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■2014-08-29 : 8月のあいりさん
あいりさんは夜寝る前にめちゃくちゃ泣き散らすようになった。
寝かしつけるにはとにかく抱っこし続けるしか正解はないのだが、まあそう簡単には寝てはくれない。あいりさんは抱きかかえられた腕の中で、必死に寝るまいと暴れ叫ぶのだ。
「坊や 何におののくか」
「お父さん そこに見えないの 魔王がいる 怖いよ」
「坊や それは睡魔じゃ」
あいりさんの不安はもっともである。むしろ我々はなぜためらいもなく毎夜毎晩睡魔に魂を売れるのか。明日の朝ちゃんと意識が戻る保証もないのに。我々はすっかり慣れてしまったけれど、意識が遠のいていく恐怖はいかほどのものか。
でもね、誰かが言っていたけれど、何でも気の持ちようじゃないの。感情の波をクロールで横切っていこう永遠の河をゆく睡魔よ!!
そう言ってなだめすかして、ときにはおしゃぶりなどをくわえさせつつ、抱っこし続けてようやく寝かすのである。
ただ、寝たと思ってもフートンに降ろせば背中スイッチで覚醒してしまうので、徹底的なオーバーキルが必要となる。抱っこでHPを削ったあとは、スリングなどを使って徹底的に眠りに落とす。あいりさんが意識を失ってもやめない。首と腰が悲鳴を上げ始めたころ、ようやくたたいてもつねっても起きない完全睡眠が訪れるのだ。
あいりさんは相変わらずミルクを嫌がる。
最近は明確な拒絶の意志を持って、ほ乳瓶を払いのけようとしたり、こちらの手を押し返そうとしたりするようになった。
仕方ないのでこちらも「これキメるとラクになるよ〜」「みんな飲んでるよ〜」と危険ドラッグの売人のごとき売り込みを見せたり、「ミルクは飲み物じゃ」「ミルクを飲むと空腹がやわらぐぞい」と天才博士botみたいなことを言い聞かせながら、ほ乳瓶をねじ込んでいる。
この世界の事がまるでわからぬあいりさんには、我々が天才博士botになってやらねばならんのだ。
喃語も相変わらず活発である。
我々の会話に割り込んだりもしてくるが、残念ながら通信プロトコルが違うので全く意図は伝わらない。
別に何か喋ろうとしているわけではないのでは?と個人的に思い始めてきた。あいりさんが何かを伝えたいときには「泣く」コマンドしか選択肢がない。喃語を使っているときは、たぶん観察の結果、人間とはこういう感じの鳴き声をときどき出すものだ、と判断してその真似をしているに過ぎないのだろう。
とか思ってるとそのまま号泣しはじめたりするのでやっぱりよくわからん。
8月初頭に、あいりさんの予防接種に同行した。
あいりさんは非常に泣いた。あんな細い腕に針ぶっさして大丈夫なのか?と思ったが大丈夫らしい。あいりさんはしばらく「なんちゅうところに連れてきてくれたんや……」と恨みがましい目で俺を見ていた。
そういえばこの予防接種って奴、非常に難解なのだ。「予防接種スケジュール」で検索して頂ければその煩雑さはなんとなく伝わると思うが、「こいつとこいつは同時に打っちゃだめ」「こいつはひと月あけて3回打つ」みたいなワクチンどもが並んでおり、「さあ何歳までにこれを全部打てるようにスケジュール組んで下さい」と言われるのだ。
パワプロかときメモでも攻略しているような気分になるが、いつしか攻略wikiが当たり前の世界になってしまった我々にとっては非常に面倒な案件だった。なんとかスケジュールは立てたが、どうせ発熱などのランダムイベントでめちゃくちゃにされるであろう。げんなりした。
以上、生後4か月のあいりさんの記録。
寝かしつけるにはとにかく抱っこし続けるしか正解はないのだが、まあそう簡単には寝てはくれない。あいりさんは抱きかかえられた腕の中で、必死に寝るまいと暴れ叫ぶのだ。
「坊や 何におののくか」
「お父さん そこに見えないの 魔王がいる 怖いよ」
「坊や それは睡魔じゃ」
あいりさんの不安はもっともである。むしろ我々はなぜためらいもなく毎夜毎晩睡魔に魂を売れるのか。明日の朝ちゃんと意識が戻る保証もないのに。我々はすっかり慣れてしまったけれど、意識が遠のいていく恐怖はいかほどのものか。
でもね、誰かが言っていたけれど、何でも気の持ちようじゃないの。感情の波をクロールで横切っていこう永遠の河をゆく睡魔よ!!
そう言ってなだめすかして、ときにはおしゃぶりなどをくわえさせつつ、抱っこし続けてようやく寝かすのである。
ただ、寝たと思ってもフートンに降ろせば背中スイッチで覚醒してしまうので、徹底的なオーバーキルが必要となる。抱っこでHPを削ったあとは、スリングなどを使って徹底的に眠りに落とす。あいりさんが意識を失ってもやめない。首と腰が悲鳴を上げ始めたころ、ようやくたたいてもつねっても起きない完全睡眠が訪れるのだ。
あいりさんは相変わらずミルクを嫌がる。
最近は明確な拒絶の意志を持って、ほ乳瓶を払いのけようとしたり、こちらの手を押し返そうとしたりするようになった。
仕方ないのでこちらも「これキメるとラクになるよ〜」「みんな飲んでるよ〜」と危険ドラッグの売人のごとき売り込みを見せたり、「ミルクは飲み物じゃ」「ミルクを飲むと空腹がやわらぐぞい」と天才博士botみたいなことを言い聞かせながら、ほ乳瓶をねじ込んでいる。
この世界の事がまるでわからぬあいりさんには、我々が天才博士botになってやらねばならんのだ。
喃語も相変わらず活発である。
我々の会話に割り込んだりもしてくるが、残念ながら通信プロトコルが違うので全く意図は伝わらない。
別に何か喋ろうとしているわけではないのでは?と個人的に思い始めてきた。あいりさんが何かを伝えたいときには「泣く」コマンドしか選択肢がない。喃語を使っているときは、たぶん観察の結果、人間とはこういう感じの鳴き声をときどき出すものだ、と判断してその真似をしているに過ぎないのだろう。
とか思ってるとそのまま号泣しはじめたりするのでやっぱりよくわからん。
8月初頭に、あいりさんの予防接種に同行した。
あいりさんは非常に泣いた。あんな細い腕に針ぶっさして大丈夫なのか?と思ったが大丈夫らしい。あいりさんはしばらく「なんちゅうところに連れてきてくれたんや……」と恨みがましい目で俺を見ていた。
そういえばこの予防接種って奴、非常に難解なのだ。「予防接種スケジュール」で検索して頂ければその煩雑さはなんとなく伝わると思うが、「こいつとこいつは同時に打っちゃだめ」「こいつはひと月あけて3回打つ」みたいなワクチンどもが並んでおり、「さあ何歳までにこれを全部打てるようにスケジュール組んで下さい」と言われるのだ。
パワプロかときメモでも攻略しているような気分になるが、いつしか攻略wikiが当たり前の世界になってしまった我々にとっては非常に面倒な案件だった。なんとかスケジュールは立てたが、どうせ発熱などのランダムイベントでめちゃくちゃにされるであろう。げんなりした。
以上、生後4か月のあいりさんの記録。