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◆不定期日記ログ◆

■2011-07-23
司会転生
 話は、らっさんの披露宴の二ヶ月前にさかのぼる。
 披露宴への参加表明をした俺に、ある日突然、らっさんからメールが来た。

 「司会者の打ち合わせは来月上旬だそうだ。どこが良いかな?」

 俺はすぐに返信した。

 「どこもあいてるが9日か10日で頼む」

 我々の間にいっさいの説明や挨拶は不要なのだ。
 こうして俺は、ふたつ返事どころかノー返事で司会を引き受けた。



 7月10日、披露宴の準備に忙しいらっさんを尋ねて、会場入り。
 スタッフの人と打ち合わせを行う。

 披露宴の司会といっても、スデに彼らの本番は親族のみで済ませており、今回の参加者はよく知った友人とその友人のみ。いまさら何を心配する必要があろうか。
 だが最終的な参加者はまだ聞かされていないので、とりあえず席次表を広げ、名前を確認……

 参加者をハンドルネームで書くなー!
 式場スタッフの人も普通に受け入れてるし!
 おまえらスタッフの人にどこまで話してんの!?
 どこまで話してんのおまえらー!!

 『披露宴』……
 披露宴の演出はある意味、その夫婦の無意識の才能だ……
 参加者の中に親族や上司があれば……
 無意識にどこかで「ブレーキ」をかける演出になる……
 だがこいつは「友人のみ」で楽しみ ネタを生きがいにしている……
 だからこんな演出になっている!

 こんな事するとは……
 こいつにはブレーキがない!
 こいつはネタの限界のない男だ!



 無茶振りからスタートしたものの、誰にも遠慮の要らない楽しい仕事でした。
 おめでとう!鯛パイ美味かったぜ!