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■2017-07-11 : 俺とニンゴジラの戦いの記録
6月初頭、俺はカレンダーの6/16に印をつけ、「このへんからSwitchを意識していく」と書き込んだ。品薄解消の見込みのないニンテンドースイッチ本体との戦いの始まりである。
正確には5月下旬のマリオカート需要が一段落したあたりで開戦する予定であった。しかし、5/18の「Splatoon2セット」の発表によりマイニンテンドーストアは完全にニン・ゴジラに破壊され、「○○日以降、注文再開予定」の文字が消滅したため、入荷の情報がまったく途絶えてしまったのであった。
徐々に危険な状況に追いつめられていることは承知していたが、6/16の「ARMS」発売に合わせて黄色のJoy-Conが組み合わせに追加されると踏んで、そのときの本体の補充に期待をかけたのである。
マイニンテンドーストアは一度買い物をしないとクレジットカードの情報を記憶してくれない。やむをえず本体より先にイカのDL版を購入し、つねにログイン状態をキープしておくことにした。
それからマイニンテンドーストアのトップページを1日3回確認する生活が始まった。しかしストアはずっと「準備が整い次第注文再開予定」の表示のまま息をしていなかった。16日には予定通り、黄色のJoy-Conが組み合わせに追加された。しかし追加されただけだった。本当に大丈夫なのか。
そんなふざけた状態のまま2週間がすぎ、7/6のスプラトゥーン2Directを迎えた。俺は以前より冷めた眼でそれを見ていた。発売まで2週間となってもまだ本体が手に入る見込みがない状態では、公開されるイカの新情報にはあまり熱意を持って接することができなかった。
実際その日は恐ろしい情報が公開された。チュートリアルがプレイできる体験版相当のものがダウンロード可能となり、発売1週間前の15日に先行フェスと称してバトルが行われるとのこと。俺は背筋が凍った。
リアルタイム性はイカの魅力の1つであり、発売前イベントとはいえこれを体験する機会を逃すのは損失。つまりこの時点で2週間あった猶予が1週間に半減した形になる。
……それにしてもまさかソフト同梱版を予約させておいて、それを予約した人の参加できないイベントを開催してくるとは……。
こうしている間にもハイカラスクエアに出入りしているイカがいる。この日それを危機感として背負ったSwitch難民は俺だけではないだろう。ライバルは何万人いる? 息をしていないマイニンテンドーストアに命を預けたままで大丈夫なのか? そんなハズはない。
俺は調べものを始めた。そして死んでいたと思っていたストアが「準備が整い次第注文再開予定」の表示の裏で何回か本体を吐き出していたことをつきとめた。騙しやがったな……俺はチェックするURLを注文ページに切り替え、PCとスマホンの両面から一日中監視することにした。
土曜には物理店舗に電話攻勢をかけた。その結果、トイザらスに入荷があって完売したという情報と、クルマで一時間かかるヨーカドーに1個残っているという情報を得た。家電量販店はまるで役に立たなかった。だがとりあえず、週末になれば物理店舗に入荷がある、ということは良いニュースだった。来週末が近づいたらまた入荷予定を聞きまくればよい。
ふとゲームボーイを買ってもらったときのことを思い出した。あのときも品薄が続き、インターネットもない時代にゲームショップ(あのころはゲームショップがあったのだ)を渡り歩き、商店街の小さなおもちゃ屋さんでようやく購入できたのだった。あのころのハングリー精神を思い出さなければならない。
日曜、月曜とひたすら各種ネットストアの在庫を確認した。もちろんその間もマイニン監視は欠かさなかった。45000円や48000円といった中古価格を見慣れすぎて、マイニンテンドーストアの「32378円」を見るたびに「安すぎだろ……こんな安いからみんな殺到して買えないじゃないか……」と錯覚した。
主に2chとtwitterの動向を見ていたが、得られる情報はデマや妄想が多かった。特にtwitterで情報を追っていると「ニンテンドーストアにニンゴジラが出た」→「ニンゴジラが○○分くらいに出たらしい」→「スイッチ再販していた」→「見逃したわ転売屋氏ね」という見事なデマの発生を観察できた。しかるべきところがしかるべき情報を発信しないとデマの温床となるのだということがよくわかった。
更新監視ツールも使ったが、対して役に立たなかった。そもそも「在庫あり」の状態を知らないのだから、どのように更新を監視すればいいのかわからない。結局頻繁にスカを掴むだけさった。
やむなくマイニンテンドーストアに対象を絞った。マイニン監視の間隔は次第に短くなり、電車内や昼休みではもう1分あけずにリロードしていた。
その甲斐あって、ようやく火曜のお昼休みが終わるころに、マイニンテンドーストアの在庫補充に立ち会えた。俺は何度も予行練習した動きでJoy-Conの色を定め、同じく在庫復活したProコンをタップし、カートに叩き込んだ。住所もクレカも登録済みだったが、事前に2chで「ログインパスワードとクレカセキュリティコードの入力がある」と聞いていたので油断なくそれらを入力し、鯖落ちに巻き込まれる前に購入ボタンを押すことができた。
到着はフェス当日になるか翌日になるかわからない。だがもういい。手に入ったという事実だけで十分余裕を持ってイカ情報に触れられる。
こうして俺の戦いは終わった。
正直こんな苦労をするくらいなら、だれかを成功報酬1万円くらいで雇って代わりにチェックしてもらったほうがマシなのでは? と何度も思ったが、それって要するに「転売屋」とかいう人のことですよね?
