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◆不定期日記ログ◆

■2017-05-31
今だ 風をつかみとれ
 どうしても休めない仕事がある日を前に、珍しく発熱して倒れた。

 これはまずいと思い即座に医者にかかって処方箋をもらったものの、薬を飲んで一日会社を休んで寝ていたのにまったく良くなる兆候が見られない。慌てた俺は仕方なく夜間診療にかかってロキソニンとかいうラストエリクサーをもらい、なんとか仕事を休めない日を平熱で乗り切ることができた。だが無理をしたインガオホーか、結局再び発熱し、土日含めて5日間も病に伏すはめになった。

 明らかに仕事とかいう奴のせいなのだが、じゃあ出社せずに3日くらい寝ていたら治ったかというと怪しい。熱が下がらない俺は結局ほかの医者にかかって、細菌のせいである可能性を考慮して抗生物質を投与され、ようやく平穏を得た。これプール熱とかいう奴じゃないだろうな。プール以外での飛沫や接触での感染が多いとかいうプール熱。改名しろ。

 結局最初に貰った薬はぜんぜん役に立たなかった。いや効いていたのかもしれないが、そもそも人生において「医者が出した薬を全部使いきってもまだ治らない」という事態に今まで遭ったことがなかった。早めに熱が下がらないことを訴えればよかった。

 そしてこの別の医者で貰った薬は、院内処方のくせに1回ぶんの顆粒と錠剤がまとめてひとつの袋に入っている便利パックで処方され超ありがたい。なぜ院外処方の薬局でこれをやってくれないのか。明らかに院内の薬局よりスペースがありそうなのに。パックするマシンが高いのか。

 院外処方だと個人情報や病歴を書く回数が単純に倍になりつらさだけが募る。高熱に喘ぐ俺は自宅の番地を思い出せずにただ熱い吐息を吹き掛けるばかりであり詰んだ。めのまえがまっくらになった。その点院内処方は一度で済むのでまだマシだ。つうか病歴なんかは保険証でアクセスできるようにしといてくれ。黒ローブに身を包んだマイナンバー省の役人が現れて杖の先でフッてするようなシステムにしてくれ。なんで俺は風邪なんかで合計4回も問診票に同じこと書かされてんだ。

 とにかく院内処方サイコーということだけは声を大にして言いたい。そしてこの便利パックにより顆粒と錠剤を同時に嚥下していると娘氏が「アイチャンもおすくり飲む」と羨んでくるので「お薬が甘いのは人生の難易度がイージーな時期だけだよ~~ノーマル以上は苦くなるんだよ~~」と言っているが実はこれけっこう甘い。うまみがある。最高かよ。この風邪はそもそも娘氏から来たような気がするが俺の発症がずいぶん遅かったのでいまいち怪しい。

 このとおり体調が多少良くなるといままで黙ってたぶん饒舌になるが、文章のまとまりとかをガン無視しているため、まだ多少は療養が必要なような気がする。