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■2002-07-14 : 発狂日記
 歯医者に行ったところ、今度は奥歯をかなりの広範囲に渡って削られた。
 削られてる間ずっと鼻の頭が痒くて痒くて痛みも忘れるくらいの地獄であった。そのため、今回は女医さんがどうとかいう話はまったく記憶にない。

 で、削るだけ削って、銀歯は次回かぶせるらしい。
 削ったところにとりあえず樹脂っぽいものが詰められている。
 以前も、銀歯をかぶせるときに仮に詰められたことがあった。懐かしい。

 右上の奥歯に突如現れたこの異物に、最初に苦言を呈したのは、噛みあわせの右下奥歯だった。
 「先生!コイツのせいでうまく噛みあいません!」

 それに呼応したのは、右頬裏だった。
 「ていうかおまえ、ちょっと横にでっぱってるんだよ!」

 続いて舌も叫んだ。
 「おまえ薬品の味がすんだよ!!剥がすぞコラ!!」

 それを聞いた先生(俺の理性)は、生徒たちをしかりつけた。
 「ダメだ。仲良くしなさい!コイツが外れたら右上奥歯が大変なことになるぞ!

 俺の理性と、俺の免疫機構が戦いだした。
 俺の免疫機構は異物を除去したいと猛り狂っている。しかし、歯にかぶさっているコイツが、その気になれば簡単に剥がせてしまうことを、俺の理性は(経験上)知っている。そしてその結果、奥歯が大変なことになることも(経験上)わかっている。

 もどかしい。イライラする。じっとしてると発狂しそうだ。コイツをべらーって剥がしてしまばどんなにすっきりするだろう。いや、すっきりしすぎて困る。絶対困る。剥がしてはいけないのだ。
 例えるなら…この感覚を例えるのは骨が折れるが…奥歯の上にガーゼが乗っかっている感じ、というべきか。かみ合わせるたびに釈然としない。しかももっとイライラするのは、次の歯医者の予約が一週間後だということだ。
 ああ畜生イライラする。

 そういうわけなので、書くネタはいくつかあるのだが日記として完成させるだけの余裕がないのである。
 はやいところ、このわからずやが適応してくれるといいのだが。

Quiz-Authentication 2.255

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