会全体で育てる→未来はみんなで守る→人類総プリキュア化」というとんでもないドミノ倒しが起きてしまった。
いままで登場した老若男女が次々とプリキュア化していく様はまさに圧巻であり、これに至って俺は「男の子プリキュア」すらただの前フリに過ぎなかったことを理解した。「みんなはプリキュア。お父さんもプリキュアです。」のコピペから15年たって公式が答えを示したのだ。
ぶっちゃけアンリ君に対して「プリキュアを自称した以上、最終決戦に参加しないとキュアペコリン以下だぞ」と厳しい目を向けていたが、アンリ君どころか全市民がプリキュア化して必殺技に参加するのを見せられては潔く間違いを認めドゲザするしかなかった。
ラスボスがどれだけ未来に絶望したおっさんだったとしても、自分もプリキュアになれると知ったらそりゃ輝くよ。完全に俺の負……エッ!? それじゃ俺もプリキュアなんですか!? えっえっ待ってどうしよう、じゃあプリキュアネームを考えておかないと……セルフブランディングが……!
娘氏「アイチャンはキュアジェリーナ」
ぼく「今ちょっと考え事してるから待って」
しまったな、こうなると何億分の1かの確率でオールスター映画出演オファーすらありえるということか……真面目に考えないと……。
まてよ、プリキュアはたいていチームを組んでいるぞ。チームも割り振られるハズだ……しかしどうやって? 最大7名くらいのチームというと……戸籍……? ウウッ! 戸籍でチーム分けされる可能性がある! となるとチーム名を決める責任があるのは世帯主である俺……か!? こいつは忙しくなってきたな!!
次のプリキュアさんは宇宙人らしい。そうだな、もう地球人は全員プリキュアになっちゃったからな。グローバルからユニバーサルへの移行は当然の流れだな。
- comment -
◆最終的に総プリキュア化が控えているのであれば、変身アイテムは"(出したくても)出せなかった"という風にも取れますよね。出しちゃうと「結局選ばれないとプリキュアになれないのか…?」みたいな疑念が生まれちゃいそうですし…でもみんながみんな私の変身アイテムを手に取るみたいな構図はちょっと見たい… No.1 (19-01-28 15:26) Q90
◆終わってみて考えれば完全に「出せなかった」パターンでしたね。完全にやられたと思いました。男の子の変身すら特別視しないという姿勢。それはそうとして変身アイテムをともなう準レギュラー男の子プリキュアの登場も待ってます…… No.2 (19-01-29 17:35) Q65
◆アルファコンプレックスの人もヤーナムの人も、いつかみんなプリキュアになる・・・ No.3 (19-02-07 22:51) Q90
◆2019年、すべての人類がプリキュアとなった……しかしそれは、全ての争いの終結を意味しなかった…… No.4 (19-02-08 16:58) Q178