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■2016-09-27 : 国木田花丸という女
 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』を観終わった。

 まったくアニメを観なかった10年前の自分に「お前は10年後にラブライブっていうアイドルアニメを毎週観てるぞ」って言ったら「は?」って顔されると思うし、「加えて心のバランスを取るためにうたプリっていう男性アイドルアニメの視聴も進めている」って言ったら狂ったと思われるかもしれない。

 沼津が舞台というのも視聴理由の1つだが、実際に視聴を決めたのは一人称が「おら」、語尾が「ずら」のキャラがいる、という話を聞いたからだ。静岡弁というには安直で不正確だが、方言キャラというのはリアルを求めても仕方ない。それが魅力的に描けるかどうかのほうが第一だ。殿馬やジェロニモによって使い古された「おら~ずら」をちゃんと持て余さずに使いこなせるのか。はぁオラも静岡弁キャラ作ったこたぁあるけぇが、ええかんいのかしにくいんてお察しだら。そんな気持ちで視聴していた。

 そして1クール観終わった。予想通り「おら~ずら」以外の静岡弁が出てくることはなかったが、正直「ずら」をこれだけ可愛くできるのかと感服した。静岡弁キャラの新たな可能性を感じさせるに十分だった。それだけに「しょんない」とか「まめったい」とか、もっとカワイイな語感の静岡弁をどこかに挟み込んでいてくれたら……と思わずにはいられなかった。
 あと「方言を気にしているキャラ」なのかどうかがイマイチわからなかったのもある。実際あまりとんじゃかない感じだったんて気にしてないのかもしれないけれど、たとえば階段ダッシュで疲れ果てたとき「ハァ~えらかったっけやァ~~~」と最強の静岡弁が飛び出してしまい我に返り「しまった」って顔!みたいな流れがあったらハァ昔っからとびっくら苦手だんてしょんないしょんない!ってなるでしょ?なるよね?


 彼女たちの物語はまだ始まったばかりだ(たぶん)……今後の展開に期待したい。畑亜貴先生におかれましてはぜひ静岡弁をふんだんに取り入れたソロ曲をお願いします。

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