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◆不定期日記ログ◆

■2006-06-05
ダヴィ・ンチ・コード
 風邪で数日間身動きが取れなかった。
 身動きが取れないなりに会社へは行っていた。
 今では反省している。

 さて、そんなわけでずーっと書けなかった『ダ・ヴィンチ・コード』のお話です。
 文庫本を読み終わりました。映画はまだ観てません。
 「ダヴィチンコード」でググッたらスデに200件オーバー。このネタ破棄。
 …それじゃあできるだけネタバレしないように語るか。

 小説を読み終わってみて一番気になったのは、この物語の主な部分がぜんぜんダヴィンチのコードでない点である。
 ダヴィンチの仕掛けた暗号の話は、作中でのうんちくに使われるのがほとんどで、主となるのは冒頭で殺害されるシオン修道会の偉い人(ヒロインの祖父)が仕掛けた暗号を追う部分だ。
 ダヴィンチが、あるいはシオン修道会が隠した聖杯の話ももちろんそれに絡んでいるのだが、聖杯の正体よりも、ヒロインが祖父から聞き損ねた「家族にまつわる大事な話」の正体のほうに何度も伏線が張りなおされる。

 これダヴィンチの話じゃないじゃん。
 密室からの大脱走から始まって、意外な犯人とか、死んだと思っていた人間が実は!とか、事件解決後に事件の真の姿が明らかになったりとか、ミステリ好きにはたまらない小説じゃん。
 教会の人がマジレスするにはちょっとお門違いだろ、これは。
 マジレスするならもっと聖杯研究を主題にすえた本にマジレスすべきだと思う。
 でもオプスデイの人がマジレスするのはしょうがないかなあと思った。