正確には5月下旬のマリオカート需要が一段落したあたりで開戦する予定であった。しかし、5/18の「Splatoon2セット」の発表によりマイニンテンドーストアは完全にニン・ゴジラに破壊され、「○○日以降、注文再開予定」の文字が消滅したため、入荷の情報がまったく途絶えてしまったのであった。
徐々に危険な状況に追いつめられていることは承知していたが、6/16の「ARMS」発売に合わせて黄色のJoy-Conが組み合わせに追加されると踏んで、そのときの本体の補充に期待をかけたのである。
マイニンテンドーストアは一度買い物をしないとクレジットカードの情報を記憶してくれない。やむをえず本体より先にイカのDL版を購入し、つねにログイン状態をキープしておくことにした。
それからマイニンテンドーストアのトップページを1日3回確認する生活が始まった。しかしストアはずっと「準備が整い次第注文再開予定」の表示のまま息をしていなかった。16日には予定通り、黄色のJoy-Conが組み合わせに追加された。しかし追加されただけだった。本当に大丈夫なのか。
そんなふざけた状態のまま2週間がすぎ、7/6のスプラトゥーン2Directを迎えた。俺は以前より冷めた眼でそれを見ていた。発売まで2週間となってもまだ本体が手に入る見込みがない状態では、公開されるイカの新情報にはあまり熱意を持って接することができなかった。
実際その日は恐ろしい情報が公開された。チュートリアルがプレイできる体験版相当のものがダウンロード可能となり、発売1週間前の15日に先行フェスと称してバトルが行われるとのこと。俺は背筋が凍った。
リアルタイム性はイカの魅力の1つであり、発売前イベントとはいえこれを体験する機会を逃すのは損失。つまりこの時点で2週間あった猶予が1週間に半減した形になる。
……それにしてもまさかソフト同梱版を予約させておいて、それを予約した人の参加できないイベントを開催してくるとは……。
こうしている間にもハイカラスクエアに出入りしているイカがいる。この日それを危機感として背負ったSwitch難民は俺だけではないだろう。ライバルは何万人いる? 息をしていないマイニンテンドーストアに命を預けたままで大丈夫なのか? そんなハズはない。
俺は調べものを始めた。そして死んでいたと思っていたストアが「準備が整い次第注文再開予定」の表示の裏で何回か本体を吐き出していたことをつきとめた。騙しやがったな……俺はチェックするURLを注文ページに切り替え、PCとスマホンの両面から一日中監視することにした。
土曜には物理店舗に電話攻勢をかけた。その結果、トイザらスに入荷があって完売したという情報と、クルマで一時間かかるヨーカドーに1個残っているという情報を得た。家電量販店はまるで役に立たなかった。だがとりあえず、週末になれば物理店舗に入荷がある、ということは良いニュースだった。来週末が近づいたらまた入荷予定を聞きまくればよい。
ふとゲームボーイを買ってもらったときのことを思い出した。あのときも品薄が続き、インターネットもない時代にゲームショップ(あのころはゲームショップがあったのだ)を渡り歩き、商店街の小さなおもちゃ屋さんでようやく購入できたのだった。あのころのハングリー精神を思い出さなければならない。
日曜、月曜とひたすら各種ネットストアの在庫を確認した。もちろんその間もマイニン監視は欠かさなかった。45000円や48000円といった中古価格を見慣れすぎて、マイニンテンドーストアの「32378円」を見るたびに「安すぎだろ……こんな安いからみんな殺到して買えないじゃないか……」と錯覚した。
主に2chとtwitterの動向を見ていたが、得られる情報はデマや妄想が多かった。特にtwitterで情報を追っていると「ニンテンドーストアにニンゴジラが出た」→「ニンゴジラが○○分くらいに出たらしい」→「スイッチ再販していた」→「見逃したわ転売屋氏ね」という見事なデマの発生を観察できた。しかるべきところがしかるべき情報を発信しないとデマの温床となるのだということがよくわかった。
更新監視ツールも使ったが、対して役に立たなかった。そもそも「在庫あり」の状態を知らないのだから、どのように更新を監視すればいいのかわからない。結局頻繁にスカを掴むだけさった。
やむなくマイニンテンドーストアに対象を絞った。マイニン監視の間隔は次第に短くなり、電車内や昼休みではもう1分あけずにリロードしていた。
その甲斐あって、ようやく火曜のお昼休みが終わるころに、マイニンテンドーストアの在庫補充に立ち会えた。俺は何度も予行練習した動きでJoy-Conの色を定め、同じく在庫復活したProコンをタップし、カートに叩き込んだ。住所もクレカも登録済みだったが、事前に2chで「ログインパスワードとクレカセキュリティコードの入力がある」と聞いていたので油断なくそれらを入力し、鯖落ちに巻き込まれる前に購入ボタンを押すことができた。
到着はフェス当日になるか翌日になるかわからない。だがもういい。手に入ったという事実だけで十分余裕を持ってイカ情報に触れられる。
こうして俺の戦いは終わった。
正直こんな苦労をするくらいなら、だれかを成功報酬1万円くらいで雇って代わりにチェックしてもらったほうがマシなのでは? と何度も思ったが、それって要するに「転売屋」とかいう人のことですよね?